夏至🦀のあれこれ：2021.6/21からの３ヶ月

日本は四季があるので本当に分かりやすいのだけれど、夏至は一番陽が長い日でございますな。
夏至は、太陽のパワーが一番強い日と言っても良いと思います。
陽極まって、ここから陰に転じていきます。
夏至は秋の収穫に向けて育っていく時なのであります。

こんばんは。にゃんちーです。
星読み屋さん時々タロット使い。noteは徒然なるままに、筆ならぬ指を走らせよう。（キーボード打ってるわけだし）
さて、今日は星読み屋さんとして書いていきます。

このnoteはちょっと長くなります。
いつも長いけど、もっと長い。すまん。

いざ、行かん‼︎🦀

夏至とは？（毎年恒例の内容）

占星術的な話としての夏至について少し。

そもそも春分・夏至・秋分・冬至と４つの転換点があります。
これを二至二分（にしにぶん）と言います。これらは春分をはじめとして、起承転結になっている。

起：新しい命が芽吹くスタートの時。
承：芽が育っていく成長の時。←ここ夏至
転：実りを迎える収穫の時。
結：終わりを迎える到達の時。

夏至から秋に向けて、伸びていくパワフルな時期に入るということです。この起承転結を全部説明していると長くなるので、夏至に絞って解説します。

夏至は蟹座。
ここから秋分までの３ヶ月なので、蟹座・獅子座・乙女座の期間をさします。この３星座は、自分とその周りという世界観。蟹座が家族なのですが、家族とか友達とか、自分にとって身近な人間関係がテーマです。
自分を中心とした広がりの中で、色々なことを学んでいくのがこの期間です。蟹座の安心感・愛情・共感、獅子座の自己表現・楽しみ、乙女座の自己管理。こんな具合です。乙女座で一度、自分という一個人が完結します。

ちなみに夏至をはじめ二至二分、つまり季節の始まりは全て活動宮の星座です。活動宮（牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座）というのは、始まりであり、自分から動いていく資質を持つ。ここからの１ヶ月、蟹座月間は自分からアクションを起こす事が大切になってきます。
しかしそうは問屋が卸さないのが、今年の夏至の特徴でもあります。詳しくは後ほど。

今年の春分のアセンダント（日の出地点）と、夏至のアセンダントが同じです。ということは１年を通して、そして夏至で再びそこが強調されることになります。

あ、そうだ。
春分は１年の雰囲気になります。
つまるところ春分の雰囲気の上に、ミルフィールよろしく夏至の雰囲気が重なるということになります。

春分のおさらいも、是非。

夏至直後の星模様

6/21のお昼頃、太陽が蟹座に入ります。ここが夏至。

ここから星の節目も多くて…

・6/21夏至から木星が逆行します。
・6/23には逆行している水星が、順行に戻ります。
・6/25には山羊座で満月を迎えます。
・6/26には海王星が逆行します。
・6/27には金星が獅子座に移ります。

なんか、怒涛。

夏至の全体像

さあ、本題の夏至の話をしよう。

春分や夏至のホロスコープは通常、国家の運気や社会情勢を読むために使われます。
この読み方をする場合、太陽は国家元首あるいは政府を、月は国民を意味します。

今年の夏至の特徴は、太陽と月のギャップの激しさ。

私は個人への影響を読み解きたいタイプ。そして占いは日常的に使えてなんぼと考えているので、予言的なこと・社会的なことにはあまり触れません。
（あんま興味ないだけっす）

で、今回の夏至ですけど、太陽は木星と手を繋いでおり、寛容でゆるゆるな雰囲気。
一方で月は、グランドクロス（十字架）と呼ばれる配置に絡んでいるため、動くに動けねぇ…そんな甘くねえよ…みたいな雰囲気。
（お察しいただけただろうか…笑）

▶︎どこからともなく来る動けない感じ…

夏至のこの日から木星が逆行すること、すでに逆行中の星が多い。
そのため、なんかうまく進まないと感じやすいかも。

それでいて、先に書いた通りグランドクロスという配置。
グランドクロスという名の通り、星と星の連携（専門用語でアスペクト）によって、ホロスコープに十の字が出来るのだよ。

しかも不動宮（牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座）にいる星たち（天王星・火星・月・土星）で。
これもまた字のごとくですが、不動です。
固定宮と呼ばれることもあって、動かない。１つのことをじっくり着実に進めて、固めていく性質があるのが、この不動宮の星座たち。

動けなくても、しょうがねーべ！
そういう時。
だけど、我らに背負わされし十字架にかかった鍵を解く方法はあるんだと思う。
（中二病的な言い回しになってしもた…）

▶︎月のまわりから分かること。

月は蠍座の2ハウス。

月が絡んだグランドクロスの全体的な雰囲気は、どうなるか分からない未来を考えて不安でいっぱいって感じ。

ただでさえ、これからどうなっていくのか分からないところに、突拍子もない出来事で急な変化が起きそうな星の配置でもある。
自ら変わりたいと考えるよりも、変わらざるを得ない状況にさせられるというような。

そういう意味では、掴み所がない。
バキッとインパクトの大きい出来事によってガラッと変わるというより、いつの間にかヌルッと変えさせられていた的な。
（擬音語ばかりだけどニュアンス伝わるかしら…）

動こうと思っても、なかな動けない。
かといって急な変化に対して、変わりたくないとも感じたり。
動くの？動かんの？変えるの？変わらないの？どっちなの！？と相反する気持ちが拮抗するのかもしれない。

葛藤が多いからこそ、流されがち。
想定外なことに戸惑い、振り回されがち。

でもそこは気をつけたい。
蠍座なので、自分の気持ちを奥の奥の奥の方に隠しがち。
隠しているだけで、自分の気持ちや価値観はちゃんと持っているはず。
自分の気持ちを引っ張り出していこう◎

今この瞬間、自分だけ我慢すれば良いと安易に考えないこと。
いっとき我慢したところで、後から噴火するんだから。（という星の配置）
我慢すればするほど怒りは膨れ上がりそう。興奮すると衝動的な行動にでてしまいそうなので、注意が必要。怪我も気をつけてね。
何より、自分の気持ちをしまい込むべからず。

蠍座って1人で抱え込みがちなところがあるんだけど、みんなも同じだよって星の配置にも見える。
不安なのは自分だけじゃない。
みんな、不安な気持ちを外に出さないから、分からないだけでさ。
不安を吐露することも、誰かの不安を受け止めてあげることも、大切な時期なのかもしれないねー。

今年はどうしても人間関係での学びが多いであろう1年。
この夏至も同じく。

月がいる2ハウスは経済的な場所でもありますが、個人の価値観を意味する場所でもあります。
そういう意味では、自分の価値観を変えるというのも一手。
変わりたい方に変わっていけば良いだけの話だけどね◎

人間関係で言えば、苦手だからといって一蹴しないこと。
決して、四の五の言わずに苦手なタイプを受け入れろという意味ではなく。
本当はさ、苦手と感じること（＝気持ち）と、相手に対する態度（＝行動）は別物じゃん？　
気持ちと行動は切り分けて考えたい。

苦手な人を無理に好きにならなくても良くて、相手の良いところや、尊敬できるところもあるかもしれない。自分にとって学びになるところもあるかもしれないよ、と。

自分の感情は一旦置いておいて、相手のことを客観的に見ることが大切なのかもしれない。
いいんだよ、嫌いなもんは嫌いなんだから！わっはっはっ。
それとこれは、話が別だ。ね。

月絡みで全体的に言えることだけれど、自分にとっての「真実」を見つけていくことが大事。
蠍座は自分の奥深くに潜っていく力が強い。
事実は１つ。
でも真実は人の数だけある。
自分にとって本当のこと、本物を見つけていこう◎

この流れで言えば、もっと自分だけの価値観を大切にしても良いかもよってところでしょうか。
普通は〜とか、常識的には〜とか。流行とか、そういう既製品のような価値観じゃなくてさ。

ぎょえー、長い。
はい、次！

▶︎太陽のまわりから分かること。

冒頭にも書いたとおり、太陽と木星が仲良しこよし。
木星は発展と拡大の星と言われますが、広げる力を持っています。
ここから季節もちょうど実りの秋に向かっていきますが、まさに木星が発展＝育ててくれるような星の配置です。

夏至のこの日から木星逆行するので、木星のご加護は感じにくいのかもしれない。けれど、水面下で木星の加護があると思うぞ！

ただし木星が逆行すると、緩みすぎる、寛容というよりだらしない感じになりやすいので、お気をつけて。
畑の世話しないでゴロゴロ寝てて、豊作ってことはないからねー。

さて、太陽は蟹座の9ハウス。
学びの場所にいます。意欲的だね。
水星も同じく9ハウスにいることもあって、学びへの自己投資は良いと思うぞ◎
・資格取得など専門的な知識や技術を習得していくこと。
・教養を身につける。
・自分を高めていくような学びをする。

など。

ここから3ヶ月の学びによって、人生変わったかも！？と後々思うようなものに出会うこともありそう。
実際に人生そのものが変わるというよりは、学びを通して価値観に変化が起きたことで、結果的に人生が変わっていくような。
人生観が変わると言っても良いかもしれない。
9ハウスって、精神性が高いというか、高尚な学問のエリアなんだよね。哲学とか心理学とか。

蟹座だったり、木星の絡みもあって、感性を刺激されるようなものへの興味関心が増すかもしれない。
蟹座は「真似て学ぶ」を地でいく星座。誰かに教えを請うのも良さそう◎

蟹座期間はいろんな意味で吸収率も良いと思います。いろんな意味で…
食べ過ぎには気をつけようね。でも夏だし、食べないと体力落ちちゃうし、バランス大事です。

▶︎この3ヶ月のテーマ（アセンダント）

アセンダント（日の出地点）は天秤座。
春分と同じなので、引き続き春分のテーマがダブルで強調されるような感じになります。
ここは春分のnoteとほぼ一緒なので、簡潔に。

天秤座なので、やっぱりバランスは大事◎
それから客観性。
それは他人や物事に対してでもあり、自分に対しても、です。
自分を客観的にみれるようになることと、自立・自律に繋がっているのだと思う。

このアセンダントがある場所の意味が、月と太陽のところの話に繋がっていきます。
（読んでて、すげーな、って思った。）

アセンダントがある場所の意味は、自分特有のものの見方を外す、ということ。

自分のものの見方って、そもそも偏見。
その偏見を手放して、人や物事をそのままに見ることを必要とされています。

さらに、その上で、自分の持っている知識や情報、才能や能力を誰かのために活かしていくことが求められます。
相手が受け取りやすい形で渡すということ。
あれかもね。相手が何を欲しているのかとか、まずは相手や状況をきちんと知ることからなんだと思う。

▶︎その他諸々（終わりにかえて）

細々したことを、ザーッと！

これが絶対とか正解とか、無難な答えはない。
ゆえに、心の拠り所がないor分からないと感じるかもしれない。
けれどその答えは、他ならぬ自分が持っています。

厳しめなことばかり書いている気もしますが、ちゃんと楽しみもあります。
春分からの3ヶ月よりはマシな程度ですが。
アートや音楽、映画など、感覚的なものとの相性が良さそう◎
言葉にならない感覚、琴線に触れるものなど。そこでキャッチした感覚は大切に。

自分の深いところ見つめるキッカケにもなりそう。内省というほど内向きの期間ではないけれど、先の蠍座の話じゃないが、自分の奥底と繋がることで、思わぬ発見があるかもしれない。
結果として、自分の価値観や意識が変わるような。

これで最後だ！
太陽・月・木星で水の星座たちで正三角形が形成されています。
太陽は蟹座。月は蠍座。木星は魚座。
この三角形は調和的で優しい。
（グランドクロスとは大違いだぜっ）

だいぶん、ウルウルしている。潤い祭り。
ここからの3ヶ月は、水の星座の要素が響いていきます。
いつぞやのnoteに書いた気もしますが、風の時代に移り、風が吹き付けて乾いた大地。そこへ、潤いをお届けしまーす！ってイメージです。
やっぱり、人には心があるし、感情もあるよね。
気持ちって大事よね、優しさも大事よね、みたいな。

こんなもんかな。

以上！

したらばまたにゃーん。

＜p.s.＞
スタエフは撮れたら撮ります。ごめんなさい。
一気に書き上げたので、抜けがあったら書き足すと思います。
間に合わせるー！的な勢いだけで書いたので、話があちこち飛んでて申し訳ない。

いつも読んでくださる方、本当にありがとうございます◎

あ、夏至（6/20夜から6/22夕方頃までの間）は、日光浴とは言わないまでも、太陽の日差し浴びると良いよー！
自分の太陽エネルギーの充足になると思うし。
占星術的には太陽＝自分だから。

ほい、今度こそ終わり！
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。