=LOVE 「ラストノート」 歌詞解説

そもそも「ラストノート」とは…?
香水をつけた後2時間〜半日経った後の香りのこと。

きっときっと
私の為じゃない
香水は…

あなたを見るのが辛い なぜ
私は今あなたを必要としたいのですか?

家路急ぐ人と
私はすれ違う
駅の光に吸い寄せられた

→他の人だったらおうちに帰る時間、デートから帰ってくる時間に、電車に乗って誰かの元に会いにいく。こんな時間に呼び出してくるなんてろくな男じゃないはず。少なくとも本命ではなさそうですね…。そんなことは気がついているけど、それでも会いたくなってしまうほど、沼っているみたい。

今日も待っていたの
メイクだってそのまま急に?

→今日も「会いたい」って連絡がくるかなドキドキしながら待ってたんだね…。いつ呼び出されてもすぐにお家を出れるようにメイクも落とさず、準備万端で待ってたの…。

他にも大事な人がいるの?
毒入り林檎は甘い
君が会いに来て
なんて嘘だよ私が会いたい

→彼はいつも私のことを呼び出すだけ。こんな夜遅くに。彼が私以外の女の子と遊んでいることぐらいわかってる。叶わぬハードルの高い恋だからこそ沼ってしまうのかもしれない。私を好きでいてくれるなら、呼び出すだけではなくて会いにきてくれたらいいのにな…。ううん。叶わないと薄々気がついていても私はあなたのことが好きなの。だから会いにいってしまうの。

淡い香り熱い体温に溶けて君がいる
みんなは知らない私だけの香り抱き締められ(抱き締められ)
ダメってわかってる気づいたら(気づいたら)
ラストノートに
恋をしてしまった

→だいぶ前につけた香水の香りはだいぶ薄れている。この香りを知っているのは、この時間に呼び出される私だけなんでしょうね。私にとってはこれがあなたの香り。だけどわかっているこの時間に呼び出してくる男はろくな男ではないし、私は本命ではない。このまま恋をしても幸せにはなれないのに、好きになってしまった。

消えそうなライトに
群がる火取り虫
小さい光
離さないように

→好きになっては行けないと思って、好きと言う気持ちを抑えようとしているのに、抑えられない気持ち。「好き」と言う気持ちを抑えようとしても、彼のことを思い出して好きが加速してしまう様子を、消えそうなライトと群がる火取り虫で表しているのかな?

君から「何してる?」が欲しい
メッセージ 右に傾く
いつからだろうなんて
思っても 私は言えない
待ってるだけよ

→私からのメッセージで埋まる画面。緑で埋め尽くされているのだろう。「返信して欲しい」って言いたいけど、私はそれを言っていい女ではないんだろうな。ひたすら待つしかない。

重い香り 誰が感じているのか今日の夜
泥濘 嵌った私は眠れずに
動けないまま
(動かないまま)
軽い香水で
思い出す
君の温もり

→思い香りは、香水をつけたばかりの時の香り。好きな人の為につける香水。彼は誰のために香水をつけているのだろうか。彼の沼にハマっている私は、その沼から抜け出すことができない。本命女はつけたての香水の香りで彼のことを思い出すのだろうけど、私はあなたにあった後の香りで彼を思い出すんだ。

夜明けの街灯が
私の事指差して笑った
朝に感じるトップノートだって好きだよの真ん中
全部
欲しいのに
誰かをまだ
想ってる君です

→夜に呼び出されて彼の家に泊まった日。朝になって彼は新しく香水をつけた。私のためではない香水。つけたての香りだって好きなんだよ。その香りも私のための香りになったらいいのにな。でも、君の本命は私じゃないから。

淡い香り熱い体温に溶けて君がいる
みんなは知らない
「特別」に酔って
痛くて泣いて

→香水の最後の香り。この香りを知っているのは夜に呼び出される私だけ。この特別な関係。少しでも彼の特別でいれることは嬉しいけど、幸せにはなれないこの関係でいることは悩みも多い。この関係でいることが辛くて泣いた日は何度あることでしょう。そんなことあなたは知らないでしょうけど。

君が
好きよ 夜に会いたくなるのは君だけで
終わりに向かって灰のように落ちる
恋でもいい
(恋でもいい)

→本命ではない、幸せにはなれないとわかっていてもどうしても好きなの。夜に呼び出されたとしても会いにいくのはあなただけだよ。だけどこの関係幸せにはなれない。実らなくても、いい。君からの「愛してる」がなくてもいい、私が好きなだけだから。

私バカみたいだったら
(気づいたら)
ラストノートに
恋をしてしまった

→幸せになれないとわかっていたのに、どうして彼のことを好きになってしまったのだろう。

あなたを見るのが辛い
なぜ今あなたが必要なの?
ラストノートしか知らないままでいい

→絶対に幸せになれないこの恋。それでも好きになってしまったあなたのことを。どうして好きになってしまったのだろう。この苦しさあなたにはわからないんでしょうね。それでも私はあなたのことが好きだから。この関係のままでいいから。これからも少しでもあなたのそばに居させて。

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