映画『侍タイムスリッパー』を観てきた。
『○○さん、
侍タイムスリッパーって言う映画、
面白かったですよ。
福山の映画館で上映していますよ。』
と映画好きの方から情報をもらって、
『福山かぁ。
面白そうだけど、ちょっと遠いかな。』
と思っていたのが、
ちょうど今から10日ほど前。
実はその時も、
わたしが住む岡山に、
昔からある映画館でも、
上映していたようなのだが、
そのうち、つい最近、
いつも足しげく通っている映画館でも、
上映されることを知って、
休日が来るまで3~4日待って、
迷わずチケットを購入した。
ここから、ネタバレを含みます🙇
その結果、
めちゃくちゃ面白かった。
オススメしてくれた方へ、
まずはお礼を言います。
本気でありがとうございます🙇
まず、
主役の俳優さんである山口馬木也さんの、
細かい所作、
セリフの言い回し、
自然体の微妙な表情などが、
素晴らしい。
ものすごいオトコマエなのに、
恋する乙女のような芝居も時折見せて、
とんでもなくキュートな人物である。
そしてまた、
随所に、
『武士道』や『侍スピリッツ』を感じる。
この人は、
本当に、
140年前の時代から、
タイムスリップして来たのではないかと、
本気で思わせる芝居。
高坂新左衛門を演じる山口馬木也さんは、
とても魅力的な人だと思った。
しかも、
岡山県出身らしい。
後は、
時代劇の殺陣(たて)が、
細部までこだわっていて、
息をのむほど、
素晴らしい。
時代劇って、
こんなにクールでカッコいいものだったんですね✨
真剣な場面と、
コメディの場面とがあるのだが、
緩急があって、
観客を全く飽きさせない。
相手役の風見恭一郎を演じる
冨家ノリマサさんも、
かなりいい味を出している。
そう来たかと言う、絶妙の展開で登場する。
大きめのサングラスをかけているシーンは、
昭和をそこはかとなく連想させ、
今はなき、昭和の大スター、
石原裕次郎さんを彷彿とさせた。
主人公が恋する助監督演じる沙倉ゆうのさんも、
かなり素敵だ。
あんなキラキラした瞳をしていて、
仕事に向き合っていて、
芯から心優しき人は、
かなり魅力的である。
心配無用ノ介を演じる田村ツトムさんの、
ここぞと言う場面で登場するキメ顔も、
狙い通りの笑いを誘うが、
かなりイケている。
そうそう、
スターは、こうでなくっちゃ。
時代劇は、
勧善懲悪が、
永遠のテーマですから。
斬られ役の3人の方とか、
お寺のお坊さんとか、
そのまた奥さんとか、
登場人物のすべての演技が、
お互いを生かし合っていて、
その自然体のふるまいが、
まるでドキュメンタリーを見ているかのような、
そんな感覚にさせる。
エンドロールが流れ始めた瞬間。
心の中で、
スタンディングオベーション✨
あの、
まだまだ書きたいこともあるし、
ストーリーのすべてを把握した上で、
もう一回、観に行きたいんですが、
よいですか、笑。