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ChatGPTにタスクを整理してもらうiOSショートカットを作った
最近、すっかりChatGPTにハマっている。遊びというより、仕事のサポートもしてもらっているので、もはや相棒のような存在だ。これだけ使い倒せるなら、月額3,500円のサブスクも十分元が取れると思っている。
さて、Appleデバイスに標準搭載されているショートカットアプリをご存じだろうか? これは、複数の操作を組み合わせて自動化できるアプリで、例えば「自宅を出たらWi-Fiをオフにする」や「自宅の近くに着いたらHomePodに『まもなく帰宅』とアナウンスさせる」といったことが可能になる。
そんなショートカットアプリがChatGPTと連携できると知り、早速試してみた。今回作ったのは、ChatGPTにやりたいことを送ると、タスクを細分化してサブタスクまで自動でリマインダーに追加してくれるというものだ。
実際に試してみた
例えば、「カレーを作る」というタスクを投げると、以下のように細分化されたタスクがリマインダーに追加される。
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実際ここまで細分化する必要はないとは思う。でも、あくまでアシスタント的な使い方を想定しているので、タスクが足りなければ追加すればいいし、不要なものは削除すればいい。そのくらい柔軟に使うのがポイントだ。
また、音声入力を前提としているので、思いついたことをダラダラと話せば、それをChatGPTが整理し、必要なタスクとして登録してくれる。手打ちの手間が省けるので、かなり快適だ。
思った以上に使える
面白半分で作ったものだったが、これが予想以上に便利だった。例えば、今週末に外出の予定があるので、その準備タスクを作ってもらったが、しっかりとサブタスクまで整理してくれた。これだけでも、かなり助かる。
Appleは次のiOSのマイナーバージョンアップで「Apple Intelligence」を日本語対応させるらしいが、残念ながらiPhone 12 Proは対応機種に含まれていない。しかし、このショートカットを使えば、Apple Intelligenceがなくても十分にAIを活用できると分かり、テンションが上がっている。
iPhoneの音声入力はAIとの相性が非常に良い。Androidの精度は知らないが、iPhoneならかなり正確に音声を拾ってくれるので、それをそのままChatGPTに投げれば、便利なアシスタントとして使える。
他にも便利なショートカットを作ってみた
今回のタスク整理ショートカット以外にも、例えばLINEでリンクを共有する際に、リンク先の内容を要約してくれるショートカットも作ってみた。これがまた便利で、わざわざリンクを開かなくても大体の内容が把握できる。これにより、ウェブ共有の負担が少し減るのではないかと思っている。
ショートカットアプリ、お試しあれ
ショートカットアプリは、ある程度プログラミングの素養が必要だが、基本的にはグラフィカルな操作で組み立てられるので、頑張れば誰でも使える。ChatGPTと組み合わせれば、さらに活用の幅が広がるので、Appleデバイスを持っているなら、ぜひ一度試してみてほしい。
おまけ・今回作ったショートカット
せっかくなので、作ったショートカットをここで共有してみる。活用していただけるとうれしい。
iPhoneのChatGPTアプリがインストールされていることが前提なのでご注意を。
タスクを追加するショートカット
任意のタスクを伝えると、必要そうなタスクを自動的に追加してくれる。
リンク先を要約するショートカット
Safariでリンクを共有すると、自動でリンク先の内容を要約してくれる。リンク先が取得できなかった時は、そのままURLだけ共有する。
メモを整理して保存するショートカット
ダラダラとしゃべったメモを整理して、iOSのメモに保存してくれる。しゃべった内容、要点、必要そうなアクションをまとめてくれる。
今北産業
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