10年前と今と
気づけば2024年。2014年はかなり昔ということになる。
10年前の俺と今の俺と何か変わったことがあっただろうか。
つらつらと書いてみることにする。
まず、曲をポンポン作れるようになったこと。
あの頃ってめちゃくちゃ一曲に時間をかけて没にしてみたり、何かに似てしまったりしていた気がする。
単純に引き出しが少なかったのだ。
そこからいろんなジャンルの音楽を聴いてノウハウについても勉強し、人のライブも見るようになり、今ではポンポン曲ができるようになった。
やっぱり経験値って大事ですね。
腐らずやって良かったのかもしれない。
あとは人と喋る時ぎこちなかったりしたのがなくなった。今でもコミュ力は高くはないけれどなんとなく会話に入れるようになったり、多少は意図を汲み取れるようになったこと。
これは多分就職してお金を稼ぐために人と会話する。といったことが増えたため。食い扶持の為に用語を覚えたり、処世術みたいなのを吸収しまくった。会話をする為に三年目ぐらいまでは行き帰りの電車で技術書を読んだり、ツールについて調べながら帰っていった。
僕のやっている仕事って要件定義というお客様に直接どういう仕様のどういうシステムを作りたいかヒアリングする工程があるのですが、ユーザー目線に立ってあれやこれや提案する傍ら、技術的なことも抑えなきゃならない。
どうすれば伝わるかを必死に考えていたおかげである程度培われたのかもしれない。ありがたや。
あとは女性嫌いがだいぶ改善された。
悪い方向にも進んでいったけど、、、。
今の自分からはあんまり想像つかないと思いますが、女性に触られたりすると腕を弾いて機嫌悪くしたり何やら汚ない生き物だと思ってた時期があった。まぁ、理由はいろいろあったんですがここで話すのはやめよう。
いろんな人と話してたらまぁ、向こうも普通の人間なんだな。と思うことも多かったので改善されていった。(中には変な人もいるけどネ。)
本音言うとまだ女性は怖いっすけどね。
それはそれとして。
そして一番変わったのは多分、10年前よりスレている。
汚ないものも理不尽も大量に味わってきたし、それこそ絶望もだ。
世の中に対しての期待とか希望とかがどこかにいった。
10年前ってまだそれを捨て去るような歳ではなかったので純粋に目を輝かせていた気はするし、熱い気持ちはあった。
今でもないわけじゃないが、体力の衰えか飽きたのか以前ほど爆発力がないと感じる。
俺は高卒で専門学校に通ってたんですけど、肌に合わずすぐ辞めてしまった。
その後就職したのがとんでもないブラック企業だった。
だけどそんな中でも創作意欲ってあったし、上手い下手はともかく『何かしてやろう』の熱量は今よりもあったし、今よりもモヤモヤを抱えて生きていた。
今も昔も変わらないことといえば、相変わらず生きるのが下手くそなことですかね。
持ってないなりに行動力はそれなりにあるのでいろんなものに手をつけてごちゃごちゃ失敗する。そんなことばかりだ。
助けてくれる人の手を振り払ってみたり、疑ってみたり、その辺は多分昔と変わらないんじゃないかな。
やっぱり人は怖いです。
最近は少しずつ、冷静に言いたいことを言ったり。頼ってみたりができ始めている。
この前はタスク抱え込みすぎだから振れと言われたので気をつけている。
持ちつ持たれつやっていきたい。
そんなわけで10年前と今でした。
なんだかんだ根っこの部分は変わってない気がするなぁ。
ばいばい!