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【第105話】2/8東京11R・節分ステークス(にゃむ師匠)

節分と言えば、 子供の頃は豆まきをしてはしゃいだものだ。たが、 吉方を向きながら恵方巻きを黙々と頬張るという習慣・行事はなかったし、そもそも恵方巻きというものを小生は認識していなかったと思う。

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これがこんなにメジャーになったのは、 10年~15年くらいからだろうか?とその歴史・変遷を調べてみれば、平成の初め、広島のコンビニ店主が仕掛けた商売戦略の一環が発端とのことであり、西日本を中心にスーパー・コンビニで流布。20年前くらいから全国規模のイべントとなった、割と新しい食文化である。

20年前となれば小生も社会人になり立ての頃であり、「なんだネギトロじゃねーのかよ」とブツブツ言っていたのはかなり年齢がイッてからのことで、出たての頃はそんなに「食べなければならないという」マスト感はなかった。

そして、ここ3~4年はそういった季節の風物詩というより、各店のノルマによって各社大量発注大量生産となり、その成れの果ての大量廃棄という事態を招き、企業のモラルが大いに問われた社会問題となったことも。

確かに恵方巻きは生き物ではないけれど、お百姓さんが一生懸命作ったお米が、 こうして誰にも食べられずに廃棄されるニュース映像を見ると、オサーンでありながらもピュアな面を多々残している小生にとっては、けっこう心が痛むものだ。

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その対応策として、 近年は的確なマーケティングを施し、 生産抑制による需給バランスの調整がなされ、若干の改善はしているようだ。どんなものでもそうだが、 商魂こめたエゴイズムの代償としての大量廃棄は、今後もできるだけ見たくないものだ。

このように 「企業が仕掛けた食文化」 は、 遡れば戦後まもなく始まったバレンタインデーもそう。その経済効果はビーク時で1300億円規模にものぼり、今や2月最大のイベントとなってこんにちに至る。 まあ、最近は若年層人口の減少や義理チョコ文化の衰退により、 その規模は毎年3~6%ずつ縮小気味とのことだが。

それでも、そのパワーには改めて驚愕。
小生も、そんなインフルエンサーぶりがあればなあ、今頃こんなやっすい馬券をシコシコ買い続けて一喜一憂する人生ではなく、 いわゆる権利収入なり口イヤリティーだけで喰っていけて、酒池肉林・女体盛りの痛快な人生であったに違いない!とないものねだり。

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島田紳助は番組で「ファミリーマートのエクレアが美味い!」というだけでオンエア次の日からバカ売れ・品切れだもんね。そんなインフルエンサーの快適リタイア人生は想像するだけでヨダレもの。

まあ、だからといって、今から小生が声を大にして「単複馬券がいちばん控除率が低いんだら、あんたたち3連単なんか買ってないで、馬券は単複でズドン!っと買ったほうが得だや!」なんてインフルエンスしたところで、それんなに全国に響かないだろうし、変に響くと今度はオッズが下がって旨味がなくなってしまうゆえ、どっちにしろなんもメリットはなく、というワケで、当面このままでいいかな。(なんだそれ) 推奨馬の単複馬券を購入するのは小生と小生の考えに賛同・興味を持たれた読者の一部だけですから、そんなオッズが急変することはまずありませんって。

と、最強寒波到来中・春までもうすこしの時候。さあ、節分S。

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