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驚異の進化を見せた槙人(FC東京戦振り返り)
およそ一ヶ月ぶりの現地観戦は思いもよらない展開を迎えました。4得点や退場と色々盛りだくさんな試合でした。何かを残そうと考えましたが、まず一番に頭に思い浮かんだのが思ったのがCB伊藤槙人の強さです。というわけで今回は伊藤槙人特集でいきたいと思います。
槙人の進化は何だ?
ちょっとだけ僕個人のお話をさせていただきたいです。実はホームセレッソ戦以来の現地なんです。その試合は何がありましたか?そうです、槙人の退場がありました。あれ自体は致し方ないものでしたし、だから負けたとは思っていません。でもそこから槙人の精神的、プレーでの成長を生でこの日見ることができました。やっぱり現地はいいですね。(そんな話はおいといて)というわけで槙人は何がうまくなったかというとやはりパス出しの部分かなと思います。2月にやったゼロックスでもかなり縦パスを意識していたなという感想を持ちました。でも試合数が多くなるにつれてうまくさばけているんですよ。持ち運びも余裕を持ってやっているのでビルドアップの場面では打開できます。そして元来対人は強い選手なので一対一はたいてい負けません。そこにビルドアップの力が加わったら強いですよね。ここからは僕がすごいと思ったプレーを取り上げます。
前半26分の持ち上がり
スルーパスをカットした槙人がタッチラインでワンタッチで相手をかわした場面になります。槙人はボールを運ぶということはなかなか不得意でしたが、この連戦で使われてからこんなことをできるようになってました。
そのあとに浮き玉をトラップしてパギにパスしたのも落ち着いていたのですごく安心して見られました。
前半38分のインターセプト
三田からのロングボールに永井がトラップで収めます。こんなこと言うのはアレですが、この永井のトラップは上手かったんですよ。そのあと永井がドリブルを始めようとしますが上手く詰めた槙人がかっさらいパギへバックパス。DAZN越しでもよく見れていましたがここが一番の成長なのかなと思います。
後半52分のインターセプト
東京の田川からボールを蹴り出す形でカット。こぼれ球が大然に転がります。トラップが大きくなったところにアルトゥール・シルバが寄せますがこぼれ球にマルコスが反応。寄せた東京の安部を背負いながらうまく反転し真ん中に走り込んだ大然へスルーパス。森重にクリアボールが当たりボールはジュニオール・サントスへ。フェイントを入れて左隅へゴールイン。チームの2点目の起点になりました。果敢なプレスに一役買い得点も演出しました。
後半71分のディエゴとの勝負
スルーパスに反応したディエゴに槙人がついていきます。クロスをあげようとしましたが、槙人がアタックしてクロスをあげさせず、その後奪いに来た中村拓海にも前に立ちはだかりゴールラインに逃します。これでマリノスのゴールキックになりましたが、元々対人が強いだけにディエゴにこの時間帯に勝てたのはすごいですね。
最後に
前半は東京に何度も決定機を作られましたが、槙人、槙之輔の守備に助けられ何とか耐え忍び、後半も危うい場面があった中で無失点で終えられたのは良かったです。連戦で苦しいと思いますがそれでも一生懸命戦い、試合をするたびに強くなっていく。それは槙人だけでなく小池や渡辺皓太、詠太郎に梶川などなど多くの選手が成長してくれてマリノスのために戦ってくれました。これからACLも再開されより厳しい試合が待ってます。まだ彼らの成長は必要不可欠なものなのでもっと僕たちを驚かしてほしいです。