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ピアノの生音が心に迫る|夕暮れの旋律
ピアノの生演奏ってホントに心に響く。
私が塾をやっているホールの一階に「街ピアノ」というものがあり、
少し早い時間などは、演奏家のかたがピアノを弾いているときがある。
それが上の階まで聴こえてくるのだが、これがダイレクトに心に刺さってくる。
日本の童謡をアレンジしたものや、最近のポップミュージックなど、ジャンルは様々だ。
そのなかでも、私が感動したのは、back numberの「水平線」という曲の演奏だ。以前にもオーディオやスマホで聴いたことがあったが、
生で聴いたら、心にずしずしと迫ってくるではないか。
きっと、生で聴く音楽は、周波数がちがうのだろう。普段はオーディオ、スマホという機器を通してだから、似て非なるものかもしれないと思った。
どんな人が弾いているのだろう。気になったが、授業準備で忙しかった。
先日、この話を、仲良くしていただいているピアノ教室の先生にしたら、うんうん、と深くうなずいていた。
「私もね、あの曲聴いて、涙が止まらなくなったことがあるのよ。」と。このことを共感できたことが非常にうれしい。
そして、この曲は、コロナ関係で中止となったインターハイを目指していた高校生たちへ向けて書き下ろされたことも教えてくれた。
ピアノの生演奏をずっと聴いていたい。そんな気分の日もあるだろう。
私は眠っているときの夢で、まれにピアノを弾いてくれようとする演奏家が出てくる。
「幻想即興曲を弾いていただけますか。」とリクエストする。
その方が、弾こうとしたその瞬間に夢から覚めてしまう。
きっと夢のなかでは再現できない周波数なのだろう。また素敵な音楽と出会い、幸せに浸れることを楽しみにしている。