音楽以外の経験値って必要よね
こんにちは、フジミです。
「作家は経験したこと以外描けない」
なんてことを前に聞いた気がする。
そんなことはないだろうと思う反面、やや納得することもある。
例えば映画を見ることによって得た感情を曲に落とし込むなんてよくあることだ。
スタジオミュージシャンのような『職人タイプ』の人はその限りではないだろうが。
ソングライターは繊細さと今までの経験値で培ってきたものが必要だと個人的には思っている。
例えば過去にあった嫌なことだったり、逆に良かったこと。喪失体験や子供時代のこと。辛かった仕事や辛かった恋愛など様々な要素があると思う。
誰しもが似たような経験をしたことはあれど全く同じ経験ってないんじゃないかな。
だからこそオンリーワンの武器になる。
僕の場合は昔と今でやりたいことが変わってきている。
昔はとにかく人間憎し!というので攻撃的な唄を書いていた。
まるで通り魔のような凶暴性をはらんでいた僕の歌は自分で聴く分にはよかったのだが。
いまいち共感を得られなかったと思う。
まあ、それでも楽しかったし僕はいいのだが。
それがダメとは思わない。
ただよくよく自分を鑑みてみると、僕は何度も言っているが自分と似たような人に寄り添いたかったのだ。
だとしたら方向性も変える必要があるだろうということで最近は優しい歌を作りたいなぁと思っている。
そして自分の過去も精算したいし、取りこぼしていいような経験なんて一つもない。
以下、リバオルの曲
例えばこれ、うちのバンドの曲の歌詞なのだが。何がいいたいかって僕の中学二年生の頃拗らせてたあの頃のモヤモヤだ。
やはり良くも悪くも思春期の僕はこんな感じだった。
誰もが覚えがあるはずだ。特に我々のような人種は。運動も勉強もダメ。なら奇を衒って『尖る』他なかったのだろう。
そういう原点に向かって見た曲である。
これは僕がいわゆる『厨二病』だったことに起因するものだ。
真っ当にクラスの人気者ならこんな歌詞は思い浮かばなかっただろう。
どんな経験もきっと無駄にはならず、心のうちで生きている。
まあもちろん表現の幅を増やすのに技術は不可欠なんですけどね。
なんでこの記事を書こうかと思ったかというと。「音楽以外のことはくだらない」と言う声を聞いたからだ。
それに対して僕はちょっと違うぞ。とモヤモヤしていた。
何事も経験は大事だぜ。
書き出せたのでこんなところですかね。
またねー。