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無責任で無責任

「生きてりゃいいことあるぜ」

耳が腐るほど聞いた格言っぽい何か。

それが本当なら世の中そうポンポン人は自殺したりしないだろう。綺麗事を言うなと自分は思っている。

やんごとなき事情があり、トラウマがあり、傷があり、世の中それを乗り越えられる人間ばかりではない。
生まれ持った呪いだってある。
それを単に"努力不足"と一蹴するより"相互理解"が必要なのではないか。
別に手前に迷惑がかかるわけじゃないんだしめくじら立ててやんなよ、と僕は思う。
迷惑かけられてから怒れ。
他の人は知らないが、僕はそちらに美徳を感じるのでそうありたい。

僕は見たもの以外は信じない主義である。
他人に厳しい人間で人徳がある人間をついぞ僕は見たことがない。
甘やかす、ではなく真に優しさを他人に注げば自分も気持ちよく生きれるのに。
植物を育てるのに水はあげれど踏んづけたところで丈夫に育つわけではあるまい。

ニュースを見てるとたまに通り魔のニュースなんかがやっている。
彼らは「誰でもよかった」と口を揃えて言うのだ。

社会から取りこぼされて嘲笑されて優しくない世の中で仲間はずれにされてしまったら、いわゆる無敵の人が生まれるのも頷けると僕は考える。
あなたは自分をいじめてくる人間に無償の愛を注げるだろうか。少なくとも僕はできないし、理解し難い。
もちろん人を傷つける行為が正しいとは断じて思わない。

だからこそそうなる前に手は打てなかったのかなと考えてしまう。

社会に物申す気はないのだけれど、ちょっとでもこの汚い世の中がよくなればなと言う思いで書いている。
クラスの隅っこにいるやつ、馴染めないやつ、苦しんでるやつ、足掻いているやつ。
ちょっと声をかけてあげるだけで何か変わるかもしれない。それこそ綺麗事だが。嘲笑するより他人に優しくした方が精神衛生上良いのではないか。徳を積むことにも繋がる。

それでも無理というか破綻してる人ももちろんいます。それは否定しない。世の中の全員に対して何か与えるとかそんなことはできない。
だけど少しでも悲しいことを減らせないのかなぁと考える。

僕は多少ギターが弾ける。
曲を作れる。

優しい歌を歌う人。
寄り添う歌を歌う人。
背中を押す歌を歌う人。

いろんなシンガーがいると思うしどれも素晴らしいことだ。

僕のスタイルはこうだ。
まぁ、曲によってまちまちなのだが。
誰も歌にしないような、希望が見えないような毎日の中にいる人にスポットを当てていいと思うし、それこそネガティヴな攻撃性を歌にしていきたい。
そういうアプローチで救われる人が一人でもいればなと思える。
自己満足かもしんないすけどね。

無責任なことばっかりいってるよ僕は。
だけど自分が本当に人生絶望した時。
助けてくれたのは音楽だった。
好きなバンドの曲だった。

毎日、希死念慮はあるし救われず地べたを這いずり回ってばかりだし、肩を抱いてくれる人も、自分を抱きしめてくれる人もいない。
ずっとひとりぼっちのままだ。
だからこそ地獄から発した空気の振動にはより想いが乗っかるものだと信じています。

ヤケクソになってるアンタの気持ちもわかんだよな。それを代弁したいのだ。
世界から蔑まれて嘲笑されて引き摺り回されて無価値だと唾を吐かれたような人達のことを歌っていきたいのだ。

これからもやり続けます。
いつか本当に地獄に落ちるまでの間。

また次回!

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