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世界の片隅でぽつんと生きる(仮)の人。

なーんにもないなぁ。

世界の隅っこでぽつんと生きている、何者でもないちっぽけな自分を好きとは言わないけどまぁ気に入ってはいるかな、くらいの気持ちで日々過ごしてきたけど。

何者でもなさすぎるなぁ。

べつにさ、とんでもない偉人でも有名人でもない、いわゆる「普通」に日々を生きる人たちなのだけど、圧倒的センスのかたまり、みたいな人たちいるじゃない?

料理の腕がプロ並みとか、趣味のレベル超えちゃってる絵の上手さとか、着眼点とか発想力とか、それを形に、言葉にできる器用さとか。

シンプルにすごいなって。

もともと持って生まれた能力なのか、生きる過程で身につけた努力の賜物なのか、その両方なのか。

「いやべつにたいしたことないよ、普通だよ」
そう言われる度に心臓がズキズキしました。

私は今、自分が何も持っていないことに気づかれぬよう、ひたすらに平常心を装い、しかし実際のところは世間の優しい目にビクビクしながら生きているんだと、改めて気付かされた瞬間でした。

相変わらずの(仮)人生。笑っちゃうー。

今からでも巻き返せるんでしたっけ?
もう手遅れなんでしたっけ?
それがわかったところで、私はいったい何ができる?


気づいたら、もう9月。
秋だなぁ。



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