C-C-B楽曲レビュー③「Lucky Chanceをもう一度」
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去年11月に東京ドームで行われたKing gnuのライブが
視聴できるとの事で昨日見てみました。
King gnuは数年前に友達がどハマりして、
話を聞いているうちに私も影響を受けてしまい、
一昨年はさいたまスーパーアリーナのライブにも参戦しました。
で、プライムで見たKing gnuのライブの模様ですが、
最近C-C-Bばかり見ているせいか、
80年代の世界から未来のライブを見ているような
不思議な感覚になりました。笑
いろいろ豪華だった。
井口くんは本当に歌が上手い。
声量もさることながら、ライブでも1つも音程外さないもんね。
(歌詞も間違えないしー)
そして最近楽器の音についても興味を持ち始めたので、
C-C-Bの音とKing gnuの音の違いにも注意して聴いてみました。
常田さんのギターはよねちのギターに比べるとだいぶノイジーだね。
それがKing gnuの音なんだろうけど。
それにしても常田さんはイケメンだ。←今関係ない。
勢喜さんのドラムは「スパパパ! スパパパ!」という感じで速い!
そして乾いた音。
しかし勢喜さんも魅力的なドラマーではありますが、
つくづく笠くんのような可愛いドラマーなんて他にいないなと思う。
ベースの新井さんは奥ゆかしく、
土台として楽曲を支えるのに徹しています。
C-C-Bのベースはいろんな意味で主張が強い。w
King gnuもああ見えて(?)みんな真面目でほのぼのしてるんだよね。
下積みも長かったしね。
彼らがドームを埋め尽くすお客さんを見つめる目と、
満員の武道館を見つめるC-C-Bの目が少しだけ重なりました。
さて、前置きがかなり長くなりましたが・・。
今日のC-C-B楽曲レビュー。
アルバム曲の方に名曲が多いC-C-Bなので、
シングル曲の方がおざなりになってしまうという
珍しい現象が起きがちなのですが、
今日はそんなシングル曲の中でもメジャーな方の
「Lucky Chanceをもう一度」について
つらつらと書いてみたいと思います。
この曲は1985年8月発売。
作詞は松本隆氏、作曲は筒美京平氏と、
この曲も「Romanticが止まらない」同様、
ヒットメーカーの二人が手がけています。
ココナッツボーイズ時代から数えると、
5番目のシングルになります。
2つ前のシングル「Romanticが止まらない」が爆発的にヒットしましたが、
一発屋で終わりたくなかったため「もう一度ヒットしたい!」
という願いを込めて作られた曲との事です。
私はこの曲が一番C-C-Bらしいと思うんですよね。
「Romanticが止まらない」が
一番のヒット曲で有名な曲ではあるのですが、
「Romantic〜」はC-C-Bの楽曲としては
歌詞が大人びているんですよね。
その点「Lucky Chance」は、
歌詞の主人公の男の子がもじもじしていてちょっと情けない。
それがC-C-Bらしいなと思うのです。
あと、「Romantic〜」とその次の「スクールガール」は
メインボーカルが笠くんオンリーでしたが、
「Lucky Chance」では3人で歌い回ししているという点。
甘めの渡辺さんのボーカルから始まり、
関口さんの「あいつは No! No! No!」のアクセント、
サビで華々しく歌い上げる笠くんのハイトーンボイス。
テクノ感あるキーボードと、
間奏では米川くんのバリバリロックテイストなギターが
ギュイーンと唸っている。
うん、C-C-Bの真骨頂が詰まっておる。
ちなみに「Romantic〜」以降のシングル曲で
初めてメインボーカルを務める事になった渡辺さんは、
結構プレッシャーだったようですね。
作曲者の筒美さんも「一発屋で終わらせられるか!」という
プレッシャーがあったようです。
そんな心配を他所にこの曲もヒットし、
この年の紅白ではこの「Lucky Chanceをもう一度」が
披露されました。
PVもありますね。
渡辺さんがカッコつけてるけどいまいちツイてない残念ボーイを
ちょっとぎこちない感じで演じています。笑
天使のコスチュームを着たメンバーも可愛いね〜。
トップテンでもこの衣装で歌ってた時があったね。
アイドル的に見られるのは嫌だったかもしれないけど、
この初期のアイドルっぽさはほんと可愛いんだよなぁ。
そしてこの曲のツボな部分ですが、
「Lucky Chanceをもう一度〜Lucky Mix」バージョンのイントロの、
渡辺さんの「アン! アンアン!」という声が
なんとも色っぽく可愛いくてたまりませんね〜。
そのバージョンはこちら↓
あと音源にはないのですが、
ライブでのイントロの途中で「ハッ!」と
掛け声をかけるのも好きです。
そしてこれまた細かいですが、歌の最後の最後、
「幸運を祈るよ 最後のLucky!」と歌った後に
小さく「アン・・」と言う所もツボです。笑
ポップでノリの良い曲ですが、
短調で少し哀愁を感じる旋律は、
日本人の心を掴みやすいのだとか。
メロディも歌詞も一度聴いたら頭から離れなくなる曲ですね♪