ORIENT M-FORCE レビュー
ORIENTでM-FORCEの「RN-AC0L03B」のレビューとなります。
長々といろいろと製品情報を書こうとも思いましたが、知りたいのは個人が使った感想などと思うので、いろいろな事はORIENTの製品のURLを貼り付けておきますので参照のほどよろしくお願いします。
【「ORIENT M-FORCE RN-AC0L03B」商品紹介URL】
まず、自分がこれを買った経緯ですが、単純にダイバーズウォッチの類が好きだからです。ORIENTの他にもセイコーの5スポーツなんかも好きだったりします。
ただ、本格な潜水ダイバーズウォッチは結構値がはるものが多くて買うのに躊躇してしまっていました。(だからと言って、自分はダイバーでは無いのですが・・・)更に、価格も10万円を切って、自分が欲しいデザインの200m空気潜水用防水のダイバーズウォッチはなかなか無いものでした。そんな時に、ORIENTから最新の第3世代M-FORCEが発売との情報を2020年に見て「ほしいなぁ」と思った次第です。件の、ORIENTのM-FORCEは、デザインがオールブラックと言うのも男心がくすぐられた点でもありました。ミリタリーチックで刺激的じゃありません?
ちなみに、M-FORCEは「ミリタリー・フォース」ではなく、「メカニカル・フォース」だそうです。正確には、Mには3つの意味が込められており、" 電池や太陽光に頼らずに時を刻み続ける機械式ムーブメントを意味する「Mechanical」、外装パーツや内部構造に耐衝撃性が備わる堅牢で量感豊かな造りを表す「Massive」、そして独特の存在感を放つ異色の洗練されたデザインを象徴する「Maverick」 " だそうです。
まあ、それでも、定価の7万1500円(税込)と言うのは、自分の懐だとやっぱり躊躇してしまう値段なのですよね。迷っていたところ月日は流れ、定期的に価格がどうなっているかを調べていたヨドバシカメラで5万円を切って出ていたものですから迷わず買ってしまったと言うのが、今年である2023年の2月となります。その時のお値段なんと4万6540円(税込)、う~ん、安い! この記事を筆頭中の9月26日現在では5万50円(税込)となっています。多少、値段が上がっていますがそれでも安いですね。
第3世代M-FORCEですが、このオールブラック以外にも「RN-AC0L01B」や RN-AC0L02R」と言うデザインもあります。こちらの方がブレスレットも金属製になるので、こだわりたい人にはうってつけでしょうか? 自分もその点が気になっていまして、オールブラックはブレスレットがシリコンベルトとなります。ウレタンとかに比べて耐久性はあるかとは思いますが、金属製よりも持ちは悪いとは思いますので、オールブラックも金属製が良かったなぁとは思ったりしています。ちなみに、ケースは全てのデザイン共通でステンレス (SUS316L)です。オールブラックはそれに黒メッキされています。なので、使っていくに連れてこれはハゲてくるんだろうな・・・。
【RN-AC0L01B】
【RN-AC0L02R】
これらの通常展開の他に70周年記念モデルとして「RN-AC0L05G」なんていう限定モデルもありましたね。
【RN-AC0L05G】
2021年には、海と言うよりも陸をターゲットにアウトドアテイストを盛り込んだ「RN-AC0N03E」と言うモデルもありました。先にも上げた、Mに込められた3つの意味であったように、キャリパーF6727には衝撃時の横方向のずれを小さくして固定力を高めるムーブメントホルダーや上下の揺れを抑える押上げスプリング、テンプのひげゼンマイの衝撃によるずれを軽減するひげ玉など、さまざまな耐衝撃設計を駆使しているようで、「アウトドアウォッチとしても使えるよ」と言う、アウトドアブームの中での展開は分かるような気はします。
【RN-AC0N03E】
個人的には、緑が「ちょっとダセェ緑なんだよなぁ」と思ってしまったりはここだけの話です。カモフラ柄じゃないだけマシだったでしょうか?
さて、話は戻って、オールブラックの「RN-AC0L03B」になりますが、総合的に自分は満足しています。あえて言うなら、回転ベゼルのドットや数値がもうちょい白か認識性の良い色であったら良かったのになという感じと、プロテクションシールド(りゅうずガード)の存在感が誇張しすぎかなと言う感じでしょうか。2012年の第2世代のM-FORCEのデザインのほうが好きでしたかね。ただ、これはこれで全体的に丸みを帯びていて、「潜水腕時計なんだぜ!」と言うような感じを思わせるので良いと言えばいいのかな? あと、細かいですが、文字盤のORIENTのライオンと王冠のエンブレムが塗りつぶされたような感じになっていて、高級感が他のモデルと比べて乏しいという感じでしょうかね?
良かった点は、ここ何年か、オールブラックモデルが色んなメーカーから出て流行の様な感じですが、文字盤の数字やドットなどもブラックで認識性が乏しいモデルも散見されて「それは時計としてどうなのよ?」と言うようなデザインもあるなか、ORIENTのこのモデルは、ちゃんと蓄光を配色して認識性は高く保っていると言うのは実用腕時計として良いところだとは思います。それ故に、回転ベゼルの配色が惜しい。
装着感は、写真などで見るよりも小ぶりな感じですかね。それでも、プロテクションシールドいれて公式で47.3mmとなっているので、大き目の腕時計と言えばそうなります。ただ、自分はG-SHOCKなどゴツ目の腕時計が好きでそれらも愛用していたりもするので、そう言うので小ぶりに思えたと言う感じだとは思います。
重さは、公式で132gとブレスレットがシリコンなだけあって、機械式の中では軽い方だとは思います。それでも、ゴツ目に見えるG-SHOCKでも100g以下だったりもしますから、最近のプラスチックを多用した腕時計と比べると重く感じられるので装着感はありますね。そう言うので、「腕時計をしている」と言うステータス感は得られやすいです。
自分としては、いい買い物だったと思っています。黒色のブレスレットも探し出して付け替えて遊ぼうかなとも思っています。