C-C-B熱が冷めない理由
10月ですね〜。
今年に入ってからずっとC-C-Bしか聴いてないという・・。
(新しい曲ほとんどわからず・・)
きっと今年いっぱいはこんな感じなんだろうな。(^ ^;)
なんでこんなにハマってるんですかね?
今更と言えば今更じゃないですか?
自分自身も若い頃より感性が鈍くなっているのに、
むしろ中高生の頃よりどっぷり浸ってしまっている。
うん、中高生の頃はミーハーな感じでハマっていたけど、
今はしみじみと、曲を聴くと、彼らの事を見聞きすると、
細胞が喜んでいる様な感覚なんですよね。
何なんだろこれ。
そしてそれは私だけじゃなく、
同じ症状の人がいっぱいいそうな所も不思議。
という事で、なんで再び熱が上がっているのかを、
私なりに分析してみました。
理由その1:「ノスタルジー」
まぁこれはありますよね。
当時沢山聴いて、しばらく聴いていなかった曲を聴いた時の
「懐かしい!」という感情。
思わず精神だけ中高生だった頃にトリップしてしまう感覚。
特にC-C-Bは自分の中で封印してしまって
長い間全く触れて来なかったから、
久しぶりに見聞きした時は「こんなだったんだ!」とか
「そうそう、こうだった!」とか、一周回った新鮮味がありました。
理由その2:「若かりし頃の彼らが眩しい」
80年代当時はお兄さん的に見ていた彼らですが、
自分が当時の彼らよりもだいぶ大人になって
過去の映像とか見てみると、彼らはまだまだ若者で、
そんな彼らが一生懸命演奏して歌っている姿が眩しいんですよね。
そして私たちがその位の年の頃に辿ってきた様に、
迷ったり葛藤したりしていたんだなという事がわかり、
より親近感を覚えたというのはあるかもしれません。
あと、単純に若い頃のわちゃわちゃ感は楽しいよね。
ビジュアル的にも可愛い。
理由その3:「やっぱこの音が好き」
C-C-Bの曲はやっぱり聴いていて心地良いんですよね。
当時からして自分のアンテナに引っかかったという事は、
そもそも私の生まれ持った感性と合うからなのか、
それとも体も心も成長過程にある中でどっぷり聴いていた音楽だったから、
もう私の細胞に組み込まれてしまっているのか?
とにかく、C-C-Bの曲を聴いていると、
なんだかほっとするのです。
理由その4:「渡辺さんと笠くんの生き様」
私は笠くんの訃報を知った後に、C-C-B封印を紐解くのですが、
紐解いてみて見えてきた渡辺さんと笠くんの人生に、
感銘を受けました。
まず、渡辺さんについてですが、
何十年と叶わなかったC-C-Bの再結成が「やっと実現する!」と、
メンバーもお客さんもめちゃめちゃ楽しみにしていて、
今後の活動が期待されていた中、急逝されてしまった。
これは、こんな非情な仕打ちはないだろうと、
神様を恨みたくなるレベルの話で、
一番は亡くなってしまった渡辺さんの気持ちを思うと、
やりきれない気持ちになります。
そしてあんなにメンバーいち元気いっぱいだった渡辺さんが、
一番最初に逝かれてしまったのは、今でも信じられません。
そして笠くんですが、
ぽっちゃりキャラだったのがみるみる痩せていって、
明らかに体調が悪いのだろうと傍から見てもわかるほどにも関わらず、
明るさや笑顔を絶やさず、C-C-Bをみんなに思い出して、
忘れないでいて欲しいがために最後まで体を張って活動をしていた事。
繊細でほんわかした雰囲気の彼の中に宿る思いの強さと熱量。
胸を揺さぶられますよね。
理由その5:「愛のあるメンバー」
C-C-Bって不仲だったの?なんて疑問を持つ方もいると思いますが、
結論から言うと「めっちゃ仲良し」ですね。
解散したバンドと言うと不仲というのが定説ではあるし、
C-C-Bも解散間際はギクシャクもしたようですが、
壊滅的に不仲にはなっていないですね。
むしろ解散理由は
「メンバーを嫌いになりたくないから離れる」であったと思います。
解散後の彼らの動向を見ていると、
「なんだ、みんな大好きなんじゃん」と思わせる場面がちらちら見えます。
まず渡辺さん。
元メンバーの事なんかなんも気にしてない風を装って、
一番活発に各々のメンバーに連絡取って、
その時々で集まれるメンバーとセッションしていましたよね。
ブログでも何かと「今日は誰々の誕生日」みたいな内容も見かけました。
よくわかんないけど、30歳過ぎた男の人が、
他の男の人の誕生日とか覚えてて、
ブログでいちいちその事を書いたりするのかな?
言ってみれば「ゴーゴーヒデキ」のライブも、
渡辺さんの誕生日ライブに元メンバーが集結するって、
絶対仲良しだろうと思うのですが。
次に笠くん。
解散後はしつこいくらい渡辺さんのことを
「嫌い嫌い」発言していましたが
(まぁ本当に嫌いだったら一緒にいないとは思いますが)、
渡辺さん亡き後、命日ライブには積極的に参加し、
一番率先してC-C-Bを引っ張っていました。
体調が悪そうでも度々熊本から東京に出て来てましたね。
命を削る様なC-C-Bを広める活動は、死ぬまで続けられました。
これはもう、想像を絶する愛情の深さを感じずにはいられません。
次は田口さん。
自称「自分がいちばんC-C-Bが好き」と言ってるくらいですからね。
ヤフオクで偽名で自分と笠くんの写っている
雑誌の切り抜きを買ってたり。
また、自分が出演していない、他のメンバーのライブを見に行って、
号泣してたみたいですね。
爆風スランプのトリビュートアルバムに参加した時のレコーディングでも
感極まって泣いてみんなにからかわれたりしていたようです。
あと、「もう、遅すぎて」の渡辺さんと米川くんのボーカルバージョン
(世に出てないやつ)も持ってるみたいで大切にしているようでした。
そして米川くん。
言葉少ないし、ポーカーフェースなので
クールなのかな?と思ったりしますが、
なんだかんだ解散後は一番渡辺さんと一緒にやっていたし、
まぁ好きじゃないとやらないですよね。
渡辺さん亡き後も、笠くんと二人でC-C-Bを守りました。
元メンバー4人が集まった最初で最後のライブ、
「ゴーゴーヒデキ」での楽しそうな米川くん。
若い頃はライブではほとんど笑顔を見せませんでしたが、
笑顔で田口さんと蹴りあいっこのまねごとで
ふざけあってるのが印象的でした。
最後に関口さん。
やはり関口さんも解散後に渡辺さんや笠くんと
再結成なんかしていたので、
C-C-Bに対する思いはあったと思います。
脱退してすぐの武道館ライブのエピソード。
人知れず一番後ろの席で自分が抜けた後の4人のステージを見て、
「それでいいんだよ」と思った関口さん。
一段、大人の目線の愛情があるように思いました。
うん、こう書き出してみると私は彼らの愛ある所に、
一番心を奪われているのかもな。
そして昔好きだった人たちが、
いろいろあっても最終的には強い絆で結ばれていてくれた事が嬉しかった。
Forever、いつも心にC-C-B。
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