「水神さま怒り爆発か」　オバケ屋敷、神さま屋敷　第6話

あいだに新シリーズ「マンガニッポン神さま話」を始めたので間があいてしまいましたが、処女作「神さま屋敷、オバケ屋敷」の続きです。

今までのあらすじ
買った新築の建売は井戸を潰した物件…住設や家電が壊れまくる、病気・ケガ・事故・失業の連続などオソロシイほどに運気が下がりまくり、家の中には人外の存在の気配も…。
前話では姿の見えない「なにか」がデスクトップPCを床に落とした話でした。

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結局、この家に住んでいたのは7年。
占いとかバイオリズムだとかでも、人の運気には波があるといいますが、7年以上に渡ってこれでもかというくらい運気が下がりっぱなしだった人も珍しいと思います（そんなことでマウントとるな・爆）。
次の家でも影響は引っ張ってた感ありました。

ちなみに作中の裏庭で、大型バイクの盗難にも遭っています。

もうホンットウ〜に出口の見えないトンネルというか、窓のない牢獄に入れられて外に出たと思ったら拷問、という感じでした。

病気の連続で収入が安定しなくなり任意売却に至った…というのが正式な理由ですが、病気も含め危険を感じるレベルの運気の落ちようだったというのが正直なところです。
借金は負うけど命には代えられませんし、家に執着したばっかりに家族ともどもどんどん転がり落ちていくのは避けたかったんです。

水道管がなぜそんなに深かったのかというと、あくまでも焦げ猫の推測ですが…。
現在では住宅の敷地内など個人の引き込み管は概ね地表から30cm以上、車道等は1.2m以上と決められているようです（寒冷地はこの限りではありません）。
それを守れば必要以上に深くする必要がないはずなのですが、昔のいい加減な土地分割や区画整理でもともと公用部分なのが個人宅敷地内に被ったとかは普通にあるらしいです。
当初は工事にきたプロが「謎だ」と言ってたので井戸が関係あるんじゃ…とも思ったんですが、公共部分だったから深かったんではないかと？
まぁこんだけの水道工事が自腹になってたら目も当てられないので、ホンットウ〜にそれは不幸中の幸いでした。

ただ、その地下1m以上のところから噴水のように周辺道路を冠水させていた水の勢いを見たら、血の気が引きましたね…。

いま言っても遅いですが、普通は買う前に土地・物件の経歴は調べるモンですよね。
普通は建売住宅ってある程度広い土地で業者が開発して同じような家を建てるプチ開発みたいなトコが多いですが、この家は古くから住んでいる方々の住宅地の中に1件だけポツンと建った建売だったのです。
その時点でおかしいと思うような知識やカンが当時のわたしにはありませんでした。

で、この土地に以前住んでいた方は、どうも登記簿を見る限り「亡くなって家系がついえたので業者が手に入れた」ような感じ。
死因、亡くなった場所はわかりません。
ご近所さんは皆昔から住んでいらして、リフォームを終え二世帯で住んでいる方ばかりだったのですが、その家だけがついえたようなのです。
だから入居して長いことヨソ者扱いで、詳しい土地の歴史に至っては聞けずじまいというのもありました。まぁもし禍々しいことが起きたんだとしても、買っちゃった人には言わないのが親切というモノですし。
土地の歴史なんか関係ないとナメてましたが、ここ日本では「八百万の神」が実在していて人の生活によくも悪くもかなりの影響を及ぼしているから無視できない…という勉強になったのでした。

ちなみに「そんな危険な家に次に住む人がかわいそうじゃない？」とも思われるかもしれませんが、「相性」ってのもあると思います。
不思議なことに、まったくそういったモノの影響を受けない人も多いからです。

事実いま住んでいる賃貸物件も、入居後数年して焦げ猫がいまの病気になったときに、お隣さんに「そこいら一帯は池（沼？）を潰して建てたからダメなんだ…建てた人も病気で…云々、3件先までダメだ」と聞いたんですが、焦げ猫はいまの家のせいで新たに病気なったっていう気はしないんですよね。
古い物件ですが、例の家に住んでたときと空気感が違うんです。
その「3件先」までの間に、めっちゃ元気に畑仕事してるお年寄りいるし…。

いまの病気に関連があるとしたら、

「長年に渡って負のエネルギーを受け続けると、お祓いしてもらったり引っ越したりして原因が取り除かれても、影響がしばらく残る」

ということをよく聞くのでそれかもしれませんが、なんでもかんでも見えないモノのせいにしないのも大事、というお話が次回以降続きます。

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