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ニンジャスレイヤーTRPG【ノック・ザ・アイアン・ゲート】
初めに
ドーモ、nyamotomoです。最近撮り溜めしていたリプレイが多いので222を機会に連続投稿していますがこれで打ち止めです。まぁまたのんびり更新していきます。今回は新しいニンジャを作って遊びましょう。
シナリオはこちらです。
以前のリプレイやでオムラ所属のウォーゲイザー=サンを作りましたが、チームとして遊ぶためにもう一人ニンジャが欲しいので調達することにしました。
というわけでニンジャを創造していきます。今回はニンジャPCメーカーの出番です。
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ここからニンジャネームやデータをいじり…
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◆マーシレスフィスト (種別:ニンジャ) DKK:0 名声:1 所属:フリーランス
カラテ 4 体力 4
ニューロン 2 精神力 2
ワザマエ 4 脚力 3
ジツ 0 万札 −12
攻撃/射撃/機先/電脳 5/4/2/2
回避/精密/側転/発動 5/4/4/0
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇サイバネ ▶︎テッコlv1
◇スキル 『◉常人の三倍の脚力』
『◉知識:宗教』
◇アイテム ZBRアドレナリン注射器
◇装備 なし
◇生い立ち 錠前破り
以前は薄汚いコソ泥だったが、ニンジャ化した直後に目に写った映画ポスターにより自身の精神とカラテをより高めたいと考えるようになった。そのための近道としてオムラを選ぶ。基本的には謙虚だが、いずれ自分が確実に最強になることを疑わない
新たなるニンジャの誕生です。ニュービーにして見た目がはガチガチですがまぁ未来予想図的なものでしょうか。あるいはイミテーションサイバネファッションなのかもしれません。カラテタイプのようなのでウォーゲイザー=サンとはうまくやれるでしょう。では本編スタートです。
本編開始
ゴウンゴウンゴウン…。巨大な空調設備が響く暗く広大な空間。ここはネオサイタマでもヨロシサンと双璧を為す暗黒メガコーポ、オムラの実験施設である。一つの街をすっぽり覆うほど巨大な実験ルームには廃墟や市街地を模した数々のセットが用意されており、日々破壊的な殺戮兵器の実験が行われている。鉄の兵団のもう一つの最前線だ。
そんな実験施設の一角にある小部屋に、メタリック装束のニンジャが一人、ポツンと正座していた。彼の名はマーシレスフィスト、オムラインダストリアルの入社実技試験を受験しにきたフリーランスニンジャである。マーシレスフィストはメカアームに差し出されたオチャを一息に呑むとため息をついた。「……不合格になる気はありませんが、やはり不安にはなるものですね。」
壁には「入社試験」「踏ん張りどころ」「明るい未来が待つ」といったショドーが貼られている。ため息をついたマーシレスフィストはそれらをみて心を落ち着かせた。その時、室内に取り付けられた画面にノイズが走ったと思うと、ジェットパックを背負ったニンジャが表示されアイサツした。『もう受かった気でいるとは!話通り図々しいやつのようだな。ドーモ、今回試験監督を務めるクラウドバスターだ。貴様がオムラの雷神紋を背負うに相応しいか俺が見極めてやる』
「ドーモ、クラウドバスター=サン。マーシレスフィストです。お気に障ったようなら申し訳ございません。しかし私の実力は私自身がよく知っております。」マーシレスフィストは恭しくオジギしてアイサツする。
ここで読者の皆さんにマーシレスフィストの簡単な来歴を紹介しよう!彼は元々ケチな転落サラリマンの犯罪者であり、目的もなく日々苦難に喘いでいた。しかし仕事中に防犯装置のトリイギロチンに腕を切断され、その際にニンジャ化。ソウルとの対話でカラテの魅力に気づいた彼は自らをカラテの化身になる存在であると確信。そしてカラテを効率的に高めるにはサイバネが最適と考え、腕の止血もせずその足でオムラの門を叩いたのである。
『クハハハ!いいおるわ!その自信が試験の最後まで続くかどうかだな。命の保証はせんし、わかっていると思うが今更逃げ出すなどするなよ?』クラウドバスターはマーシレスフィストの片腕を睨む。そこには応急的にマーシレスフィストの腕に取り付けられた旧式テッコが光っていた。現在手術代はマーシレスフィストのツケとしており、もしも試験に不合格の場合マーシレスフィストは即座に解体、然るべき機関に回される手筈である。
「勿論です。例え不合格になったとしても己のカラテ不足、潔く受け入れましょう。」クラウドバスターはその言葉に頷くと手元の「ハジメ」ボタンを押した。マーシレスフィストの目の前のゲートが不気味に鳴動しながら持ち上がっていく…。
『この先には敵対企業施設を想定した防衛設備が配置されている。それをかいくぐって見せろ。テスト故、ギブアップを宣言したり続行不能と判断した場合はそこで試験終了だ。だが、さっきも言った通り100%の安全は保障しない。本番同様に気を引き締めろ!』
テスト開始
スニーキングテスト
扉の向こうには一本道のセットがあり、その中を天井から伸びる無数の漢字サーチライトが滑っていた。「まずは基礎的なスニーキングテストだ!」声の方向に顔を上げるといつの間に現れたのか、ジェットパックで飛行するクラウドバスターがマーシレスフィストを上空から見下ろしている。「ライトに見つかれば減点対象だ。うまく潜り抜けろ!」
「なるほど」マーシレスフィストは視線を元に戻し、自らがこれから飛び込む道を観察する。こそ泥の仕事中に漢字サーチライトは何度かみたことがあるが、これほどの密度にはお目にかかったことがない。モータルのころならばたちまち捕捉され、無様に失禁していたことだろう。だが今、自分は伝説の半神的存在ニンジャなのだ!
「イヤー…」マーシレスフィスト静かにしかし素早くサーチライトの群れの中に連続側転で躍りかかる!「火力」と「破壊」のライトを細い隙間を駆け抜け、「光線銃」のライトをギリギリでかわし、「機械」のライトを滑り込みで避ける!「ハイヤー…!」ステルスシャウトと超人的アクロバティックを繰り返し遂にマーシレスフィストは道の終着点にまでたどり着いた!ワザマエ!
【ワザマエ】NORMAL→5,2,2,5 成功
ハッキングテスト
「インダストリ!いいぞ!」頭上のクラウドバスターが声をかけてくる。クラウドバスターはさらに言葉をつづけた。「早速次のテストだ!目の前のフスマを見ろ!」道の向こう側には先程マーシレスフィストが跳び出てきたものと同じような鉄作りの四角い建築があった。その一側面には鋼鉄フスマが取り付けられており、なにやら高度な電脳防御が施され端末が取り付けられているようだ。
「このような扉は施設侵入を行う場合には頻繁に立ちふさがる。さぁ、さっさと開けて奥へ進むのだ!」マーシレスフィストはフスマをしばし観察した。錠前破りのこそ泥としてこのような扉には関わらないようにとセンパイに教えられていた。恐らく突破にはハッキングが必要だろう。しかし彼に電脳の覚えはない…ならばどうするか?カラテだ!
「スゥー…」マーシレスフィストは息を深く吸いカラテを整える…そして!「ハイヤー!」正確無比なテッコのチョップがフスマと電子端末の接合部と思わしき部分を貫いた!『ピガー!?』電子端末が悲鳴をあげたかと思うと、次の瞬間にフスマは爆発!素早くワームムーブメントで衝撃を避けたマーシレスフィストが目線を上げると、フスマのあった位置は黒焦げになり無防備な入り口ができていた。
【カラテ】U-HARD→3,4,4,6,2 成功
実戦テスト
「素晴らしい!まさにモーターの火力と破壊力だ!本来はハッキングテストだが…まぁクリアはクリアだ!」頭上のクラウドバスターが再び賞賛の声を上げる。「次が最終試験だ!さぁ部屋に入るがいい!」その言葉を合図にマーシレスフィストは小さく礼をしてから、しめやかに部屋の中へ滑り込んだ。「失礼いたします」
室内は一切が闇。しかし何らかの存在の気配がする。獣でも人でもなく、恐らく戦闘兵器の類。その時、室内のライトが一斉につき気配の正体を示した!鋼鉄の機械巨人、オムラのロボニンジャ、モーターヤブだ!「ドーモ、テストヤブは適度な難易度!現在ギブアップも受け付けております」
部屋の中にクラウドバスターの電子音声が響く!『さぁこれが最後のテストだ!一定時間そいつの攻撃をしのぎ切って見せろ。自信があるなら…倒してしまっても構わんぞ?』「わかりました」マーシレスフィストは静かに微笑した。
自らのカラテのほどを再把握する良いチャンスだ。マーシレスフィストはテッコの駆動音を威圧的に鳴らし、カラテを構えてアイサツした。「ドーモ、ヤブ=サン。マーシレスフィストです。お手柔らかにお願いいたします。」イクサ開始!
vsテストヤブ
イクサ開始
イニシアチブ:ヤブ→バトルイデア
1ターン目
ヤブ、マシンガン攻撃→バトルイデア【回避】NORMAL→2,1,4,5,4 成功
バトルイデア、カラテ4,6,3,6,5、サツバツ→【6】即死、ヤブ死亡
『ネギトロ重点!』モーターヤブが腕に取り付けられたマシンガンを乱射する!だがマーシレスフィストはこれを悠々と回避!さらに銃弾の中を進みながらヤブに大接近!「次は私の番ですね」マーシレスフィストは弓めいて腕を引く…。「はて?」
その瞬間!マーシレスフィストの前に奇妙な現象が起こった。圧縮された時間の中、まるでショドーを引いたかのような真黒の帯が自分の腕からヤブの胴体部まで伸びている。しかしそれを見ても不思議と動揺はなかった…。まるで自然なことのように思われた。マーシレスフィストは自身の意外な冷静さに驚きながらも、当たり前のようにその帯に拳を乗せ、滑らせた。
脳内より発せられたアドレナリンによりマーシレスフィストの主観時間は未だ泥めいて鈍化している。その時間の中でテッコの鋼鉄の拳はやがてヤブの腹を貫通し、何らかのパーツを引き抜いた。時間が戻ってきた。「イヤーッ!」『ピガーッ!?』
その瞬間テストヤブは心臓部にあたるパーツを抜き取られのけぞって痙攣!マーシレスフィストの拳は正確無比にヤブの心臓部パーツを破壊、致命的なダメージをこの機械巨人に与えたのである!『ピガガガガー!?』苦悶の唸り声を上げたテストヤブは大きく振るえ、一瞬静止したのち、爆発四散した!『サヨナラ!』マーシレスフィストはバックステップでその爆炎を避けると、ヤブの破壊を確認し、手に握ったままだったパーツを無造作に捨てた。
戦闘終了
イクサ運びをモニターで観察していたクラウドバスターはしばらく沈黙していた、そして我に帰ると大声を上げて笑い出した。『インダストリ!…おお、インダストリ!やるじゃあないか!なるほどいうだけはあったようだな!』テストルームの天井が左右にカンノン開きしたかと思うとジェットパックを背負ったクラウドバスターが舞い降りてくる。そしてマーシレスフィストの肩に手をかけた。
「おめでとう、合格だマーシレスフィスト=サン!オムラは君を歓迎する!」マーシレスフィストはそれに応えてオジギし礼を言う。「ありがとうござまいす。今回のテストで気づかされました通り、未だ至らぬ点も多いです。ご指導の程よろしくお願いいたします。」「ウム!良い姿勢だ精進せよ、さてこれから色々と研修や説明会などがあるが…」
次なるプログラムの案内を始めようとしたクラウドバスターだが、ふと何かに気付いたかのように一瞬動きを止めると、口を開いた。「…一つにきいても良いだろうか?お前に個人的に興味が湧いた。なぜお前はオムラに入りたいと考えたのか?」クラウドバスターは純粋な好奇心で聞いているようだった。それに対しマーシレスフィストは少し考えた上で、口を開いた。
「私は…より良くなりたい、より素晴らしい存在になりたい。そのために最強になるのです。「健全な精神は健全な肉体に宿る」というコトワザがありますが…つまりカラテを極めたものが最強、サイバネが最強です。そしてサイバネで最強なのはオムラだと判断し志望しました。それが理由です。」
クラウドバスターはその説明を聞くと満足そうに頷いた。「ウム!そのいきや良し!実際オムラの技術とワザは世界一、最高、それは正しい判断だ!見事に大成してオムラの役立つ歯車となるがいい!」「ハイ、私は将来確実にオムラ最強のカラテ使いとなります。ご期待ください。」
「ハハハハ!自信は変わらずか!ヨシ、では早速研修だな!ついてくるといい!」クラウドバスターは飛行機雲を伸ばしながら飛び上がり、天井からテストルームの外に飛び出ていった。マーシレスフィストも続いて外に出、飛行機雲をたどって追いかける。
マーシレスフィストの目に、その雲が自分の拳をモーターヤブの心臓部パーツに見事に誘導した墨汁めいたラインに一瞬重なって見えた。(そうだ、私はここで最強となる。オムラの力で)ひとまずの小目的を達し、自らの大目的を再確認するとマーシレスフィストは一際多く飛び上がり、クラウドバスターの後を追いかけた。
【ノック・ザ・アイアン・ゲート】終わり
リザルト
A+:所属を「オムラ・インダストリ」に変更、ローン帳消し、▶か▷のサイバネを2つあるいは▶▶か▷▷のサイバネを1つ獲得できる(あるいは万札20)、万札10、余暇2日
参考:「サイバネ拡張プラグイン」
評価で得られたサイバネは余暇を消費せず即時に装着でき、このサイバネの装着時に事故は発生しない。
ただしスロットや生体LAN端子などの前提条件を満たしていなければ選択できない。
既に装着しているサイバネと入れ替えるときは元のサイバネを売却可能。
「▷ジツ拡張サイバネ」は選択できない。
余暇
サイバネは▶︎生体LAN端子とテッコのアップグレードを選択
余暇1日目 万札5でスキル◉滅多打ち
余暇2日目 ニューロンの修練 4 ニューロン3に
余暇後ステータス
◆マーシレスフィスト (種別:ニンジャ) DKK:0 名声:1 所属:ヨロシサン
カラテ 4 体力 4
ニューロン 3 精神力 3
ワザマエ 4 脚力 3
ジツ 0 万札 2
攻撃/射撃/機先/電脳 6/4/4/5
回避/精密/側転/発動 6/4/4/0
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇サイバネ ▶︎▶︎テッコlv2、▶︎生体LAN端子lv1
◇スキル 『◉滅多打ち』、『◉常人の三倍の脚力』
『◉知識:宗教』
◇アイテム ZBRアドレナリン注射器
◇装備 なし
◇生い立ち 錠前破り
いきなりヤブを一撃殺という大活躍を見せてくれたマーシレスフィスト!ステータスは未だ平凡ながらスキルとサイバネの力でそれなりに前衛がこなせる強ニンジャとなりました。何だか第4部のショーグネーター=サンとキャラが被っているのが気になりますが、今後が楽しみです。
今回はこれで終わりです。次のリプレイでお会いしましょう。