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妖精のふるさと:ロシアの閉鎖都市イジェフスク
平昌五輪のロシアの女子フィギュアスケート金メダルのアリーナ・ザギトワ選手。
北京五輪は既に引退し、ロシアのテレビのレポーターとして大活躍しました。その美貌と秋田犬で日本でも人気です。日本の資生堂のCMに出たり、彼女自身も日本に対して好意的な言動も多く好感が持てます。
それにしても2018平昌冬季大会での女子フィギュアスケートでの彼女の金メダルは圧倒的だでした。私の好きなロシア国歌が流れなかったのが残念だったのはあります。
彼女の故郷は、ロシアのウドムルト共和国にあるイジェフスク市です。ウラル山脈の西にある60万人程度の街です。
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実はイジェフスク市は、冷戦期(その後しばらくも)閉鎖都市として、外国人が立入できない都市でした。極東のウラジオストクも同じでした。冷戦期の地図には記載すらされない街だったのです。
なぜかというと、軍事産業の集積都市であり、有名なイジェフスク機械製作工場がある街だからです。ここで超有名な突撃銃AK47(AKB48じゃないよ)やトカレフやカラシニコフが生産されていました。
内陸側に軍需産業の都市が位置しているのは、戦争の時に爆撃や占領されないという戦略的な事情からもあろうと思います。
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そんな街がアリーナ・ザギトワの故郷です。
容易に外国人が足を運べなかった故郷のかつて時代を彼女自身は知りません。知らないままの時代が続いてほしいと思えるのは、昨今のウクライナの問題がそうさせているのかもしれません。