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映画「浅田家!」を観て、家族の在り方を改めて考えた1日

世の中には、さまざまな家族がいて。その家族の形は、ひとつじゃない。
たまに「理想の家族」とか「これが普通の家族」とか耳にしたり、目にしたりするけれど。私は、そのどれにも当てはまらない…。
久しぶりに映画を観て。
いろいろ心に思うことがあった…そんな一日。

「浅田家」の母の強さが凄い

主人公の写真家の物語「浅田家!」
お目当ては…主役を務めた方で。観た映画だったけれど。

家族の面白エピソードに笑えたり。
時には、失った家族のことでグッときたり…。

そんな中で、私の心を掴んだのは…主人公の母。
彼女は、自分の夢を叶え、それを仕事にして…
主夫として家事をしている旦那さんを誇りに想い、子どもたちを愛している。
今では、珍しいことでもないけれど。
当時、家事を男がやって、外で女が働くだなんて。いろいろ言われたりしたんじゃないのか?とも思う。

「病気の父親を置いて行く痛みなんだよ」

子どもがやりたい事に理解を示し、見守る母親。
それでも、唯一…子どもに手を上げるシーンがある。

脳梗塞で倒れた父親が意識が戻って、兄弟で見舞う…。だが、主人公は父親に会わず「自分のやりたいこと」を優先してしまう。

母親として、初めて息子に平手打ちする。
「病気の父親を置いて行く痛みだよ。」「初めて叩いた。痛いなぁ。」って。
私も母親だけど。
こんな大きな愛で、自分の子を見ているのか…ふと考えてしまった。

「ただの家族写真」だけど、自分にしか撮れない写真

私は被写体になることが、ほぼない。
子どもの成長を撮り続けて…いるが、一緒に写ることはない。
2人家族だから、それが当たり前なんだけれど。

映画の中で、災害で父親を亡くした小学生が「お父さんの写真だけが見つからない」と必死で写真を探すシーンがある。

そう。その父親もいつも撮る側の人間だったから…。写真の中には、姿はない。けれど。写真の中には、想いは写っている。

もし、私がいなくなって…子どもが自分の写真を見た時に、私を思い出してくれるのかなぁとふと思った。

家族の在り方について…子どもが生まれてから。
いろいろ、周りに言われたりして…時に凹んでしまったこともあった。
今は、この家族の形で良かったと思える。

映画を観たから…改めて思えたこと。感謝。

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