グラブルは世界を変えた
グランブルーファンタジーというゲームを知っているだろうか。
グランブルーファンタジーとは、王道スマホRPGであり、その壮大な世界観はどこまでも広がる空を彷彿させる。
また、幅広いジャンルとのコラボも魅力的だ。美麗なイラスト、世界観を崩すことなく描かれたストーリー、そしてガチャを引かなくてもコラボキャラが入手できるという親切設計。
コラボにつられて始めた新米騎空士も確実にクリアでき、キャラが入手できる。すごくないか?
さて、こんなにも親切設計のグランブルーファンタジーだが、肝心のゲームシステムがちっとも親切設計ではない。
少しでも強くなろうと攻略サイトを開けば、「マグナ確定流し」だの「マグナブキ」を集めろ、ただし最初は攻刃が付いた武器を優先しろだの、両面片面で防御を下限まで下げろだの意味が分からない。
正直今でも雰囲気でグラブルをやっているので、バフの効果量や追撃枠の共存だの言われても全然わからない。
今でこそスキルが変わってクリ確定するか否か分かりやすくなったが、当時クリ確定の仕組みも全然わからなかったので、サイトの編成を丸パクリしていた。このゲーム、難しすぎる。
ではなぜこんなめんどくさく、長時間拘束され、複雑なゲームをGPA1.69の私が今まで続けてこられたのか。
それは、ある3人のキャラクターのおかげだ。
そう、ヨダルラーハ、サラーサ、水ゾである。
そこは推しじゃなんか~い、と思われるかもしれない。
しかし、間違いなく、私は推しの存在だけでこのゲームを続けてはいなかっただろう。(ちなみに私の推しはカトルとヴェインとノアである)
この3人は、グランブルーファンタジーを快適に進めるためのハチャメチャに重要なパーツだった。
ヨダルラーハはすごい。
私がグラブルを始めたての頃、サプでヨダルラーハを勧められたが、正直言って小さい髭のジジイ(失礼)に3150円払いたくなかった。
幾ら強いとはいえ、小さい髭のジジイなのである。各国の美男美女が群雄割拠するこの世界で、グラブルを始めたばかりの初心者が取るには少々憚られるのだ。
しかし、私はその認識を改めることになった。
ATでポチリと攻撃ボタンを押せば、ティアマトたちがたちまちぶっ倒れていく。破格の無属性ダメがマグナNたちを襲い、毎日の日課が格段に楽になった。
また、ランクが上がってからもコイツは猛威を振るった。古戦場奥義編成も、いるといないで全然違った。(当時)
最初小さい髭のジジイと言っていた私をぶん殴りたい。ヨダルラーハは小さい髭のハチャメチャに強い爺さんなのである。
そうして私はマグナNを毎日続け、武器を集めることができたのだ。ヨダルラーハがいなければ、今日の私はなかったであろう。サンキュー、ヨダルラーハ。
サラーサはすごい。
私が最初に加入させた十天衆はカトルなのだが、次に加入させたのがサラーサだった。ちなみに単純におっぱいがデカくて可愛いという理由で取った。
この頃はバカなんじゃないか?という量の素材要求、全然落ちないR武器(今は古戦場のガチャでゴロゴロ落ちる。いい時代になったものだ)。
「散らばった積荷」と「古物商のプライド」永久に回っていたのはいい思い出だ。
そんな思い出はさておき、サラーサの凄さは3アビにある。そう、1ポチするだけで破格の無属性ダメが叩き出せる例のアレである。
私はこれがなかったら、アーカルムなんてクッソめんどくさいものやってなかったし、スラ爆もできなかった。
マジでおススメ。これは自論だが、これからグラブル頑張ろうと思ってるなら絶対最優先で取ったほうがいいと思う。
そして最後に水ゾ。
私は運よく最初の無料10連で手に入れていた。当時、HP3000くらいしかないクソ雑魚ナメクジだった頃、コンジャクでHPが1まで減らされ、
「バグ!!?!?!?」と思った。何が悲しくてただえさえ少ないHPを下限まで減らされないといけないのか。
徐々に回復していくものの、効果量が微々たりすぎて全員吹き飛んだ。どうなってんだこのゲームは…と思っていた。
しかし攻略サイトを眺めると、あのHPを下限まで減らすぶっ壊れキャラが評価SSなぞ書いてあったのだ。正気を疑った。
「きくうしはHPを1まで減らしてスリルを味わうのが好きなドMの集まりなんだ…」と当時は本気で思っていた。
しかし、ランクが80くらいになり、セレ拳が集まり始めたころ、私はゾーイの恐ろしさを知った。
「水着ゾーイ、やばくね?」
そう、初心者クソ雑魚騎空士が、初めて武器についているスキルを意識し始めた瞬間である。
大体の騎空士はそうだと思うが、スキルなんてもんはよくわからないまま攻刀と名のついた武器を言われるがまま集め、編成していた。
そして初めて水着ゾーイの「背水」でスキルの効果を知った。
これが私のグラブルの第2の始まりと言えよう。
スキルの意味を知り、もっと強くなりたくなった。私は、力を求めてしまった。
最初はカトルが加入できればそれでよかった。団も、ソロで気ままにやっていればよかった。
ATなんて意識したこともなかった。古戦場なんて、2箱開ければそれで十分だった。
それではダメだ、強くなるにはどうすればいいだろうか。
グラブルは、力を求めようとさえしなければ、コラボは豪華だし、年末・周年にはガチャピンさんがしこたまガチャを引かせてくれ、生放送をすれば
ワンサカとアイテムや石を配ってくれる優しいゲームなのだろう。好きなキャラがいて、そのキャラを追いかけてイベントを見るだけなら、強さはほぼ必要ない。
力を求めたその瞬間、グラブルは姿を変え、我々の時間を大量に吸収する無限装置と化す。
ちょっと強い武器を求めようもんなら低すぎるドロップ率が牙を剥き、古戦場で接戦しようもんなら、決戦!星の古戦場~無限列車編~が幕を開ける。
十天衆を超越しようもんなら当時のバカなんじゃないか?という思い出を彷彿とさせるような素材量を要求され、卒業したはずのエンジェルヘイローを無限に回す羽目になる。
水着ゾーイは、上記2人とは違う意味で私の世界を変えたキャラである。ゾーイがいなければ、私はこんなことにはならなかっただろう。
グラブルはいいゲームだと思う。複雑だが、GPAが1.69しかない私でも強くなれるのだ。
銀魂とコラボするからやってみたい…でもグラブルって難しそう…わけわかんないよ!そう思っている方も多いかもしれない。だが、大丈夫だ。GPAがこんなに低くてもグラブルはできる。
まずは手を出してみて欲しい。先輩騎空士がやさしく(?)手を差し伸べることだろう。
皆さんの世界を変えたのは誰だろう。非常に興味があるのでぜひ教えて欲しい。