オバケ屋敷、神さま屋敷 第5話 「やっぱり ここはオバケ屋敷」
いわゆる「ポルターガイスト現象」が起きた話。
よく言われる「ピシ」「パキッ」だったら、「気にしすぎ。家鳴りだ」で済んだかもしれませんが…。
さすがにコレはどう考えてもおかしいでしょう。
その間、あとで調べても地震があった記録はなく。
振動で落ちたとか、もし家族の誰かが「焦げ猫ふざけんな」とか思っててイタズラしたなら、机の上のモノぜんぶ払い落ちる感じなんじゃないですかね。
しかし手前にあるキーボードやマウスだけは出かける前そのままにデスクにあり、Mac本体だけが、重い液晶画面部分を下に倒れずご丁寧に脚を下に「床に置かれた」状態。
父も母も、もう2階に上がってなにかして1階に戻るまで10分以上かかる身体でしたし、Macを持ち上げることもできたかどうか。
小学生だった娘はまだPC等に関心がなく、わざわざいろんな配線を抜いて床に置くことができるはずがない。
ましてや猫が(笑)ジャれて落ちるモノではありませんし…。
そしてなにより、下に響いた音も、床に落ちてあれくらいの音がするモノは2階にはほかに置いてなかったんです。
自慢じゃないですが焦げ猫家には裏表のある人間はいないので、ほのぼのおやつタイムしてるときにそんなことをする理由もないんです。
あれだけの重さの物体を、真っ昼間から動かすほどの「負のエネルギー」に、心底慄きました。
「怖い!」…というより、冷静に「危険」を感じましたね…。
病気が続き、何度治してもまたべつな病気やケガを繰り返し収入が安定させられない…というのが家を手放した現実的な理由でしたが、自分も含め家族もあぶない、と思ったのでした。
怒って追い出そうとしている「なにか」の思うツボですが、このまま居座っても誰にもいいことなさそうだしもう逃げるしかないよな、と。
父もどんどん具合悪くなっていったし、作中には書いてませんがM先生に「お父さんこの家にどんどんエネルギー吸われていってる」と言われたんです。
娘も鼻の骨折ったりガラケーが消えたり(ホンットウ〜に、家の中で紛失したはずが、引っ越しのときにも出てこなかった。お友達に盗まれたのかも?…とは言ってましたが、それならそれでそういう悪縁も家の影響かもしれません)、ロクな思いをしてなかったですね。
娘が体験した怖い話がほかにあるので、全部掲載し終わったら描きます。
次回、第6話「水神さま怒り爆発か」では、任意売却が決まったあとに冗談みたいな事故が起きた話です。
やっぱりお怒りだったんですね…。
その次回話はこちら↓
「オバケ屋敷、神さま屋敷」前回のお話はこちら↓
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