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推しを作るとは思ってなかった。
まさにタイトル通りである。
私は野球選手で推しを作るとは、2024シーズン開幕まで1mmも思っていなかった。
スタンドで踊りに来るために野球場に足を運んでいた人が
久々にカメラを持ち歩き、選手の写真を撮るようになっていた。
笑劇の登場曲
栃木ゴールデンブレーブス ホーム開幕戦 2024.4.6
その日は宇都宮ブレックスのホームゲームと重なっており、ブレックスのボランティアに参加していたため
ブレーブスのホームゲームには足を運んでいなかった。
ボランティア活動も終わり、家でブレーブス、ファン仲間のSNSをチェックしていると
私の心を一気に鷲掴みする登場曲の選手を見つけてしまった。
その選手は「竹本 徹」だった。
登場曲が「タケモトピアノ」のCMソングという
今までにない振り幅の曲をぶっこんできた。
登場曲でネタに振り切るあたり
この子、なかなかに面白そうな選手だなぁ。
私の第一印象は登場曲スタートだった。
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サイドスローから放つ球が
キャッチャーミットに当たる音がえげつない。
誕生日当日にネタに全振り
2024.5.5 この日は埼玉県でビジターゲームだった。
そして竹本さんの誕生日当日でもあった。
バースデー登板も決め、スタンドからハッピーバースデーの曲も流れ
試合も引き分けで終わる、という締まったゲームであった。
試合終わり、初めて竹本さんに声をかける。
私「登場曲にあわせて、コール入れてもいいー?」
竹本さん「いいですよー☺️」
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誕生日のお祝い(?)をするネタ全振り仕様
突然現れた癖の強すぎるオタクにも、
いきなり登場曲のコール許可を求められたとしても、
最後まで丁寧にご対応頂く姿を目の前で観て
「竹本くんの事を応援しよう」と少しずつ気持ちが芽生えていったのでした。
想い出いっぱいソフトバンク戦
2024.7.6 この日は私が通っているチアダンスアカデミーの球場発表会。
その日の先発投手が竹本さんであった。
竹本さんからしたら大事なアピールにもつながる試合。
私からしたら「推しの先発の前に踊る」という、緊張感がより増した試合。
ボランティア→チア出演→ボランティア、と戻り
夏バテになっていた時間帯もあったが
本人の力投を見届ける事ができた、想い出のある1つの試合となった。
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投げている時も表情豊かな選手である。
2024.7.7 この日は「七夕」にちなんで選手たちの短冊が飾られていた🎋
真面目なお願いから面白いネタに走る選手たち、と個性豊かな短冊の中でも、
竹本さんはさすがすぎていた。
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いや😂登場曲ネタぶっこんでくるのは聞いてない😂
この日は先発翌日のため、出場機会はなかったものの
やっぱりこの子、めちゃくちゃ面白い子だな…😂と、改めて実感した1日であった。
「選手の推し作るの、珍しいよね?」
元々ブレーブスにはチアをきっかけにカメラを持って来場していたが
私=スタンドで踊り狂っている姿()の印象が強いため
チームが好きで来てる人、スタンドで踊りに来てる人、という認識を持たれている事が多い。
SNSで竹本さんの写真を投稿する機会が徐々に増え、
球場で会うファン仲間にも「推し選手がいるのって珍しい」と言われるようになった。
言われる側の私も、正直ここまで竹本さんにハマるとは思っていなかった。
「登場曲が面白い子」という認識で終わる予定だった。
試合での彼のピッチング姿、
普段から「(応援してくださり)ありがとうございます」と声に出して伝えてくださるところ、
ファンサービス対応も含めた「人間性」
に惹かれ、いつの間にか1ファンとして追っかけていくようになった。
応援させてもらう身として
正直、2024シーズンの栃木ゴールデンブレーブスのチーム成績はよろしくない。
リーグ最下位を走り、2桁勝利に乗るのはいつになるのやら…🤦♀️とファンも頭を抱えている状況。
私にできるのは応援する事のみ。
スタンドから声出して、ラッキー7で球団歌を踊り
チャンステーマが発動したら、ダンスと声で圧をかけて
チームに流れを引き寄せること。
そして私はカメラを持って選手たちの撮影もする。
栃木ゴールデンブレーブスの「選手」として戦った瞬間を永遠の1枚として残すこと。
趣味の範囲内で、自己満足であるのは十分承知の上で
「こんな事があったんだなぁ」と見返したときに思い出せる1枚を撮りたい。
ホームゲームはボランティア参加がメインになるため、
応援活動も撮影も十分できない試合もある。
ボランティアで参加してる際は、選手たちが試合環境に集中できて、来場ゲストが楽しんで帰り、無事に興行が終わる、のサイクルを回していきたい。
残り1ヶ月。
球場に踊りに行く人が、また新たな野球の楽しみ方を1つ見つけた2024シーズン。
推し方も十人十色、未だに応援の仕方に何が正解かはわからない。
私なりに、栃木ゴールデンブレーブスを
後悔無く応援する、1ヶ月にしたい。
竹本さんをはじめとする、上のステージを目指すために
必死な選手のみんなを応援する事の楽しさを気づく4年目のシーズンであった。