憧れの食堂列車
久しぶりに上京して、上野駅に行きました。正確には、上野からさらに足を伸ばしたのですが。
常磐線をみて、昔国鉄時代の事を思い出しました。昔は、ポリ容器に入ったお茶と、冷凍ミカンが定番のように売られていて、決して美味いものではないけれど、旅行に行く時は、我が家では必ず買うものでした。買って貰うと、「旅行に行くんだ。」と、気分が盛り上がりました。駅弁を買って貰ったりもしました。
東北新幹線も無かった時代、私は特急の車内食堂に憧れていました。駅弁ではなくて、あの食堂で食べてみたかったのです。
願いが叶ったのは、高校時代だったと思いいます。見た目は、広告の写真と同じでしたが、あんまり普通の味で、拍子抜けしたのを覚えています。期待していた分、味も素晴らしいものかと思い込んでいたのですね。
「期待しすぎると、失望することもある。」と言う教訓を得ました。ちょっとほろ苦い思い出です。
最近、食事を提供する豪華列車の記事を見かけます。心は動くのですが、猜疑心もあります。
ひょっとしたら、気のおけない友達と出かけたら、美味しかろうと、今一つだろうと、後の話のネタになるかもしれませんね。
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