C-C-B楽曲レビュー⑨「Happy Song」
この半年くらいひとりC-C-Bフィーバー状態でしたが、
日常のいろいろがおそろかになっており、
そろそろちゃんとしないといけないなぁという事で、
更新頻度が減るかもです・・。
すいません。
さて今日は楽曲レビュー。
「Happy Song」です。
作曲は笠くん、作詞は渡辺さんなんですねー。
この組み合わせって実はあまりないですよね?
この曲だけなんじゃ?(他にあったかな?)
編曲は田口さん。
身内で固めているのはこの曲が関口さんへの
メッセージソングだからでしょうか?
「Happy Song」は最後から2番目のアルバム
「走れ★バンドマン」収録曲です。
このアルバムはかなり玄人感が強くなっているアルバムで、
ポップさはほぼ消えているのですが、
その中で異彩を放つ清涼剤の様な曲です。
アルバムでは「Velvet Touch」という曲の次なのですが、
大人な夜の雰囲気から一転、
森の子リスが出てきそうなファンシーなイントロで始まります。
シンプルな曲の様でありながら、
間奏はさすがC-C-Bの頭脳、田口さんアレンジだけあり、
カリビアンな雰囲気や拍手の音を入れてきたりしてるんですねー。
森の子リスとカリビアンと拍手ってカオスだなと思いますが、
不思議とまとまってしまうのが田口マジックですね。
そしてカリビアンなアレンジがこの曲を明るくハッピーな雰囲気
かつ子供っぽくなりすぎない少々大人のスパイスが効いた感じに
しているんですよね。
田口先生、素晴らしすぎる!
ボーカルは全部通しで笠くんですが、
笠くんならではの可愛らしさが溢れています。
コーラスでは珍しく田口さんの声が聴けるという、
貴重な一曲でもあります。
詩は先にも述べた通り、渡辺さんが書いています。
30年以上前に聴いた時は、
単に明るくハッピーな応援ソングとしか捉えていませんでしたが、
今改めて歌詞を見ると、そこに渡辺さんの繊細さが浮かび上がります。
特に2番の歌詞。
関口さんに向けての歌という事も前述しましたが、
やはり関口さんがいなくなった後は、
いろんな葛藤を抱え込んでいたのかななんて思わせる様な歌詞です。
そして3番でも
笠くんが歌っている事もあり、笠くんの言葉の様に思ってしまいますが、
これは渡辺さんの言葉なんだろうなと今になると思えてきます。
プレッシャーとかこの先どうなるんだろう?という不安は、
もしかしたらメンバーいち感じていたのかもしれません。
そして関口さんの背中を見て、自分を奮い立たせようと書いたのが、
この「Happy Song」なのかな?と思ったりしました。
ひらがなが多めなのも、より心のつぶやき感があるんですよね。
曲調とタイトルの印象よりも、翳りを感じる曲かもしれません。
とは言え最後は希望を感じさせ、
聴く人の背中を押してくれる曲には違いないです。
それを笠くんが明るく歌い上げる事によってハッピー感が増し、
救われる感じがしますね。
関口さん脱退後の残されたメンバーの想いが詰まった曲、
ぜひ聴いてみて下さい♪