開閉…
誰にだって夢がある
それは小さな光として
いずれ誰かの道標となる。
時に太陽のように
誰かの世界を暖かく照らし続ける。
君にだって闇がある
それは小さな落とし穴として
いずれ君を絶望へと誘う空道になる。
時に嵐のように
君の世界を荒らし続ける。
この世界につながる……
無限大な扉………。
人々はみんな
それぞれの世界へとつながる
扉をたくさん持っている
その扉たちは
ドアノブを掴んで開けたり閉めたりする普通の扉
センサーで反応して開閉する自動ドア
誰にも開けられないのもあれば
誰にでも反応して開くものもある
私の扉
それは人には開けられない
いや、
自分にすら開けられない
心という名の
鎖付きの南京錠がついているから
そう。
誰にだってある扉
君にだってある扉
私にだってある扉
誰にも開けられないし
いくら鍵を壊しても開かないし
そんな扉が
存在するのかすらもわからない。
だれか……
私の錆びついた鍵を解いて
私の扉をこじ開けてください。
もう、わたしには
一生かけても開けられないの
力が…もう開ける力すら無いよ。
助けて…
誰か助け出して…
ここから私を
この鎖から
どうか、お願いです。
私を解き放ってください
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