ワンルームダンシング☆彡
お休みの日を利用して、銀行員時代に働いていた場所へ十数年ぶりに訪れてみた。そのときに初めて一人暮らしをした寮のことを思い出した。
新卒で就職して、初めての配属先は実家からもそう遠くない場所だった。
通えるけど、あこがれの寮には入りたい…✨✨
会社の社宅に入るか何か月も迷っているうちに、入社の時期が来てしまった。もう働き始めていた。
私がもし、社宅に入ってしまったら、実家の家族(特に母)が寂しがるんじゃないかと思って躊躇していたのだ。
しかし…5月に泊まり込みの研修から帰ってきたあと、母に相談してみたら、「ずっと満員電車に乗りたくないって言ってたでしょ。寮に住んでもいいんだよ。」と、なんとなんと! 許可をもらうことができた。
申し訳ない、と思う気持ちの反面、とってもワクワクしていた。
1LDKのピカピカのお部屋で、オール電化だった。そして、意外と広い!
この空間を一人で使っていいとは、相当な贅沢だと思った。
毎日、隠れ家のように可愛いおうちに帰ってくる。
そのまま帰って、着の身着のままでバタンキューのときもあったけど、多摩川沿いにあるので、川沿いの芝生のところで、会社帰りに寝転がってみたりと、自由気ままでそれなりに楽しかった。
友達や会社の先輩が遊びに来るたびに、目を丸くして「ほんっとに何もないんだねー」と言われて…(笑)
会社の先輩は、TVや古い炊飯器をを譲ってくれた。そして先輩の車でホームセンターに行き、必要最低限の家具を買える範囲で買ってきた。
洗濯も駅前のコインランドリーですませていた。夜、服を取りに行くのは少し怖かった。。
友達はこんな私の生活を面白がってくれて、色々手伝ってもくれた。
しかし、冬は寒すぎて、当時お付き合いしていた彼氏の家に入り浸り状態になっていった。彼氏の家はいつも暖房がよく効いていて暖かい。
夏の暑さにはなんとか耐えたものの、冬の寒さには耐えきることができなかった。その後、あっという間に4月には異動になってしまった。
短い間しか住まなかったけど、あのワンルームは、まだ少女のようにワクワクした気持ちとともに、たまに思い出すことがある。