京成杯オータムハンデキャップ2023分析
皆さんどうもニャン競馬のニャン太郎です。
まだまだ猛暑が続いていますが今週からついに秋競馬が開幕します。
ここはG1シーズンに勢いをつけるという意味でも当てたいです。
今回は京成杯オータムハンデについて私なりの見解を述べたいと思います。
結論から申しますと京成杯オータムハンデは『非根幹距離実績(特に1400m実績)がある馬に注意せよ!』です。
【※非根幹距離:400mで割れない距離のこと】
まずは過去5年の平均ラップを見ていきます。
【12.4-11.0-11.2-11.6-11.4-11.4-11.5-12.0】
これだけ見てもイメージがつきにくいと思うので同じ秋に行われるマイル重賞である富士Sの平均ラップ(過去5年分)と比較します。
富士S(東京1600m)
【12.2-10.9-11.5-11.7-11.8-11.3-11.5-11.8】
京成杯AH(中山1600m)
【12.4-11.0-11.2-11.6-11.4-11.4-11.5-12.0】
走破タイムこそほぼ同じですが京成杯AHは中間ラップが緩みにくいというのが一目でわかります。
さらに残り4F地点からペースアップするというなんともタフな仕様。
最後も急坂があるにもかかわらずそこまで減速しておらずハイレベルなスピード持続力が問われるレースです。
ではなぜ京成杯オータムハンデはこのようなレース質になるのか?
理由としてコース形態と馬場状態があげられます。
中山競馬場は小回り・直線が短い・JRA屈指の高低差など他の競馬場に比べトリッキーなコースで有名で一部の馬場状態を除き、基本的に外を回るのは不利な傾向です。
そのため各馬が少しでもいいポジションを取ろうとするのでおのずと先行争いが激化する傾向があります。
さらに中山1600mはスタートから3コーナーまで下り坂となっておりスピードが出やすい形状であることも超高速ラップに拍車をかけています。
また9月の中山競馬場は野芝のみで構成されており非常にスピードが出やすい馬場状態となっているのも特徴です。
結果として最初から最後まで超高速ラップが続く究極の持続力勝負となります。
ではなぜ非根幹距離実績【特に1400m実績】が重要なのか?
答えはシンプルに根幹距離戦に比べ非根幹距離戦は中盤が緩みにくいレース質だからです。
その中でも1400mを強調した理由は今回求められるのはただの持続力適性ではなく『超高速』の持続力適性だからです。
実際過去5年において
①1400m勝利実績馬が4勝。
②例外のファルコニアは1400m実績はなかったものの非根幹距離で勝利・重賞でも馬券圏内実績があった。
以上の点から今回狙ってみたい馬の条件は
・1400m勝利実績あり
もしくは
・非根幹距離で勝利かつ重賞で馬券圏内実績あり
である。
現時点での注目馬は2頭。
1頭目はメイショウシンタク
①5勝中4勝が非根幹距離であるように持続力戦は得意である。
②根幹距離の勝ち鞍である米子Sのラップは【12.2-10.4-11.1-11.2-11.4-11.4-11.7-12.3】と淀みない流れでのものでした。勝ちタイムも1:31.7と優秀であり、開幕週の時計勝負も問題ない。
③全5勝が右回りであるように本来は右回り巧者。関屋記念も最後の直線ではほとんど左手前で走っていた。それにもかかわらず5着と健闘できたのは十分評価でき、右回りに変わる今回は狙い目と判断。
2頭目はラインベック
①1400m実績こそないが非根幹距離で勝利・重賞で馬券圏内実績あり。
②ディープインパクト産駒だが決め手に欠けている点が去年のファルコニアに類似している。
③米子Sは前に厳しい展開にもかかわらず斤量58kgを背負い2着と健闘。
枠・追い切り次第もこの2頭に注目したいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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