大学の講義あれこれ
大学の講義は大きく2種類に分けられます。
①教授著のテキストを学生に買わせ、それを元に講義を進めるタイプ。
②講義ごとにパワポのレジュメを配布し、スクリーンで授業をするタイプ。このタイプはテキストが要らないことも多い。
学生としては金銭的に②のほうがありがたいです。
①のタイプでも厄介なのが半期ごとに数冊も買わせる教授。
テキストのほかに参考資料などを含めて数冊用意せよと指示し、結局1冊しか使わない、なんてこともありました。
大学1年生は教授ごとの講義スタイルが分からず、言われるがままに用意し、後で憤慨する人も多いと思います。私もそうでした。
サークルに入っていれば先輩から、単位がとりやすい授業、厳しい教授の授業、人気の授業、教授の自己満な授業…などの情報が手に入ります。
私はサークルには所属していませんでしたが、クラス単位でみんな仲が良かったため、そこから情報を共有することができていました。ほんとありがたかった。
それでも必修科目は逃げようがなく、いわゆるハズレの教授に当たるとみんなで何とか単位を取る工夫を凝らしていました。こういう講義は、もはや学ぶ姿勢云々よりとにかく単位を取ることにしか目が向かないです。
数冊買わせるタイプの教授は、自分著の本のみ持ち込み可としている場合が多く、必然的に「買わねば!」という心理に陥ります。姑息!
古本屋やネットでも購入はできますが、みんな考えることは同じ。だいたい欠品しています。
選択科目は面白いほど人気不人気が分かれ、大教室でも毎回入りきらず、床に座りながら講義を受けるものがある一方、中教室なのに2,30人くらいしかいない、なんともソーシャルディスタンス先取りな講義もあったのを思い出しました。
ホントにいい教授の講義内容は今でも覚えていて、政治学原論やマスメディア論、民俗学などは面白かったです。その一方、教授の顔すら思い出せない講義もいっぱいあります。何のために大学に行ったのか…。親には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
と、先ほどのひるおびで解説していた某教授を見て思い出しました。懐かしいぞU野教授。