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荒井ゆたかと、みんなで、つくりたい世界

トクトクトク。

2021/7/9 AM3:22、まだ3時間も布団に入ってないのに目が覚めた。

昨日札幌に入ってから、今もまだずっと胸がドキドキして落ち着かない気持ちです。

秋に衆議院選挙があるときに、「学校を変え、教育を変え、日本を変える」と覚悟を決めて政治の世界でチャレンジしようとしている荒井ゆたかさんを全力でサポートするために、6月末で3か月働かせていただいた会社をやめて札幌に飛んできました。

いまここで感じている気持ちと想いを忘れないように、noteに書いておきたいと思います。


能ある鷹が爪を隠さなくてもいいようにしたかった

子どもが夢にワクワクして、夜も眠れない。そんな社会にしたい!

大学生のころ、高校生が自分を信じてなりたい自分になるために一歩踏み出すお手伝いをしていました。

昨年度は東京の部屋を解約し、スーツケースをコロコロしながら北は北海道から南は鳥取・広島まで地方を行脚し、各地の高校や教育系の団体と一緒に高校生向けにイベントや合宿を企画して回りました。

(詳しくはこちら。歌わない踊らない会いに行くアイドル~にゃんます大作戦~)

大学5年間でのべ4000人以上の全国の中高生とお話しました。

日本の子どもは自己肯定感が低いとよく言われています。その統計データの言うごとく、すごく優秀な子も、熱中できるものがある子も、どうしても救いたい人がいる心の優しい子も、みんな「自分なんて…」って言うんです。

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自分なんか頑張ったってどうせダメだし。頑張って失敗するくらいなら、頑張らないほうがいいじゃん。本気になって頑張ってもダメだったら恥ずかしいし。

そういって、夢や希望、ワクワクする本当の想いにフタをしてしまいます

自分が大事にしている想いをなかったことにするのは、もったいないし、何よりそんなの許しちゃったら自分がかわいそうだよ…。

そう思ったのが、この活動をやっていた理由です。(あと、後輩とお話するのがとっても楽しかったから!)


能ある鷹は爪を隠すっていうけど、爪は隠し続けていたらいつか腐ってなくなってしまうよ。でも、爪を見せて、本音で生きるのって傷つくかもしれないし、怖いよね。だから、その爪を見せても大丈夫と思える、本音で付き合える仲間を見つけようね。そして、爪を出せるところでは、ちゃんと出すんだよ。

かつて私が高校生のころに大学生からもらった大切な言葉。

出会う生徒さんたちにこの言葉を伝えながら、自分の持っている爪は何か、その爪とどう向き合いたいのかを問う機会を作り続けてきました。


教育を変えるなんてできっこないよ

昨年秋、この活動をこのまま続けるのか、就職するのかとても悩んでいました。というのも自分がしていたことが、本当に未来に良いことをしているのか自信が持てなくなっていたからです。


自分がやっていたことが受験や競争社会の中に高校生たちを追いやることに加担しているんじゃないか、と…。


私が一緒に時間を過ごした高校生のみんなは、本当に頼もしかったです。

時にみんなの前で覚悟を決めた顔つきで、時に泣きながら、時にこっそりささやくような声で、夢を、想いを、決意を語ってくれます。

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その後1年、2年と本当に頑張って、夢を叶えるために努力をして、中にはその後どうなったのか教えに来てくれる子がいます。

これまで大きなチャレンジをしてきたその子たちの勇気と行動を心からリスペクトし、さらにそれまでの困難とかを想像しちゃったらもう想いがあふれて。

「よく頑張ったね~‼‼うれしいよぉぉぉ」と食ってかかるような勢いでぎゅーっとハグして、エンエンと(私が)泣きながら今日この日までどんなことがあって、どう感じたのかを聞かせてもらうんです。

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↑嬉しすぎる数年ぶりの再会!

中には結果が伴わなかった子もいるけれど、自分の想いに素直に頑張ってきたその過程が本当に素晴らしいと思います。きっとその過程で多くのものを学び、次のチャレンジに生きる糧になるはずです。


でも、結果がでなかった子が、私に数年ぶりに話をしにきて、

「あんなに応援してくれたのに、にゃんますさんすみませんでした」

って謝るんです。申し訳なさそうな顔をして。


私はこうして謝られるのがすごく悲しいです。

私の伝え方なのか、その子のおかれていた環境なのかが、頑張ったのにも関わらず結果が出ないと負い目を感じさせてしまっているのではないか、と頑張ってきたその子に対してとても申し訳ない気持ちになります。


合宿やイベントという非日常な空間で私と生徒さんは出会います。

でも彼ら彼女らはその後日常に戻らなければいけません。

日常には、今まで通り「頑張るのがダサい」と言っている友達や、「黙って言うことを聞いていればいいんだ」という大人が待っています。

素晴らしい取り組みをされている高校も増えているけど、まだまだ現状は偏差値一辺倒の指導がなされ、みんなが同じことをするのがよいこととされています

いつも成績表の数字で判断され、先生や親の言うことをきく従順な生徒がよいとされる。

どんなに生徒さんが自分の想いを大切にしたいと思っても、その子を囲う周りの環境が、「一般的にいいとされるレール」に乗るための競争社会だったら?画一的な価値観だったら?

その想いを貫くことはとても難しいと思います。

そして、自分と向き合って挑戦した真面目な子ほど、その想いを貫くために苦しい想いをしたり、思う通りにできない自分を責めたりします。最悪生徒が自殺してしまったり、いじめにつながるケースもあります。

先生が悪いのかというと、そうではありません。先生も過労死するほど早朝から深夜まで働いています

保護者とのコミュニケーションも大変です。私の担任の先生は、毎日生徒の親に呼び出されては親に命じられて生徒の前で土下座をしているそうです。(どのクラスにも1人2人はそういう親御さんがいるそうです。生徒さんはどんな気持ちでその土下座を見ているのでしょうか…)

先生のうつ病の問題も深刻です。

そんな先生たちにこれ以上求めることは、私はできないと思います。
また、それでも一部のやる気のある先生が生徒のためにと様々な企画をしても、「これ以上仕事を増やすな」と周りの先生から白い目をされたり、いじめにあうこともあるようです。

困難校と呼ばれる学校の問題も見逃せません。例えば、私の育った地方の困難校では、女子生徒の1/3が在学中に妊娠をして退学を選択しています。

他にもまだまだたくさんある、現状の課題。


毎回私が栄養剤のように特別な機会をコツコツ設けても、結局学校という、日本の教育という大きな大きな壁には逆らえなくて

その壁をどう乗り越えられるのか、当時の私にはわからなくて。

ひどく無力な自分を痛感して、私は秋から高校生と話す気持ちが起きなくなり、そうした活動をやめる選択をしました。

そして就職をすることにしました。


変わらないといわれた学校を変えてきた人

6月、お世話になっているとある方から人を紹介されました。

「にゃんますさんと絶対波長が合うこと請け合います。」

なんて言ってお繋ぎいただいたのが、荒井優さん(以下ゆたかさん)。


ゆたかさんは、「ソフトバンク社長室(東京)→東日本大震災復興支援財団専務理事→札幌新陽高校校長→東明館学園理事長」という謎の経歴を持ち、過去5年ほど、経営難にあえぐ高校をV字回復させ、生徒も職員もワクワクする学校をつくってきたそうな。


これまで「学校は変わらない」と言われ続けてきた学校現場を、意志を持って変えてきたゆたかさんが、今度は「日本の教育は変わらない」という不可能をまた覆そうと、政治の世界に進もうとしているとのこと。

その右腕を探していて、「にゃんますさんどうですか?」というお誘いでした。

これまで公教育なんて変わらないと思っていたから学校現場ではなくて学校の外で機会を作ろうと頑張っていました。だからぶっちゃけ公教育に関心はほぼありませんでした。

「素敵なお話をありがとうございます!」なんていってしばらく適当に流していたのですが(ごめんなさい…)、私のことをよく見てくださっている方の言うことだし、とりあえず話をきくことに。(偉そうでごめんなさい…)


初めましてのゆたかさんはとっても朗らかで、よーく私の話を聞いてくれました。どっしりと構えているゆたかさんは、安心感のある、みんなのお父さんみたいな優しくて大きな器を持っている方に感じました。


そんなゆたかさんは、こんな考えを話してくれました。

不可能を可能にするためには、みんなが強く願って、意志を持って行動することが必要。みんな教育を変えたほうがいいと思っている。子どもが未来に希望を持てる国を作りたいと絶対思っている。その願いを実現するために、みんなが重い腰をあげて、教育は変わると信じて行動するとき、その願いは実現する。


ゆたかさんは、日本の学校が、教育が変わることを心から信じていました。教育をどう変えていくかというビジョンと、強い意志を持っていました。


日本の教育に明るい未来なんかありえないとあきらめていたのに、なんだかゆたかさんの話を聞いていたら実現しちゃうような気がしてきました。


私もゆたかさんと一緒に、教育を変えたいと願うみんなの想いが一つになって、現実を変えていく物語の一部になりたい

「強く願って、意志をもって行動する」を、私が体現することがこの物語を小さくでも1ページ進めることになるはず。

ゆたかさんと話して感じた気持ちに素直になって、信じて、やってみよう。


そして、その後すぐ、どこに住んで具体的に何をするのかさえ決まっていない中で、「会社をやめます」とお伝えしちゃい、この6月にまだ3か月しか勤めていない会社をやめちゃいました。(…無鉄砲‼笑)

(背中をおしてくださった会社の皆様には感謝しかありません。恩を仇で返すようなふるまいをお許しくださり本当にありがとうございました。絶対どこかで恩返ししたいです。)


ゆたかさんと、みんなと、作りたい世界

昨日札幌でリアルゆたかさんに初対面し、みんなで一緒につくる未来を描きました。

それは、選挙を通じて、教育を変えたいと願う日本全国の人と一緒に大きなムーブメントをつくろう!というもの。

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↑井戸端作戦会議は、通りすがりの学生なんかも引き留めてみんなでワチャワチャやります笑 


私を含め、多くの人は教育を変えたいと願っても、行動として何かを起こすことはありません。

この前の都議選の投票率は42%と過去2番目に低い投票率でした。

どうせ選挙に行っても何も変わらないよと思う気持ち、よーーーーくわかります。

そういう、何か特別な活動をしているわけでも、とりわけ政治に関心を持っているわけでもない国民の約半数の人を今回たくさん巻き込みたいんです


普段普通のお母さんをしているけれど、自分の子どもの学校が心配。自分の子どもが不登校だけど、この日本の教育制度の中で育てることに不安がある。もっと楽しそうにのびのびと育ってほしい。


いつもは学生をしているけど、高校の頃の学校の在り方に疑問をもっていた。自分が将来子どもを持つなら、もっとワクワクする学校に自分の子どもを通わせたい。


自分はもうおじいちゃんおばあちゃんになったけど、日本の未来の希望である子どもや孫が笑っている未来を残したい。


選挙というイベントをきっかけに、そんな「普通の人」が主役になって、自分たちが願っている未来を、実現に向けてアクションを起こして自分たちで創り上げる最初の一歩にしたいんです。


仮に、その人がゆたかさんの出る選挙区に住んでいなくても、その近くに住む友達はきっといるはず。例えばその人に、

「普段はこんなことしないんだけどね、今日はお願いがあって電話しちゃったの。
あなたの選挙地区で頑張っている荒井ゆたかさんが、学校改革をしようと政治の世界でチャレンジしようとしているんだ。

ゆたかさんは私たちの教育を変えたいという願いを受け止める覚悟と自信はあるって言ってて、私はそれを信じてみたいと思うんだ。でも私には選挙権がないの…。

でも何か行動を起こさないと変わらないから、子どもたちの未来をよくするためにできることをしようと思って、今日勇気を出して電話をかけたの。

彼の想いのこもったnoteをあとでLINEで送るから見てみて。それで、私の想いもこめて応援してくれたら本当に嬉しいです。お願いします…。」

って、電話をかけてくれる。


こんな風に絶対無理だって言われいる問題に、敵味方とか関係なくみんなで立ち向かおうと決めて、みんなで勇気を出して行動を起こす

そんな瞬間を、日本のあちこちで起こしたいんです。


そして、圧倒的な票数で、ゆたかさんを政治の世界に送り出したいんです。

みんなの願いと一緒に。

こんなにみんなが願っているんだよってメッセージを添えて。



みなさんへのお願い

何かのご縁でこのnoteを読んでくださった方にお願いです。

まずは、荒井ゆたかのnoteを読んでください。

どんな思いで、今回のチャレンジをしようとしているのかを文字から感じてください。


心が震えたら、ぜひ一緒に仲間になって活動したいです。messengerこちらのアカウントに連絡をください。一緒に最高にワクワクする大作戦会議をやりましょう!


そして、最初のアクションとして、ゆたかさんのnoteを北海道に住む友達や、自分の周りの教育に関心を持っている人に届けてください

普段SNSはしているけど、見るだけの方も多いと思います。ぜひいいねを押してください、シェアをしてください。
いいねもシェアもコメントも、全部私もゆたかさんも見ています。

とにかくまずは、一緒に未来をつくる仲間が欲しいんです。だから、仲間がいるんだって思えるのはとっても心強いし、一緒に活動できるってなったらとてもとっても嬉しいんです‼
いいねもシェアもコメントも、全部「仲間だよ」っていうメッセージだと受け取れるから嬉しいんです。


ゆたかさんともぜひ話してみてほしいです。
これから気軽にゆたかさんと話す場所もつくります。

まずは直接話してみたい、話を聞いてみたい人も連絡をください!興味を抱いていただき、どんなことをお考えか聞かせていただけるのはすごーく嬉しいです‼


どうか、ご自身の願いをご自身で創り上げるための、最初の一歩を、アクションを、一緒にとりませんか?
大丈夫です、絶対楽しくなるから!最高の夏になりますから!増子が保証します!〇



フィンランドでの留学に想いを馳せて最後に。

ゆたかさんのnote、熱すぎる想いはトータルで6000字を超えていて、スクロールが大変でした。

結構書くこと限定して書いたはずなのに、私は7000字超えちゃったよ…笑


ゆたかさんはnoteを書きながら泣いて、書き終わったらワクワクしてきたって書いてありました。私も同じくで、みんなで作りたい世界を打っていたところで、未来を想像しはじめたら泣けてきました。

行動をおこすって、勇気がいるし本当に難しいこと。それを日本全国でやろうという試みは馬鹿げたものなのかもしれません。

選挙が終わってからやるほうがいい、という意見もあると思います。


それでも、私たちはやりたいんです。
それは、選挙の目的が当選ではないから。
教育を変えるためのムーブメントを起こすことが一番の目的だからです。

選挙をなめているわけではもちろんありませんが、私たちのゴールは「自分たち全員の力で教育を変えた」という経験を、感動を、みんなで共有することなんです。


私が文科省の留学プログラム、トビタテでフィンランドにいったのは3年前の夏。
教育で有名なフィンランドは、学校現場あがりの元教師オリペッカ・ヘイノネンさんが教育大臣になって教育大改革を進め、今の有名なフィンランドメソッドの土台を作りました。(その時御年29!!)

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↑トビタテ2次面接で使った手作り資料。オリペッカさんイラスト描きました笑


日本では年齢を重ねて偉くならないと社会は変えられない。あとどれだけ待てばやりたい仕事ができるんだ…

そう絶望していた当時20歳の私は、オリペッカさんが若くして教育を変えたということに衝撃をうけ、無理なんてことないんだと、若くたって社会を変える力になれるんだと感動しました。

オリペッカさんのなさった一連の改革は、90年代につくったとは思えないくらい未来志向の教育方針を掲げていました。
「ちょっと私、オリペッカさんの作った教育を見たいわ!オリペッカさん会いたいわ!!!」となり、トビタテを通じて留学にいきました。(留学体験記はこちら


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↑フィンランド年に1回ある教育の祭典でオリペッカさんのイベント登壇さらた際に「日本の教育を変えるためにオリペッカさんに会いに日本からきた‼」というプラカードを作って最前列の真ん中を陣取り、自作プラカードを持ちニコニコと首を縦に振りまくりながら講演会を聞き、そのまま突撃!
結果、教育庁に呼んでもらってインタビューできたました〇笑
(なお講演はフィンランド語だったので1ミリもわかりませんでした)
(その日のフィンランド教育庁のTwitterに私のニュースが書かれましたw)


オリペッカさんが就任した1990年代のフィンランドは大不況。

「小さなフィンランドを立て直すには、人に投資をしなければいけない。」そう判断したフィンランドでは、それまでの管理型の教育を大きく変えます。

従来の教科学習ではなく課題を解決するために5教科を活用する授業スタイルや、ITの活用や外国語の習得など世界に通用するスキルを身に着ける内容にシフトチェンジ。また、子ども一人ひとりにもっと目を向けられるようにとクラスの人数を少なくしました。

さらに、先生の地位を高め、現場に大きな権限を渡しました。先生は子どもを教えるために学ぶ時間も確保され、制度も整い、教えることに集中できるようになりました。

そして、子どもが自分に自信をつけられるようにと自分を大切にし、友達を大切にできるようにとメタ認知を促す関わり方も学校生活に取り入れられました。

他にもたくさんあるこれらの大変革は、国全体で教育の重要性に気づき、みんなでそれを実現しようと意志を固め行動したから達成されました。

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↑フィンランドの公立小学校の様子


ちょっとフィンランドより遅くはなるかもしれないけど、私たちだってできるはず!!だって同じ人間だもの!
そんな日本の教育の歴史的な瞬間を作れるって、楽しみでワクワクします!


書き始めたころは真っ暗い夜だったのに、気づけば太陽がすっかり昇っています。もうすぐMTG始まるぞ~!

これから、いろんなことが待っていると思うけれど、今日書いた気持ちを忘れずに走り抜けますように。

さあ、今日も1日頑張るぞ!


お読みくださりありがとうございました!(7600字超えちゃった笑)

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2021/7/9 8:09


2021/9/29 追記

大変だなぁと思うこと、ココロが折れること、傷つくことが多くて、「何のためにやってるのか分からない」とこのnoteの公開をやめちゃってました。

が、大好きな大好きなETICの内野さんのnoteを見てもう1回初心を思い出しました。

MAKERSに集まるみんなは、それぞれが自分の理想を持っている。(中略)僕は少なくともMAKERSの期間は、世の中のトレンドはどうだからとか、マーケットの規模がどうだとか、そんなことは気にしないで、大いに青臭く理想を追求してもらいたいと思っています。

不器用にも、転びながらも、大いに青臭く理想を追求しよう、最後までがんばるぞ!

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