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好きなクラスを増やしたいと思うアナタへ
ですこし触れたが、人気のないクラスはやがて消えゆく運命である。
それは必定である。特定少数の意見ばかりを取り入れるわけにはいかないからだ。
しかし、自分が気に入っているクラスは残ってほしいし、時間帯もかわってほしい。
としたときに、スタッフに
「これ増やしてよ!」
と詰め寄っても、投書で
「これ増やしてください」
とだけやっても仕方ない。
客側としてやれることは限られているが、やれることはある。
今回はそのことについて述べてみたい。
分析 なぜクラスは減るのか
まずは敵を知る必要がある。
なぜクラスは減るのか。それは端的に言えば
人気がないから
それに尽きる。じゃあなぜ人気がないのか、と言うことになるのでその対策が必要となる。まずは理由をいくつか経験も踏まえてあげてみる。
理由1 クラスの内容に魅力がない
いつまでたっても同じことしか繰り返さない場合や逆に難しすぎる場合がこれにあたる。
理由2 イントラがダメ
クラスの内容は標準以上だったとしても、イントラのキュー出しがだめとかそもそも動けていない場合。
理由3 客が固定化していて一見さんが入れない
とても楽しそうに見えるクラスでも、いざ参加しようものなら一見さんおことわりみたいな空気がでている場合。
理由4 客がダメ
クラスの内容もイントラもいいはずなのに、根付いている客の質が悪い場合。
理由5 他のクラスを増やしてくれという投書がある
他の人気クラスがあると、どうしてもそれを増やせという要望がでる。
そして、そのときにやり玉に上げられるのが不人気クラスである。
対策 どうすれば減らさないようにできるのか
減らさないようにするのであれば、減る理由に対策をするのが一番効果的である。
対策1 イントラのスキルアップ
イントラ側に問題がある場合、とくにレスミルズなどのプロコリオプログラムの場合はちょっとずつでもコミュニケーションをとってイントラに働きかけるというのが効果的だと思う。
この時注意したいのは、単なる技術面に関する指摘や指導ではまったく響かないということ。そりゃそうなのだ。相手は(いちおう)イントラとなる訓練を受けてきたわけで、そんなイントラにしてみれば客は客でしかないのだ。
ではどうするか。
そのイントラができてないところの動きをわざと聞きにいく
これが効果的である。
イントラはアウトプットできて始めて成り立つのであるが、おしいイントラはいかんせんこの「アウトプット」ができてない。
まぁわからなくもない。曲に合わせながら限られた時間にすべてのことを言えないからだ。
とはいえ、いいイントラはそんなことなくこなす。
というわけで、アウトプットの練習をさせるといい。
「ねぇ、ここムズイよね?どうやって覚えた(どこに注意する)の?」
「ここキツくない?この動きはどこを意識すればいいの?」
と聞けば、イントラ側も悪い気はしない。よって、イントラもまぁ精一杯いうけど、たいていスキル不足な場合、テキストに書いてそうなことだけを言う。でもそれじゃダメだ。
「へぇー、でもさそれだと次の動きにつなげれなくない?」
など、相手(イントラ)に考えさせる質問を投げかける。この考えさせることが重要である。
ここで考える(考えようとする)イントラなら絶対伸びる。それをどうやって表現すればいいんだろう、クラスに反映するんだろうと考えるようになるし、場合によっては次に会ったときにうまいこと説明を考えてきたりする。私への説明はどうでもいいが(?)、その経験がスキルアップに確実につながっている。
そうじゃないなら…諦めましょう。
対策2 定期的にくる客であれば声をかけるようイントラに言う
なんかまどろこしいなw。でも言いたいことは以下のとおり。
来てすぐ声をかけない → いきなり言われたら逆に怖いだろう。
客側から声をかけない → 新手のナンパかなにかと思われ怖いだろう。
というわけで、アパートの苦情は管理会社通じて言うがごとく、客のことはイントラを通じて対処してもらう。
補足
クラスの内容が魅力的じゃないのに維持したいなぁ…とおもったことがないので対策が思いつかない。
強化 クラスを増やすには
そもそも上記の話は「イントラが」努力することで、減らさないようにはできますよ、と言う話である。これらをしても、人気のクラスを増やしてほしいという投書には勝てない。
つまり、数字=客を増やすしかないのだ。
作戦1 イントラに箔をつけてもらう
ベテランとか他でどうだとかそういう他のイントラとは違う「箔」があればまったく知らない人でもなんとなく「やってみようかな」となるだろう。でも、そんなことはまれだからあまり良い作戦ではない。
作戦2 楽しそうにやる(やってもらう)
正直イントラ側の(営業活動含め)努力には限界がある。
フリーのイントラなら他のイントラと奪い合いになることを避けるので、自分のところにきた人と接する(客を守る)ことに終始するし、店のスタッフなら特定のクラスのことばかり勧めるわけにもいかないからだ。
とすれば、客が客を引き寄せるしかない。
ではどうするのか。
楽しそうにやる
のが一番効果的である。クラスをやっているとき、おわったときに楽しそうな人たちがいたらどうだろう。
知らなかったり興味がなかったりしても
「あれ?なんかやってみたいな」
と思うのではなかろうか。
私の経験でいうと、他の店から赴任してきた支店長、イントラ資格はもっていたものの実はあまりボディジャムが好きじゃなかったようですが…
どうもこの支店のジャムクラスが盛り上がっているなぁ…
なんか楽しそうだな…
と思うようになり、やる気がなかったはずのボディジャムをたまに持つようになりました。本人が言うのだから間違いないw
楽しそうにやる、というのはパワーがあるんだなと思った出来事でした。
作戦3 声をかけられたら何かサービスする
こちらから声をかけないのだが、たまに声をかけられるときがある。
その場合は積極的に乗ってあげる。
その際にただご挨拶みたいなことだけではなく、なにかサービスすると相手も悪い気はしない。
たとえば、アメちゃんをあげるのでもいいし、もし技術的なことを聞かれたらどうやってやればいいかを教えるでもいい。
もし飲み会などが近くに計画されているなら話をふってみるのもいいかもしれない。
そういう経験が定期的に通ってくるようになり、数=客につながるのだ。
最後に
イントラ側の努力も必要だが、客がつかないのにはそれだけじゃない理由があるということ。
ダメな客は客を減らすのだが、逆もいるということ。
魅力的な客がいれば客が増える。
客が増えれば投書があってもビクビクしなくて済むようになる。
なお、たまに「数は自分の努力がすべて」と考えるイントラもいるようだが、それはかなりのハードモードだ。上記のように減らさない努力をしつつ、飛び込んでくれるのを待つだけなのだから。