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ひがみやねたみとの向き合い方
『ひがみやねたみとの向き合い方』
願い通りにならないという事は、
心の中に大きなストレスを生みます。
そして、蓄積されたストレスは、
歪んだ形で、周囲に表現されます。
誰かに言われた否定的な一言が、
願っていることが絶対に叶わないという、
決定的な裏付けだと思い始めると、
それをどうにか取り消したいという、
守りの本能が、心の中に働くのです。
そんな風に心が動く時に、
ひがみとかねたみという感情が生じます。
周りの人が当たり前に持っている能力を、
自分だけが持っていないと思うと、
自分の値打ちのなさを敢えて言葉に出して、
「そんなことないよ」と、
誰かに言ってもらおうとします。
しかし、そんな心の使い方は、
身近な人たちを疲れさせてしまいます。
身近な人たちは、喜んでいる表情とか、
感謝の気持ちとか、ねぎらいの言葉とか、
もっと、そういうものが欲しいのです。
相手を評価して、相手にがっかりするのは、
わかりやすく悪いことです。
しかし、自分にがっかりするだけなら、
それ程害のないことだと思いがちです。
実際には、自分にがっかりする方が、
罪の意識が少ない分厄介です。
自分にがっかりして、不機嫌になる事で、
無自覚に身近な人を攻撃しているのです。
そして、誰にも相手にされなくなります。
たくさんの人と仲良くして楽しみたいと、
誰でも本当は思っているものです。
しかし、心の中にあるちょっとした癖が、
それ程悪いものではないと思っていた故に、
無自覚に引き起こす悲劇があります。
ひがみやねたみは侮れません。
願い通りに行かない事を認められない心は、
誰にもその処理を求めることできません。
しかし、そんな醜いこの私のために、
イエス様は十字架に架けられ、死にました。
自分がいくら不自由で、
妬みの思いを周りの人たちに持っていても、
「わたしの目にはあなたは高価で尊い」と、
神様は言ってくださっているのです。
自分は値打ちがあるという事を、
誰かに確認してもらう必要はないのです。
ひがみやねたみと向き合うために、
神様を信じることは有効です。
いつも読んで下さり、
ありがとうございます。