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久しぶりに映画館に行きました

2024年の7月某日に観てきました。映画は好きで、洋画や邦画、アニメなど普段からよく観るのですが、映画館に行って観るという行為自体は20年とは言わないまでも、自分が20歳くらいのときにデートして以来のはずですから、五黄の寅の自分ですが数えると20年近くご無沙汰になっていた感じ・・・のはずです。まあ、覚えていないくらい行っていないは事実です。

というのも、サブスクで低価格で見れる時代に、一回だけであの値段は高く感じているからなのです。子供の頃は、よくアンパンマンとかドラえもんの映画なんかも毎年行っていましたが、子供料金でなくなると大した理由がないと行かないというのスタンスになっていましたね。件の20年ほど前のデートのときも渋ってちょっと喧嘩になったのはココだけの話です。「デートで映画っていうのもなあ」とちょっと思ってしまったのと、観たい映画が彼女と違ってと言うような感じでしたかね。ちなみに、その子が今の奥さんとか言うようなよくある小説の様な話はありません。悪しからず。

そんな自分が、久しぶりにお金を出して観に行っても良いのではないのかと思えたアニメーションがあったので観に行ったというお話です。

それは、2021年7月19日に某出版社の配信アプリで無料で公開されると、各界隈から称賛の嵐と言うようにバズったあの漫画のアニメーションです。自分はミーハーではあるのですが、そのときは気にもとめていませんでした。

と言うのも、自分は漫画は好きだが買わない人間で、これはサブスクでも利用していないので買わないし読まないしと言う感じなのですね。幼少の頃は、父が漫画好きで手塚治虫はもちろんのこと石ノ森章太郎、松本零士、藤子不二雄など圧倒されるくらいにコレクションされていて、自分も楽しく読ませてもらっていました。なので、好きは好きなのです。

ただ、自分は同時にこれまた父が所有していたものが発端だったんですが、コンピューターゲームにもハマってしまって、お小遣いを全部ゲームボーイなりなゲームに投資する人間だったのですね。思考としては、漫画は、あとから映画なりアニメなりになって無料でテレビなりサブスクなりで見れるので、漫画もアニメ化したら見てやるよと言うような感じです。

ゲームにハマってしまったのが、「動く絵の物語がチョーおもろい」「しかも、自分で動かせるぞ」とかだったので、漫画も面白かったのですが投資するならゲームだろと言うので、漫画は今でも買わないです。無料で見れるものもありますが、第一話だけとかであとは有料だったりするじゃないですか? ですので、気になってお金がいくらあっても足りないから我慢していると言う面もあると言えばあります。あと、物欲が強くて、それを消費するのに物質で所有していたいのですよね。漫画を置く場所が無いと言うのもあったり・・・。

そんな自分が、2023年にネタ的に件の漫画を買い、そして映画館にも足を運ぶ流れとなったわけです。理由はほんとに何もなかったですね。何となく、所有していたほうがいい、観てみたほうがいいと言う漠然としたものです。

そして、漫画も映画も観た感想としては、”自分はクリエイターでは無かった”でしょうか。そう感じたくらいしか出てこなかったです。自分はこの文章で一度も件の表題を明記したり、表題の写真もあえてタイトルを見えない感じにしているのはそういった理由でもあります。面白かったは、面白かったです。ただ、クリエイターさん方が受けた衝撃とかは無かったのですよね。

この作品を「誰かに紹介したいか?」というのも、例えば新海誠監督の「君の名は。」みたいな作品のようなものでもないとも思えたので、自分はあえて他人に進めることも無いだろうと言うのが本音です。

誤解があるといけないので補足しますが、この映画を観に来ていた人たち(自分が映画館で見かけた人)は下は中学生くらいの男の子たちグループ、母と大学生くらいの娘の親子連れ、男女のカップルらしき二人連れ、上は50代くらいの男性と幅広く、そしてそんな幅広い層が「観たい」という衝動にかられるいいアニメーションです。映画館でスタッフロールが流れるとすぐに立ち上がって出ていく人は珍しくありませんが、このアニメーションでは自分の時には居ませんでした。それほど、最後の最後まで搾り取って観てやろうと思える作品だったからに違いありません。

自分は、「いい作品に出会った」と言う基準があって、それは何か自分もクリエイトしたいと言う衝動にかられてしまうそんな感情が生まれてくることです。簡単に言えば、これは、007みたいなアクション映画を観ても思いますし、アンパンマンみたいなアニメを観ても思います。件のアニメーションもそうでした。そういう意味で、いい作品ではありました。

ただ、何かが足りない感じもして、それが自分がクリエイターではないということなんだろうなと、この感情を言葉にする語弊力も乏しいのでそう表現してみた感じとなります。自分もクリエイターとなって、この作品を観た時に、真に感動できる人間に自分もなりたいものです。

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