金沢巡り - 中日本ぐるっと旅行2022 #3
富山から金沢に到達した。当初、金沢には長居する予定ではなかったが、予定を再調整したところ一泊する猶予ができた。ので、一日金沢を観光してみることに。
ゴールドカレー
「金沢カレー」というカテゴリがあり、ゴールドカレーはその代表的な店舗の一つである。ステンレスのプレートに、キャベツと薄いソースカツ、ドロッとした濃い色のカレーが特徴である。が、今回はカツが乗っているものではなく、牛すじカレーを注文。理由はメニューを見た時に一目惚れしたから。
非常においしかった。カレーを待っている間、カウンターから厨房を拝見していたのだが、オムカレーが非常に美味しそうに見えた。次回は注文したい。
金沢城跡
金沢の観光地として著名な兼六園。その隣には金沢城跡がある。いや、むしろ金沢城の外郭に兼六園が造営されたと言った方が正しいだろう。
金沢城公園は広く、城の規模の大きさを窺い知ることができるが、天守閣はない。というのも、建てて20年足らずで落雷により焼失してしまい、それ以来再建されていないのだという。
写真の通り広大な原っぱがあり、寝転ぶと気持ちが良い。ただし、レジャーシートなどあった方がもっと快適だっただろう(芝が尖っていて痛い)
湿生園
ミズアオイとショウジョウトンボ。
天気も良くなかなかに暑い日だった。
亀甲石
水に親しむ亀を表し、防火の願いが込められているらしい。金沢城は多種多様な石垣がある。
内堀
五十間長屋
2001年に復元されたもので、後述の三十間長屋よりもだいぶ綺麗な佇まい。五十間はおよそ91m。長い。
三十間長屋
三十間と言いつつ、現在の長さは26間半とのこと。48mくらい。
五十間長屋の半分よりちょっと長いくらいの建物だが、1858年に建てられたもので、歴史の深さが佇まいから滲むよう。国の重要文化財に指定されている。
よく見ると写真右手側に屋根が綺麗になっている部分がある。改修されたのだろうか。
鶴丸倉庫
1848年に竣工したもの。こちらも重要文化財。
城郭内に現存する土蔵としては規模が大きく、価値が高いとか。
石川門
前述の大火災で全焼し、その後修理を重ね、現在の形になったのは1959年だそう。こちらも重要文化財。
石川門からは石川橋を経て、兼六園方面へアクセスすることができる。
石川橋から。道路が茶色いのは消雪パイプのせいだろうか。
兼六園
日本三名園の一つに数えられる兼六園にやってきた。特に予習なくやってきてしまったが、こういった場所はあらかじめ歴史や特徴などを知ってから来た方が、見える景色が増えて面白いものである。
霞が池と内橋亭
いかにも池泉庭園らしい景観で、自然な感じである。
地方都市という感じの景観。
根上松
でかい松。実物はなかなか大きく、迫力がある。剪定のおかげか形も美しい。
一眼を持った人たちがデカい望遠レンズを同じ方向に向けていたので、何があるのかと目を凝らしてみると、遠くにカワセミがいた。(実は上の写真に写っている。みつけられるかな?)
私は標準ズームしか持っていなかったので混ざることは叶わず。
噴水
この噴水は、先ほどの霞が池を水源とし、池との高低差により噴き上がっているものだそう。静的なものをずっと見てきたので、動きがあるだけで面白く感じる。
ひがし茶屋街
兼六園を出てやや北に進むと、ひがし茶屋街がある。重要伝統的建造物群保存地区であり、江戸時代後期から明治初期にかけて建造された茶屋街がそのまま保存されている。
ちなみに、対をなすように西にも茶屋街があることを、私はつい最近(旅行から3ヶ月近くが経過してから)知った。
火事でも起こればひとたまりもなさそうな伝統的家屋が立ち並んでいる。着物を着ている人もおり、適当に写真を撮るだけでかなり画になる。でけえカメラ抱えたクソオタクが侵入していい場所なのだろうか……(不安)
なんでもない平日だがそれなりに人がいる。私と同じ、夏休みの大学生だろうか。
ちなみに、値段設定は高め。ビジュアルの良好な甘味が多くあり、インスタ映え狙いには良さそう。私は風景だけ食べて撤退した。
と、金沢観光はこんな感じだった。夜はホテル近くの居酒屋にて美味しい鮮魚とお酒をいただき、大満足。惜しむらくは兼六園の予習が不十分だったところ。こう言ってはアレだが、兼六園は若者が楽しめるようなインパクトのある美しさではないと思うので、予め庭園の歴史やなにがしを学んでおいて、目に見えない風景を楽しめるようにした方がいいと感じた。
さて、翌日からは大移動。天橋立に油を売ってから一気に大阪を目指す。
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