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ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ【チャージ・ライク・ア・アロー!】


はじめに

ドーモ、みなさんnyamotomoです。今回もニンジャスレイヤーTRPGのリプレイを投稿していきます!早速今回の登場ニンジャです!

◆登場ニンジャ

◆ニンブルラビット

◆ニンブルラビット(種別:ニンジャ)所属:ドラゴン・ドージョー見習い 名声2
カラテ5      体力7
ニューロン3    精神力4  
ワザマエ6     脚力3  
ジツ0       万札1

攻撃/射撃/機先/電脳  6/7/3/3
回避/精密/側転/発動  6/7/6/0

緊急回避ダイス:0 即応ダイス:5

◇装備や特記事項
『◉スリケン乱射』『◉トライアングルリープ』『◉ニンジャソウルの闇』『◉忠誠心:ドラゴン・ドージョー』

ドラゴンドージョー門下。元々はモータルのニュービーニンジャだったが、ソウカイヤとの戦いの中ディセイション。カラテのバランスが良い。荒野での壮絶なイクサ以来、ニンジャソウルの声が聞こえるようになった。若く、前のめりで、危なっかしい性格。

◆グリンブルスティ

 ◆グリンブルスティ(種別:ニンジャ)所属:ドラゴン・ドージョー見習い 名声2
カラテ5          体力6
ニューロン3    精神力3
ワザマエ3        脚力6
ジツ1        万札1
攻撃/射撃/機先/電脳  5/3/3/3
回避/精密/側転/発動  5/3/3/4

緊急回避ダイス:0 即応ダイス:5

◇装備や特記事項
『⭐︎巨大化の秘技lv1』『◉常人の三倍の脚力』、『◉知識:カチグミエリア』
▶︎ヒキャクlv1
○生い立ち:元ヒキャク・パルクール(陸上選手)

ヴァルキリーじみた筋骨隆々長身の女ニンジャ。元々はスポーツとエリート志向の強いカチグミ家庭出身で、事故で両脚を失いセンタ試験にも落ちたことでもともと良くなかった家族仲が完全に破綻。家を追い出されストリートのアウトローとなった。トラブルに巻き込まれ行き倒れたところをゲンドーソーに救われる。その際ニンジャ化していたためその場で弟子入りを申し出た。

いずれも以前投稿したドラゴンドージョーシナリオの登場PC達です。前回の冒険ですでに壁越え前としてはかなりの高ステータスとなっています。

今回二人に挑んでもらうシナリオはこちら!

コムギ畑を荒らすバイオイノシシを駆除するシナリオです。ドージョーは山奥にあるのでこうした野生動物との軋轢もあるやもしれません。ではいよいよスタートです!

◆本編

ネオサイタマ郊外、タンボ平原。電脳都市ネオサイタマ、億の人口を支える超巨大農業生産地である!この地には地平線まで続く田畑だけでなく、それを管理する食品系メガコーポのオフィスも複数点在している。そのうち一つ『パクパク・セイメイ』社のバイオ木材製支社屋内部の客室に二人のニンジャが居た。企業ニンジャ?強請りに来たヤクザ?否、どちらでもない。日本最後のリアルニンジャ、ドラゴン・ゲンドーソーに率いられる奥ゆかしいニンジャドージョー、ドラゴン・ドージョーのニンジャ達だ!

「フム…流石にメガコーポ、良いソファだ。フカフカだ。」2m越えの巨体女ニンジャ、グリンブルスティはソファの感想を述べる。彼女はカチグミ家庭の出身な為、こうしたメガカーポ要塞には何度か見学で訪れたことがあるのだ。「…そうだな。しかし遅い。社長直々に面接するとのことだが、何かトラブルでもあったのだろうか?」一方くつろいだ彼女とは対照的に白装束のニンジャ、ニンブルラビットはそわそわとした表情で呟いている。

「フッ、いつも思うが貴方は少々神経質だな。もう少し力を抜いては?」「そうはいってもあまり経験がないんだよ、こういう場は。落ち着かない」ニンブルラビットはため息をつく。二人の会話の通り、彼らは食品系の中小コーポ『パクパク・セイメン』の社長である『フクドリ・イネ』の依頼を受けてやってきている。だが普段ドラゴン・ドージョーのニンジャ達は奥ゆかしく修行に励んでおり、このような傭兵めいた活動をすることはほぼない。

にも関わらず二人がこのような場にいるのは、パクパク社が傭兵募集をかけていたとある事件に問題がある。ことは数日前、ドラゴンドージョー師範ドラゴン・ゲンドーソーが都市部の支部から送られてきた情報マキモノに目を通していたことから始まった。彼はその中から一つの依頼書を発見、その背景にニンジャの影が見えると看破した。そして修行の一環として二人の弟子に事件の解決を命じたのである!そしてこの二人が身分を隠してこの依頼を受けることとなったのだ。

「だが、こうした場に慣れることも修行内容に含まれているのだろう。それにそんなに固くなっていては先方にも失礼では?」ニンブルラビットはグリンブルスティの言葉に頷くと、頰を張りキアイを入れた。「そうだな、一度落ち着くか。スゥーハァー…」ニンブルラビットが深く呼吸を整えたちょうどその時、ドアが開き一人の逞しい体格の女が入室してきた。

「ドーモ、お待たせいたしました。パクパク・セイメン社長フクドリ・イネです。」

本リプレイに登場するフクドリをはじめとした三点のイラスト画像は元シナリオより引用
◆フクドリ・イネ(種別:モータル)初期装備:カスタム・チャカガン アイコン:フ
カラテ     3  体力    3
ニューロン   5  精神力   6
ワザマエ    3  脚力    2
ジツ      0  万札   24

近接/射撃/機先/電脳  3/3/5/5
回避/精密/側転/発動  5/-/-/-
   緊急回避ダイス  2
     即応ダイス  2

 ※モータルであるためフクドリの行う『回避判定』の難易度は+2される。

◇装備や特記事項
  カスタム・チャカガン+ライオット弾
 『◉不屈の精神』『◉交渉:理路整然』『◉交渉:駆け引き』
 『◉交渉:鼓舞』『◉知識:高級嗜好品』『◉知識:ストリートの流儀』
 『◉知識:サラリマンの流儀』『◉知識:バイオ系メガコーポ』
 『カルマ:善』

彼女こそ食品系中小企業『パクパク・セイメン』立ち上げた女傑『フクドリ・イネ』!「ドーモ、フクドリ=サン。ニンブルラビットです。」「グリンブルスティです。」二人もアイサツを返す。礼儀だ。フクドリはニンジャを前にしても一才の隙も見せることなく席についた。強靭な意思の成せる技だ。

実際ストイックな彼女のメガコーポは高蛋白、低糖質な健康的インスタント麺の製造を軸としたビジネスで一定の利益を挙げており、社長自らが自社の製品を用いた健康的な食生活を行い、それをIRC-SNS上で発信していくというイメージアップ戦略も取っている。これはフクドリのボディビルダーめいた体格もあって一定の話題性を呼んでいる。

室内を改めて見やればその人気を示すように、部屋内部にはフクドリと著名な青年実業家であるキンキー・コウイチが対談した際の写真など、輝かしい軌跡が飾られているのがわかる。まさに今を時めく人なのだ!「まずはお忙しいところ、この場に足を運んでいただき感謝します」フクドリが合図すると同時に二体のメイドめいたオイランドロイドが入室、二人の前にドンブリをおいた。「もてなしとして当社のラーメンをドーゾ。話を聞くのは食べながらで結構」

「「……ッ!!」」それは実に美しいラーメンであった!スープは透明感ある漆黒のショーユフレーバー、麺は程よく茹でられたカタメン、黄金めいた小麦色がショーユの中で映える!トッピングは翡翠色の新鮮なコネギのみというシンプルなものだが、それが麺とスープへの強い信頼を暗喩する…。圧倒的な味への期待感!

「「イタダキマスッッ!!!」」二人は同時にオジギしてラーメンに飛びかかった!「「…………!!」」スープのウマミと香ばしいショーユの香り、その中で広がる豊かな小麦の風味としっかりした麺の感触!シンプルながら複雑な美味!「「ズルズルズルズルー!!」」瞬く間に一杯目消滅!

:これを食べたPCはシナリオ終了まで【体力】と【精神力】の最大値と現在値が+1される。

ラーメンを食べたことで グリンブルスティ→体力7、精神力4  ニンブルラビット→体力8、精神力4となる

二人はそのままワンコ・ヌードルめいて追加されるラーメンの器に飛びつき続けて、ニンブルラビットは三杯、グリンブルスティは五杯をあっというまに平らげた!だがニンブルラビットは四杯目に手をかけたところでハッと我に帰った。明らかに話を聞く態度ではない!即座にグリンブルスティを小突き、フクドリに向き直った。「…も、申し訳ありません!とてもお話を聞くような態度ではなく…」

「いえいえお構いなく。見事な食べぶりですね。そこまで美味しそうに食べてもらえるなら経営者冥利に尽きます。」フクドリ・イネは表情を少し崩して答えた。「では気を取り直して依頼について説明させて頂くきます。今回、貴方達に依頼したいのはタンボ平原に存在する我が社の提携企業、クイナ・ファームのコムギ畑を襲撃した存在についての調査と対処です。まずはこれを見てください」

フクドリが差し出した写真には、無惨に荒らされたコムギ畑と、スクラップと化した自立走行カカシの山が映し出されていた。周囲にはバイオイノシシのものらしき足跡も見られる。「オムラ社の自立走行カカシの破壊状況を見るに、これを実行したのは単なる害獣とは異なるイレギュラーな存在でしょう。正体は不明ですが、貴方達の力を借りるに値する案件であることは確かです」

「なるほど…」ニンブルラビットは被害状況の写真を見て頷く。ドージョーでは立地の関係上、バイオイノシシを見かける機会も多い。実際彼らはブルドーザーじみた地形破壊を得意とするが、ここまでの惨状を作り出すほどのパワーは当然無い。何かが不自然だ。「現場の状況はそのままにしてあります。貴方達には現場に向かい、調査をし、可能であれば原因となった存在への対処を行ってもらいたい」

「自立走行カカシの残骸はそちらが自由にしてよいものとします。可能であればデータや部品のサルベージも行ってもらって構いません。戦闘の過程におけるコムギ畑への被害はやむを得ない範囲であれば許容しますが、引火した場合の消化などはそちらでお願いします。私からは以上です。よろしいですか?何か質問があればドーゾ」

「いえ、十分です。早速現地に向かいます!イヤーッ!」ニンブルラビットは色付きの風となって退出!一方グリンブルスティは最後のラーメンを飲み干してから立ち上がった。「ハハッ、センパイは少々せっかちなのです!私としてもこれほどの美味に何かあっては嫌というもの、奮って取り組ませて頂く!」実にこの短時間で七杯のラーメンを平らげたグリンブルスティもまた色付きの風となってニンブルラビットを追いかけた。

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数分後!二人はその足で現場のコムギ畑まで向かっていた!あたりは既に日が落ちようとしてたがそれでもわかる一面の黄金。この地域一帯全てがコムギ畑、ネオサイタマの胃袋を支える極大プランテーションなのだ!「実際見事なコムギ畑、イノシシ達が狙うのも少しわかるな」グリンブルスティは前を走るニンブルラビットに話しかける。

二人はセンパイコウハイの間柄ではあるが、既に幾度かの任務を共にこなし、いくらか気安い関係を築いているのだ。ニンブルラビットもグリンブルスティに言葉を投げ返す。「このあたりはタンボ平原の中でもコムギの生育に適した土地らしい。いくつかの農業系メガコーポが分割してコムギ耕作地に利用しているみたいだ。…と、見えてきたな。あれが目的の畑だろう。」見やれば地平線の向こうに大きく「クイナ」の旗印!クイナ・フォームの農業区画だ!

『クイナ・ファーム』。かつて国内の食料品シェアの87%を握っていたメガコーポ『ヤンバナ・サシミ社』に対し契約を行っていた無数の農業系コーポの1つだ。ヤンバナ・サシミ社の解体に伴い倒産の危機に見舞われたが、パクパク・セイメンとの提携により存続に成功し、現在もタンボ平原に有した一定面積の土地においてバイオコムギ栽培を主なビジネスとしている。

二人の姿を確認するとクイナの守衛は会釈してゲートを開けた。二人も会釈を返してゲートの中に走り抜ける。既に時刻は夕方。コムギ畑内部の指定された場所へと到着した二人は、写真に写っていた自立走行カカシの残骸を確認した。いよいよ調査の時間だ。

この場では代表者1人が破壊された自立走行カカシの山に対して【ニューロン】を用いたハッキング扱いの『調査判定:HARD』を行える。

グリンブルスティが挑戦、4,4,6  【6】成功 情報AおよびBを獲得し緊急回避ダイス+2 

情報A:破壊状況はバイオイノシシによるものによく似ているが、通常のバイオイノシシでは到底出せないような力が加えられた痕跡もある。また火器による攻撃が加えられた痕跡はない。

情報B:カメラのデータをサルベージすることに成功し、そこに映っていた『バイオグリズリーめいた巨体を持ち瞳が緑に輝く猪の姿を確認できる。

二人はもはや原型がわからぬスクラップの山に大股で歩み寄り覗き込んだ。「どう見る。グリンブルスティ=サン」「火器などが用いられた痕跡はない… 残骸の様子自体は昔見たバイオイノシシによる破壊跡によく似ている。だが規模と破壊力が明らかに段違いだ。」二人は話しながらスクラップを掻き分け、やがてカメラパーツをその中から取り出した。奇跡的に無傷。

グリンブルスティは予めフクドリから受け取っていた映像解析ツールのLANケーブルを慎重にパーツに繋ぐ。画面が開き、破壊された直後の映像データが示された。そこに写っていたものを見て二人は息を呑み、ニンブルラビットが言葉を漏らす。「なるほど…これが真相か」「師範の推理に間違いはなかった…ということだな」二人は同時に顔を見合わせ、口を開いた。 「「この事件の犯人は……!!」」

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同日、深夜!二人は先ほどまで調査していたポイントより少し離れた地点に出現した!あの後、彼らは他の被害のあった畑を確認し、周囲の地理データや生態系データ、そしてニンジャ第六感を元に次なる襲撃ポイントを予測し乗り込んだのだ!既に獣じみた唸り声が複数聞こえてくる!「少々出遅れたようだな、ニンブルラビット=サン!イヤーッ!」「そのようだ!イヤーッ!」

二人が連続側転して向かってみれば実際、コムギ畑を荒らすバイオイノシシの群れ!連日の畑荒らしによってか一匹一匹が異様に肥え太っている!そしてその中心には……おお、見よ!そこにいたのはバイオグリズリーめいた巨体の、瞳が緑に輝くバイオイノシシであった!カカシのカメラに写っていたのはこの異様な怪物であったのだ!

そしてニンジャソウルの感知に長けたニンブルラビットはその巨体から……確かなソウルの気配を感じとる!「ッ……!!グリンブルスティ=サン、警戒を!」「あぁ私もわかる。アトモスフィアが違う!こいつが…!」そのバイオイノシシは二人に気付くと……オジギし、テレパスによるアイサツを行ったのだ!『ドーモ、ジュウリョウキュウです!』ニンジャの…イノシシ!非常に珍しい動物のニンジャ化現象、ニンジャアニマルだ!!

◆ジュウリョウキュウ(種別:ニンジャ/危険生物)初期装備:鋭い牙(ツルギ) アイコン:重
カラテ     4  体力    8
ニューロン   2  精神力   4
ワザマエ    2  脚力    4
ジツ      1  万札    0

近接/射撃/機先/電脳  4/-/2/-
回避/精密/側転/発動  3/-/-/-
   緊急回避ダイス  2
     即応ダイス  2

◇装備や特記事項
  鋭い牙(ツルギ)、△バイオ脳物質分泌器官(野性的な狂暴さや生命力とみなす)
 『〇ニンジャアニマル』『●脆弱性:火炎(精神力1)』『●射撃不可』
 『●連続側転不可』『●ハッキング不可』
 『◉突撃』『☆◉踏み荒らし』
 『☆巨体化の秘儀』

◆バイオイノシシ×4(種別:危険生物)初期装備:素手 アイコン:猪X ※X=体力
カラテ     2  体力    2
ニューロン   1  精神力   1
ワザマエ    1  脚力    2
ジツ      0  万札    0

近接/射撃/機先/電脳  2/-/1/-

◇装備や特記事項
 『●脆弱性:火炎(精神力1)』『◉突撃』

※モブ敵の『危険生物』であるため火炎属性ダメージによって
 【精神力】が0になった場合はマップから逃走しようとする。

巨体の威圧感に二人は身を震わし、だが、毅然としてアイサツを返す。「…ドーモ、ジュウリョウキュウ=サン。ニンブルラビットです。」「…グリンブルスティです。」ジュウリョウキュウは二人のアイサツを聞くと大きく鼻を鳴らして睨みつけてきた。『キサマら、ニンジャだな?なにをしにきた。おれ達の食事の邪魔をするなら容赦はせんぞ』轟くような念波!

だがニンブルラビットはキアイを入れ、負けじと朗々とした答えを返す!「我々はドラゴン・ドージョーのもの!此度はパクパク・セイメン社の依頼により其方を討伐に参った!」(フン!なるほど、縄張りの防衛が目的か)つまらなさげにこちらを見据えるジュウリョウキュウ。ニンブルラビットはその様子を注意深く観察しながら慎重に言葉を探す。

「……しかし討伐といっても我々としてはやはり互いに被害少なく決着させたい。ついてはこの地を引き払い、我々のドージョーに案内させていただきたい。このまま畑の襲撃を続けていればあなた方はいずれ…」だがそれ以上の言葉は続かなかった。ジュウリョウキュウのテレパス嘲笑が遮ったのである!

『グハハハハハ……軍門に下れと?答えはノーだ。おれは誰にも縛られぬ、最強だからだ。貴様らをヤツザキにし手下どもに食わせてやる!』ジュウリョウキュウは大きく咆哮!バイオイノシシ達もその声に共鳴し、鼻を鳴らして突撃攻撃のターゲッティング!「フム、交渉決裂!まぁある意味ではシンプルになったな!」グリンブルスティはそう言うと、応えるようにパンプアップ!「仕方ない。…覚悟せよ!」ニンブルラビットも覚悟を決める!イクサ…開始!

イクサ開始

・マップ

黄色は初期配置、紫は脱出マス。濃い緑は畑で火炎ダメージを発生させた場合は炎上した畑となるが今回はカトン持ちもいないのでこのルールを使うことはないだろう。

イニシアチブ ニンブル6 →グリン2 →ジュウリョウキュウ→イノシシ

1ターン目

・ニンブルラビット、集中状態で即応ダイス1つ使用し回転乱射!3,1,5,/1,5,1/,5,4 、3発成功。一番上のイノシシを撃破し、上から二番目のイノシシの体力を削る!
・グリンブルスティ連続側転5,2,3,成功 13Kまで移動して手負のイノシシにカラテ5,6,4,2,4,4,成功 イノシシ撃破
・ジュウリョウキュウ 踏み荒らし&突撃で13jまで移動、轢殺攻撃をグリンブルスティに→回避2,1,失敗、残り体力6→そのままグリンブルスティにツルギ攻撃2,3,1,5成功→回避2,6,5カウンター発生! 残り体力7
・イノシシ、グリンブルスティを集中攻撃、真ん中の個体はは13Lまで突撃する。イノシシ攻撃1,1,5,/2,1,3 突撃イノシシのみ成功→回避5,6カウンター発生!突撃イノシシ残り体力1

先手を取ったのはニンブルラビット!「まずは頭数を減らす!イヤーッ!!」小弓を取り出し次々と乱射!「ピギーッ!?」「プゴーッ!」バイオイノシシ複数匹殺傷!「イヤーッ!」続けてグリンブルスティも跳び出、タックルラリアートで手負のイノシシをカイシャクする!「バモーッ!」ナムサン!バイオイノシシの数は一気に半減だ!

ジュウリョウキュウは配下の死に激昂!『おのれ、ふみつぶしてくれる!』猛り狂うジュウリョウキュウの巨体がグリンブルスティに迫る!2m以上の長身である彼女と比べても規格外の超質量だ!だがグリンブルスティは怯むどころかニカリと笑い、上半身を振りかぶっての………迎撃ヘッドバッド!「イヤーッ!」『イヤーッ!』激突!

「『グワーッ!?』」ナムサン!両者共に悲鳴、アイウチだ!互いの額から血の糸を伸ばしのけぞる!しかし両者、流石にニンジャ!一瞬で意識を取り戻すと睨み合い!「なるほど凄まじいパワーよ」『フン、単なる惰弱人間ではないようだな、モノども!こやつから叩け!』

号令に答え、突進で迫るバイオイノシシ!だがグリンブルスティはこれに対しても頭突きで応える!「フン!」「ブモーッ!?」先頭の一体が怯み、そのまま後続イノシシを阻む壁となり突撃を防止!「ハッハー!石頭から負けぬぞ!!」『ヌゥー!非ニンジャではカラテが足りぬか!』

2ターン目

・ニンブルラビットは集中乱射1,2,1,6,/2,1,4,二発成功! 無傷のイノシシを撃破
・グリンブルスティ、カラテを最後の手負いイノシシにカラテ5,1,1,3,6,4,成功! 最後のイノシシ撃破
・ジュウリョウキュウ、グリンブルスティに集中ツルギ解体攻撃!1,2,5,3成功!→回避4,5,2,3,2 カウンター発生!→回避1,2,3 失敗 残り体力6

「隙アリ!イヤーッ!イヤーッ!」「ピゴーッ!?」怯んだイノシシをニンブルラビットは逃さぬ!たちまち一匹が複数本の矢で撃ち抜かれ死亡!残るイノシシはもはや一匹!『おのれ、イヤーッ!イヤーッ!』ジュウリョウキュウはその場で頭部を振り回しカタナめいた牙でグリンブルスティを解体せんとする!

「イヤーッ!」グリンブルスティは機械化された脚部からスチームを飛ばしてバックステップ回避!そのまま後方に迫っていた最後のイノシシを飛び石めいて蹴り殺し…加速!「ブモー!?」ロケットめいてジュウリョウキュウに飛び込む!「イヤーッ!」『アバーッ!?』ヘッドバッド命中!今度はジュウリョウキュウのみ悶絶!カラテが練り上げられているのだ!「オミゴト!」ニンブルラビット賞賛!

3ターン目

・ニンブルラビット、11Kに移動してジュウリョウキュウに集中乱射6,4,3,3/,4,4,3,  二発成功!→回避1,/2二発とも失敗! 残り体力4
・グリンブルスティ、ジュウリョウキュウに集中カラテ2,6,6,4,2,4,サツバツ!1→ジュウリョウキュウ、アドレナリンブースト精神力3、回避3,6成功
・ジュウリョウキュウ、ニンブルラビットに踏み荒らし&突撃で11Lまで移動→轢殺回避5,2成功→ツルギ6,6,4,1サツバツ!→緊急回避ダイス2使用して回避1,4,4,5成功!

「もはや貴様は孤立無援!投稿すべきだ、さすれば私たちのドージョーで匿い、追手からその命を守ると誓おう!」ニンブルラビットは油断なく額を狙いながら投降を呼びかける!だがジュウリョウキュウは眼光をさらに鋭くし咆哮!『ふざけるな、人間に降るくらいならば死を選ぶわ!』「ならば決裂!覚悟せよ、イヤーッ!」ニンブルラビットはジュウリョウキュウめがけて無慈悲なる追撃強弓を放つ!

『ブモーッ!?』命中!分厚い皮膚を貫通する深傷!「イヤーッ!」それとほぼ同時にグリンブルスティは低い姿勢で突撃!イノシシの突撃に対してはむしろ近づく方が加速距離が殺され安全!そう判断したグリンブルスティの渾身の突撃タックルであったが…ジュウリョウキュウはこれを跳ね飛んで回避!『イヤーッ!』ゴウランガ!巨体が宙を舞う!なんたるパワーとスピードか!

ジュウリョウキュウはそのままグリンブルスティを跳び越えて着地し、今度は後方に控えていたニンブルラビットめがけて突撃!牙で掬い上げてからジャンピング突撃で頭部を砕く、彼の必殺コンボを狙う!『死ねぇー!ニンブルラビット=サン!死ねぇー!!』「…やってみろ!!」ニンブルラビットは正面から受け止めようとするが…予想以上の圧!ぶつかり合えば即死と状況判断!(ウカツだった…!だがもはや回避は間に合わぬ…ならば!) 

ドクン…瞬間ニンブルラビットは内なるソウルの力を解放!たちまちその頭部と脚部がウサギめいた黒い影に覆われた!『バカナー!?ヘンゲだと!?』「イヤーッ!」ニンブルラビットは跳ね上がった速度とパワーで前方にスライディング!驚異的スピードでジュウリョウキュウの股下を抜けて回避!『オ、オノレ、どこに消えたぁー!!』ナムサン!ジュウリョウキュウはその動きを捉え切れずニンブルラビットを見失う!

4ターン目

アトモスフィアhard突入!

・ニンブルラビット、8Kまで移動してジュウリョウキュウにスリケン乱射6,5,2/,1,1,4,二発成功、残り体力2
・グリンブルスティ、10Lに移動してカラテ5,4,4,1,6,成功  残り体力1
・ジュウリョウキュウ、グリンブルスティに集中切断攻撃5,3,2,1成功→回避2,4,5,6,3,カウンター発生! 残り体力0 爆発四散!

「私はここだ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」ソウルを鎮め距離とったニンブルラビットは間髪入れず、ジュウリョウキュウの背後から次々に矢を発射!『ブモーーッ!!』連続命中!もはやジュウリョウキュウの背中は針の山じみている!ジュウリョウキュウはニンジャ、普通ニンジャによるスコールじみた射撃とはいえ単なる矢でここまでの被弾は受けない。だが度重なったカウンター頭突きと捨て身の突撃、そして怒りにより正常な感覚はとうに失われているのだ!

「そろそろ終わりにしよう!イヤーッ!!」『ヌゥー!?』さらにそこにグリンブルスティが突撃!ジュウリョウキュウの牙と首根を掴み、一瞬のオスモウめいた拮抗力比べ!そして!「イヤーッ!」ナムサン!ジュウリョウキュウの戦車めいた肉体が少しずつ持ち上がる!『バ、バカナー!?』なんたる怪力か!?「イヤーッ!」ゴウランガ!ジュウリョウキュウはトモエ投げめいて地面に叩きつけられた!

『アバーッ!?』もはや瀕死だ!ジュウリョウキュウはなんとかその巨体を持ち上げると…最後の力を振り絞り突撃の構え!『オノレー!せめて貴様だけでも死ねぇー!グリンブルスティ=サン、死ねぇー!』突撃するジュウリョウキュウの巨体をグリンブルスティは真っ直ぐに見据え…自らも呼応するようなクラウチングスタートの構えをとり突撃!「イヤーッ!!!」『イヤーッ!』

頭突き正面衝突!古代マンモス貫通殺バリスタ矢じみた巨大質量移動体同士がぶつかり合う!そして!『アバーッ!?』……頭突きを受けたのは、手負いのジュウリョウキュウ!その頭部にはグリンブルスティの頭部とほぼ同じ大きさの陥没穴!ふらふらとゆらめき、倒れ… 『サヨナラ!』爆発四散!イクサ決着!

戦闘終了

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ジュウリョウキュウへの対処に成功した場合、PC達はフクドリに依頼達成の報告を行い、報酬を要求できる。

:この場では代表者となるPC1人が『交渉判定:HARD』で対ニンジャ戦闘に伴う増額を要求できる。

ニンブルラビット1,1,5,1,6,5  成功! 
【6】:クリア時の報酬に【万札:9】が追加。

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翌日!二人はすでにパクパク・セイメン社屋を去り、帰路についていた。オミヤゲとして受け取ったバイオイノシシ・チャーシューと戦利品及び証拠品として得たジュウリョウキュウの大牙を手分けしてバイオフロシキに担ぎ、特に急ぐ理由もないのんびりとした帰り道だ。「しかし今回はカネが目的ではないとはいえ、それなりの儲けが出たな。これもニンブルラビット=サンの状況判断の賜物よ」「そう褒めないでくれ、あれは成り行き上たまたまなんだ」二人の記憶は数時間前の任務完了報告へと遡る。

二人はあのイクサの後、パクパク・セイメンへと戻り、フクドリにことの次第を報告した。今回のイノシシの群れのリーダー、ジュウリョウキュウは非常に珍しいケースだがイノシシのニンジャであった、そのため激しい戦闘となったがこれを打ち倒した…と。フクドリはニンジャについての知識はさほど深くなく半信半疑といった様子であったが、ニンブルラビットが念の為にと守衛からあらかじめ借りていたハンディカメラにより隙を見て戦闘を記録していた為、納得に至ったようだ。

『なるほど、そうなるとN案件手当が必要ですね。この程度の額でよろしいか?』キャバーン!スライドに金額提示!『…心遣い有難うございます。それで十分です。』フクドリは実際それなりの金額を提示し、ニンブルラビットはそれを有り難く受け入れた。ドージョーのメンバーが増えつつある昨今、運営のためにもカネがあって困ると言うことはない。フクドリはまた二人を頼ることがあるかもしれないと言い残し、依頼は完了、その場でダンゴウは解散となった。

ニンブルラビットの意識は再び現在に戻る。「だが、心残りがないわけではない。結局ジュウリョウキュウ=サンは爆発四散させざるえなかったのだからな」二人には単にニンジャの討伐だけでなく、可能であればそのカラテを正しく導くためにスカウトするようにも命じられていたのだ。任務は完了するも結局スカウトはならず心残りのある結果となった。

グリンブルスティはそれを聞くと、ニンブルラビットの肩に手をかける。「…まぁそう気を落とすな!殴り合って何となくわかった気がするが、ヤツは野生に誇りを持っていた。互いの信念が譲れぬ以上、あれ以外の結末はなかったと私は思うぞ?」そういうと少し寂しげに笑った。「…そうだな、あまりクヨクヨするのも最後まで戦い抜いた彼への侮辱か。」

「その通りだ、ハッハッハッ!」タンボ平原は本日見事に晴れ上がり、ネオサイタマでは滅多に味わえぬ爽やかな風がニンジャ達の間を吹き抜けた。二人の歩く道のすぐ隣に広がるクイナ社の小麦も、黄金に輝き風に揺れる。小麦を狙う2m近いバイオスズメ達も新調されたオムラ製自律走行カカシの物騒な銃口を見て逃げ去っており、畑には穏やかで平和な時間が戻っていた。

【チャージ・ライク・ア・アロー】終わり

◆リザルト

A:ジュウリョウキュウを倒した:【万札】プール+36 +ボーナス9  全員の【名声】が+2される。

・ニンブルラビット

・万札9でカラテトレーニング 3,4,1 成功→カラテ6に
・万札6でニューロントレーニング 2,4 成功→ニューロン4に
・万札6でニューロントレーニング 1,3失敗
・万札2で知識:IRCネットワーク 知識:古代ニンジャ文明 取得

◆ニンブルラビット(種別:ニンジャ)所属:ドラゴン・ドージョー見習い 名声4
カラテ6       体力8
ニューロン4     精神力5
ワザマエ6     脚力3  
ジツ0       万札0

攻撃/射撃/機先/電脳  7/7/4/4
回避/精密/側転/発動  6/7/6/0

緊急回避ダイス:0 即応ダイス:5

◇装備や特記事項
『◉スリケン乱射』『◉トライアングルリープ』
『◉ニンジャソウルの闇』『◉忠誠心:ドラゴン・ドージョー』
『◉知識:古代ニンジャ文明』『◉知識:IRCネットワーク』

既に壁突破前としては相当な実力となっております。次の冒険で成長の壁を突破し、念願のタツジンを手に入れたいところ…。なんとなく攻撃系よりも防御系の方を取るつもりですがどうなることやら。

・グリンブルスティ 

・万札9でカラテ 3,6,5 カラテ6
・万札5でランスキック習得 万札3で交渉:鼓舞獲得
・万札3でワザマエトレーニング 4 ワザマエ4
・シノギ6,3,6,3,5,5,4,6,6 万札4ゲット

 ◆グリンブルスティ(種別:ニンジャ)所属:ドラゴン・ドージョー見習い 名声4
カラテ6          体力7
ニューロン3    精神力3
ワザマエ4         脚力6
ジツ1        万札8
攻撃/射撃/機先/電脳  6/4/3/3
回避/精密/側転/発動  6/4/4/4

緊急回避ダイス:0 即応ダイス:5

◇装備や特記事項
『⭐︎巨大化の秘技lv1』
『◉ランスキック』、『◉常人の三倍の脚力』、
『◉知識:カチグミエリア』、『◉交渉:鼓舞』
▶︎ヒキャクlv1
○生い立ち:元ヒキャク・パルクール(陸上選手)

ランスキックで高火力カラテをゲット!脚力補正が複数かかっているので、名声を超えてすぐに二連撃が可能な状態となっています。ジツも上げていきたいのですがデメリットもあるソウルなので悩ましいところです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!

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