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続ける辛さと辞める怖さ

脂っぽいものを食べると30分以内に腹痛になる鈴木です。

学生時代はステーキ、ハンバーガー、焼き肉、こってりラーメン…などと
アホみたいにたくさん食べることができた私も
やはり歳には勝てないのでしょうか。
今や煮物や焼き魚、漬物などが大好物になってしまいました。

思えばバーガーキングのワッパーを5個食べるなんて
おかしいとしか言いようがありません。すげえな当時の私。


さて、タイトルと全く関係のない話をしてしまいましたが
皆さんは、新卒で入社した企業でお仕事を続けられていますか?

今の時代、転職というものになんの違和感もありませんが
一世代、二世代前はなかなかそういう考えは無かった、という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
終身雇用に年功序列はほぼ保証され、転職は甘え…というマインド。
今では考えられませんね。

実は公務員時代の私もその考えが強く
辞めずに働いていれば60歳までそこで仕事ができるし
毎年給料も上がっていく。何より会社が潰れない。
給料が下がることだって人事院勧告以外ではなかなか無いといってもいいでしょう。
福利厚生もしっかりしていて、共済の定額貯金なんか数年前でも年利1.25%という、ありがたい制度もありました。
それでも辞める人が結構いて「もったいないなぁ」と思っていました。
私もその仲間入りをしたわけですが。

退職してから
仕事を続けられる要因って何だろう、と考えることが間々あります。

・やりがいがある
・給料がいい
・人間関係がいい
・何となくやめる必要性を感じない

色々あると思います。
やめる必要が無ければやめないほうがいいに決まっているのですが
今はひょっとして新しいステージに移る人のほうが多いのかも?
なんてことも考えたりします。あくまで私のイメージですが。

以前就職する際、
「初恋の人と付き合って結婚する人って少ないでしょ?企業も一緒だよ。合う合わないを見極めて次に行ってもいいんじゃない?」
と先輩に言われました。確かに!

強みを発揮できる環境って、意外と自分では分からなかったりします。
事務が得意だと思っていても実は接客のほうが合っていたりとか
サービス業で人と関わるのが好きだと思っていたけど、やってみたら製造のほうが向いていたりとか…
こればかりはやってみないと分からないのが難しいところですよね。


私の弟はそれなりの規模の企業で10年間ほど小売業を続けているのですが
昇給無し、有給は実質使えない、休日出勤多い、転勤は数か月おき、というなかなかな環境で働いています。

毎日のように会社や仕事の愚痴を言うのですが、最終的には
「やめても新しい仕事を続けられるか分からないから、やめるのは怖いんだよね…」と言って次の日も出勤しています。
それはそれでいいとは思うのですが、40歳、50歳まで続けられるとは思っていないそうです。持病があり体力的に続けられないのです。

ならば早いうちに見切りをつけないと…
とさりげなくアドバイスをするのですが
「知ってる地獄と知らない地獄なら、知ってるほうがマシ」
と踏ん切りがついていない様子。
兄としては心配になってしまいます(自分が脱ニートしてから人の心配をしろとも思いますが笑)。

確かにやめるというのはかなり勇気がいりますよね。
新しい環境のほうがヤバかったらどうしよう。後悔しないかな…。
という考えは当然浮かびます。
でも気に入らない仕事を惰性で働くのはちょっと勿体ないのも確か。
えいや!でやめることができればどれだけ楽か。
やっぱり最後は覚悟なんでしょうかね。

せめて兄の私が覚悟を決めて、新しい業界にチャレンジしてみようと思います。それが弟に何かいい影響を与えられればな、と。




あー、でもやっぱり怖い笑