20241006
『反撃開始』
真っ先に頭によぎったこの漢字四文字。
小学校3年生の時、いじめられて悔しい思いをしながら帰宅した時のこと。
俺は喧嘩だってよわっちいし、近視でメガネかけてるし、おどおどしてるし、まぁいじめられるだろうなってガキだった。
学校から帰ってきても親はしょっちゅう喧嘩している。
どこにも居場所がなかった。
それでも、初めて親に買ってもらったアジアンカンフージェネレーションのCDを再生して、ロックンロールに少し触れた時、当時はまだ何が何だかわからなかったけど。
少しだけ無敵になれた気がするんだ。
2024/10/06
中野新橋バーペガにて僕の企画、『反撃開始』と題したイベントを打たせていただきました。
日々のモヤモヤとか鬱屈としたものとか。
対象はいろいろあると思うが、一矢報いたいぜ。って思うこともあるかもしれない。
みんなで反撃していこうぜとそういう意味を込めてこのタイトルをつけさせてもらった。
翔馬さんから始まったこの企画、攻撃的なサウンドとその日のタイトルを意識してくれた言葉に圧倒されながらも『反撃開始』が始まった。
拍手も忘れて口をポカンと開けてステージに没頭していた。
motocareで心にズシンとくるしっとりした繊細な曲調でまた別のアプローチから、こちらも『反撃開始』
このあたりから反撃の形っていろいろあるのだなと、自分でタイトルを冠しておいてなのですがちょっと感動していた。
俺もギターに名前つけようかなぁなど。
この日は男しかいませんでしたが、男性の優しさに甘えてやりたい放題の女性はマジで考えて欲しいよね。って思った。そんな反撃だった。
ヨッティーさんとはこの日ちゃんと話したのは初めてなんですが、入り前に遭遇し、以前お会いしてはいたので話してケバブをご馳走になりながら公園で音楽の話をしたり機材の話を聞いたりしていた。
どんなステージなのだろう?とめちゃくちゃ楽しみにしてた。
ストロークの速さがマシンガンみたいにすごい。シャウトと相まってめちゃくちゃ攻撃的で格好いいステージだった。シャウトやがなりの一つの到達点としてフジミの中ではめちゃくちゃ刺激であり、勉強になった。
日々反撃してるなというか戦ってる人なのだなと感じた。
余韻に浸るまもなくタクト登場。
やっぱり俺はこの子のステージめちゃくちゃ好きだ。音楽に対しての趣旨が深く、愛がある。
それでいて誰よりも楽しそうにやっていた。
企画させてもらってフジミの好きな場所に来てもらって彼の楽しそうな姿を見たら嬉しくなっちゃうね。
セブンという曲があるのですが、出だしの「七回転んだ」という歌詞。
初めて聞いた時からめちゃくちゃ好きな曲だったんですが、やっぱり出だしからキラーワードというか耳に残る、心に刺さるワードとメロディを乗っけられるのって武器だよな。
こっちもシャウトがすごい。
顔合わせの時に「喉がはち切れるまで歌ってやろうかと思います!」
って気合いが入ってたのをめちゃくちゃ情熱が伝わってきてこっちもぶち上がってました。
出演ありがとう!また音楽で俺と遊んで欲しい。
きんたはやっぱりきんただった。
めっちゃ、心のダークな部分を吐露しつつ、やっぱり愛に生きる人なんだよなぁ。
すげぇ好きだ。ラブ。
ガレージ寄りの音楽性なのだけど攻撃全振りというよりは結構優しい歌詞をしている。
弾き始め、ギターの高音が気になってしまったが、よく聴いているとそれも曲調と相まっていい相乗効果をもたらしていたように思う。
最後のMCで発した彼の怒りは優しさからくるものだと思っている。だからちょっと関係値を知ってるからというところもあるんだけど少し泣きそうになりながら聴いていた。
彼なりの『反撃』ちゃんと受け取りました。
カイさんは最高にカッコいい。
一曲目が好きなのだが、『下北沢』、『前髪』というワードにギクっとしたのは内緒←
パンクを名乗ってはいたのですが、例えばゴリゴリのパンクスでヤンキーみたいなのとは違ってどっちかというと優しいパンク。そしてコードの感じもあってとても爽やか。心情に訴えかける歌詞とメロ。何回でも聴いていたい。そう思った。
9/15にご一緒した時もめっちゃ感動して震えてたのですが、今回は翔馬さんサイドからお声がけいただき、僕のイベントでご一緒できるのが嬉しかった。
ソロプロジェクトも始動するみたいなのでそちらもチェックチェックお願いします!
ユッキーさんこと飯塚幸彦さん。
7/13にゆたさんの企画でお会いして以来、ラーメン屋探して隣駅に行くも閉まっててなぜかタクシーで松屋に行ったり、俺が終電逃した時朝まで居酒屋付き合ってくれたり、普段クールなんですがめちゃくちゃお兄ちゃんって感じなんすよ。歌う時の声の太さと硬派な曲調、でもそれでいていろいろ考えて今までやってこられたんだろうなって歌詞がとても良い。
男臭さならこの日で一番かもしれない。
みんな大好きだけど俺はめっちゃ好きな人なのでこれからも一緒に切磋琢磨していきたい大切な人の一人です。
「反撃するってことは殴り返される覚悟持つことだよ」
そうなんだよな。俺は何のリスクもとろうとせずやり返してやろうって思ってた。
だからその言葉をずっと忘れずに。とそう思った。反撃をもしするのであれば覚悟決めて。
トリはそんな感じでやってきた。
最後はフジミカツトシでした。
正直言うと怖かったぜ。足もすくんだ。心底ビビり散らかした。
ヤベェかっこいい人達がたくさん集まってしまったもんだから。
正直ガチガチだった。
でも俺は『反撃』がしたいんだろ?
世の中の鬱屈としたもの、理不尽、モヤモヤ。
例えばいじめてくるやつ、人をぞんざいに扱うやつ、人の心を弄ぶやつ。
やられっぱなしなのは嫌だから。
弱い俺でも「こいつ噛み付いてくるな」ぐらい思わせたい。
そう思ってつけた『反撃開始』と言うイベント名。
まだまだ足りないものばかりだけど、今あるもん全てぶつけてやろうと。今日ここで喉潰してやろうと思って叫んだ。
それが正しいかはわからない。勢いじゃなく、テクニックで聴かせろと思われるかもしれない。でもそれはそれとして俺の中で燻っていた"何か"を開放しようと思った。
でなきゃここまでで熱いステージやってくれた人達に失礼だと思ったから。
叫ばしてもらいました。
最後終わった時はスッキリしてました。
今年入ってから彼女にフラれたり、バンドもうまくいかなかったりそのほかもゴニョゴニョ、、、
それでも昨日のイベント。
共催の話を翔馬さんからいただき、完走したことでちょっとだけ景色が変わったように思えました。
これを皮切りにいろいろ面白いことたくさんやっていきたい。
まだまだ俺には力が足りないから。
よーやく楽しくなってきたよ音楽。
そうやって俺は自己完結するのではなく、そういうシーンを作るというかそういうことに携わっていきたい。
改めて昨日はバーペガの皆様、演者様、そしてリスナーの方々、ありがとうございました。
またライブハウスでお会いしましょう。
『反撃開始』
これにて終演。