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【ディズニー ロルカナ】第1弾 サファイア&アメジスト デッキ解説
■はじめに
ロルカナStudioのyuriです。
2023年に海外でリリースされたディズニー公式のTCG「ロルカナ」約1年半の月日を経て、2025年1月26日に日本語版が発売となりました!
(日本上陸を果たしてくれたタカラトミーさん、本当にありがとう…。)
元々、仲間内で海外版を遊んでいた身としては、国内プレイヤーが一気に増えて本当に嬉しい限りです。そして、早速大会シーンを見据えたデッキの試行錯誤が進んでいるようで、流石はTCG大国の日本だなと思うばかり。
先日の1月26日に行われた公式イベント「ディズニーロルカナ・スタートフェス」では、海外でも当時使われていた強デッキを持ち込んでいる方も多く、順応の速さに驚きながらも大会シーンの盛り上がりに向けて期待が膨らみました!
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今回は、概ねプレイヤーの間で浸透してきた環境上位デッキに対抗できるデッキが作れたので、そちらをご紹介して更なる盛り上がりに少しでも繋がればと思い、筆を取りました。
■第1弾の環境デッキ
まずは仮想敵として第1弾の環境デッキをご紹介。「スタートフェス」やSNSを見ていると、環境上位デッキとしては下記が有力、というのが浸透しているように思います。
【アンバー&スティール】
小型〜中型のキャラクターを展開しながら、豊富なドローソースで相手にプレッシャーをかけ続けるデッキ。AoE(範囲除去)も搭載しているので、盤面のぶつかり合いも強い。
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【ルビー&アメジスト】
序盤はドローソースで手札を整え、7コストの全体除去「BE PREPARED / 準備をしておけ」で盤面をリセットしてから後半の捲りを狙うコントロールデッキ。除去のバリエーションがとにかく豊富。
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海外では2025年1月時点で第6弾までリリースされているため、当然ながら海外の第1弾で活躍したデッキは海外サイトで調べることも可能です。ただ、当時は流通量が限られている中での環境であり、その後リリースされた第2弾以降で色々と開発が進んでいった印象もあるため、国内環境は少し違った形になるかもしれないとも思ったりしています。
とはいえ、上記2つのデッキは実際に使用してみても非常に強力で、いわゆるTier1(大会シーンで最も人気&強い)であることは間違いないと思われます。更に、どちらも海外の最新環境でもベースは変わらないまま上位に君臨しているので、今後を見据えている方にも本当におすすめです。
…ただ、この2つのデッキしか大会で勝てないのか?と言われると、そういうわけでもないと思うので、色々探っていきたいところ。と、前提はここまでにして、次項から本題のデッキ紹介に入っていきます。
■デッキリスト
早速ですが、「スタートフェス」にも持ち込んだデッキリストがこちらになります。
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インクカラーはサファイア&アメジストで、海外でもちらほら使用者がいるデッキです。
デッキの内容を簡単に紹介すると、サファイアのカードで序盤からインクを増やし、エルサ等の強力なフィニッシャー級キャラクターでマウントを取っていくという、比較的シンプルなものになります。
元々アメジストが好きで海外版でもずっと愛用していることもあり、第1弾はルビー&アメジストを組んでいたのですが、思った以上に国内プレイヤーの皆さんの情報収集が早く…笑
個人的に同型のミラーマッチを避けたいタイプなので、ちょっと流行りから外れたものにしようと思い、このインクカラーを選択しました。
対【アンバー&スティール】、【ルビー&アメジスト】を想定して一から組んだのですが、想像以上にどちらにも勝てて、仲間内のアンバー&スティールにもかなり勝ち越せたこともあり、これは良い感じなのでは…と思えたので、皆さんにも情報共有できればと。
■使い方
ここからは自分なりのデッキの使い方を紹介してみようと思います。
ロルカナはシンプルなゲーム性で取っ付きやすい最高のTCGなのですが、意外と考えることも多く狙うべきプレイが出来るかどうかで差がついたりするので、参考になったら嬉しいです。
・基本的な動き
狙うムーブはシンプルで、インクを増やして最速で「エルサ/冬の精霊」を出すことです。序盤はインクを増やすことに注力して、押されている盤面をエルサで押し返すイメージ。
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サファイアとアメジストには、1枚で複数のキャラクターを対処するカードがエルサしかないため、まずエルサを出して相手のテンポを崩し、そこから増やしたインクを存分に使って攻めていきます。
具体的に目指す動きとしては、こんな感じです。
1ターン目:「本を読みたまえ」で手札を整える。
2ターン目:「タラおばあちゃん」
3ターン目:「タラおばあちゃん」で「ONE JUMP AHEAD / ひと足お先に」を歌う+「ミッキーマウス/名探偵」でインクを伸ばす。
4ターン目:「ミッキーマウス/名探偵」で「FRIENDS ON THE OTHER SIDE / ファシリエのたくらみ」を歌って手札補充+2枚目のミッキー等でインクを増やす
5ターン目:「エルサ/冬の精霊」を出して盤面を押し返す
6ターン目以降はインク差を盾に相手の対処が追いつかないように展開を目指します。
脅威となるキャラクターは「LET IT GO / レット・イット・ゴー」や「ハデス/冥府の策謀家」で対処。早出ししたエルサやハデスに対応された後に、ロア値が5になった「ベル/美しいけど変わり者」+「オーロラ/夢見る守護者」で盤面を作り、ロアレースを優位に進めて勝ち切る。
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こちらが狙いたい動きの基本形になります。
序盤は「ミッキーマウス/名探偵」やドローソースの「マレフィセント/魔女」で最低限の盤面を作り、「エルサ/冬の精霊」を皮切りに強力なキャラクターを連打していきましょう!
■主要カードの採用理由や運用法
ロルカナはテキストがシンプルなので、”見ての通り”って感じではあるのですが、一応採用理由や運用法みたいなものも少し載せておきます。
・「エルサ/冬の精霊」
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こちらは前項で紹介済みなので省略。
イラスト最強、強くて美しい、ロルカナで一番お気に入りのカードです。
(余談:アナ雪2が大好き。海外版ではアナとエルサが入ったデッキを使用中。)
・「ハデス/冥府の策謀家」
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除去要員。意志力6/ロア値2というパラメータも優秀。
ロア値2のキャラクターは相手も放置し辛いですが、意志力6によってやられにくく複数回のクエストを可能にしてくれます。相手の除去カードを吸ってくれる的にもなりますね。
・「ベル/美しいけど変わり者」
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フィニッシャー。”対処できないと負け”という状況を作り出せる優秀なプリンセス。
状況次第では序盤に出して、インク加速を担うこともあります。使用用途が多く非常に器用なカードです。
・「オーロラ/夢見る守護者」
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フィニッシャー補助。ベルやエルサと一緒に出して、対処の難易度を上げます。5コストであることから「LET IT GO / レット・イット・ゴー」を歌うこともできる、影の立役者です。
尚、オーロラを2人出すとお互いが魔除を付与するので、除去耐性が非常に高い盤面作りも可能です。
・「ロビン・フッド/比類なき弓の名手」
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ドローソース兼クエスト要員。インク加速で失った手札を少し補いながら、そこそこのパラメータのキャラクターを盤面に残せます。
・「女王/性悪なうぬぼれ屋」
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ドローソース。優秀なキャラクターなのですが、役割が「魔法の鏡」と被っていて、ロア値が1しかないため現在は2枚採用にとどめています。増やしてもOK。
・「タマトア/シャイニー!」
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フィニッシャーその2。アイテムがそこそこの枚数入っていてパラメータもかなり優秀なので採用。スティールの「野獣/傷心の頑固者」や「A WHOLE NEW WORLD / ホール・ニュー・ワールド」で捨札に行った「魔法の鏡」を回収できるのも悪くないです。ただ、基本的にフィニッシャーの役目はベルに譲りましょう。
(余談2:第2弾で1ドローできる1コストのアイテムが登場し、環境最強カードに変貌します)
・「ラフィキ/謎めいた賢者」
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アグロ対策。主に序盤、アグロ系のデッキがぶん回った時は加速せずラフィキで脅威となる相手のキャラクターを倒します。生き残ってターンが帰ってきたら、もう1体とりにいくか、歌ってリソース回復に貢献してもらいましょう。
・「魚の骨ペン」
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インク加速用。自身がインクにもできて無駄がなく、インクにできないカードを引きすぎた時の予防策にもなる超優秀なアイテムです。このアイテムをメインの加速手段にするプレイもアリです。
(余談3:このカードも環境最強デッキの必須パーツとしてフル投入されます。今のうちに集めておいて損はなし!)
■環境デッキ対策
ここからは環境上位デッキとなりそうな「アンバー&スティール」と「ルビー&アメジスト」と対戦する時に意識したいポイントをご紹介します。
まだロルカナに触れて間もないプレイヤーが大半だと思うので、対策の対策をされたらまた考えます。笑
VS 【アンバー&スティール】
2ターン目「タラおばあちゃん」〜 3ターン目の「ONE JUMP AHEAD」を歌うところまではインク加速の動きをする。相手の横展開が早ければ、3ターン目はミッキーではなくラフィキを出して、盤面作りを妨害しましょう。
インクを伸ばしたらエルサを出して「ティンカー・ベル/でっかい妖精」や「アリエル/麗しい歌姫」辺りを一時的に無力化。ハデスやLET IT GOで相手の「ハデス/冥界の主」での再利用を阻害しながら脅威となるキャラクターを除去をしたら、高ロア値のキャラクターを展開してロアレースを仕掛けて逆転を狙いましょう。
このマッチアップでは、こちらがインク加速をしている分、相手は「A WHOLE NEW WORLD / ホール・ニュー・ワールド」を打ちづらくなります。もし相手が打ってきたら、伸ばしたインクを存分に使って盤面を制圧しましょう!打てずに動きづらそうにしていたら、こちらは「魔法の鏡」を使ってじわじわと差をつけていきましょう。
◎キャラクターを展開する時の注意点
相手の主な除去は以下の通り。
・「剣をふるえ!」全体に2ダメージ
・「ティンカー・ベル/でっかい妖精」全体1ダメージ+チャレンジで追加火力
・「大砲発射!」単体2ダメージ
・「スマッシュ」単体3ダメージ
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大体どれかを組み合わせて盤面の一掃を狙ってきます。
特にベルを複数展開すると「剣をふるえ!」2枚で取られてしまうので、残り枚数はしっかり確認。あるいは使い切らせるためにベルを並べる、というのもアリです。
ティンカー・ベルの追加効果や大砲発射、スマッシュなどの単体火力は「オーロラ/夢見る守護者」を置いておくだけで無力化できるので、「剣をふるえ!」の残り枚数次第でベルとオーロラを一緒に展開すると、一気に勝利に近づきます。
VS 【ルビー&アメジスト】
コントロールデッキだけあって序盤はそこまで脅威がありませんが、7ターン目の「BE PREPARED / 準備をしておけ」は絶対に打たれてしまうことを念頭に置きましょう。どこかで盤面リセットが来るので、攻め手を使い切らないように…具体的には、ベルやエルサを一気に失わないように注意が必要です。勝つ手段が無くなってしまいます。
逆に、言ってしまえば7ターン目までは相手の対処が鈍いとも捉えられるので、インク加速から最速エルサをしっかり狙っていきましょう。7ターン目までは主に「ドラゴンの炎」や「マウイ/みんなの英雄」が除去の主軸となり、1ターンに1体ずつ処理するのが基本となります。オーロラを置いておくと相手も対処が難しくなってくるので、上手く除去しきれない盤面を作りながらロアレースを仕掛けていきます。
「BE PREPARED / 準備をしておけ」を打たれた後は、以下のパターンで相手が対処してくることを想定して動きます。
キャラクター1体展開:「マレフィセント/怪物ドラゴン」で除去+盤面作り
キャラクター2体展開:「エルサ/冬の精霊」で2体をロック
キャラクター3対以上:もう一度「BE PREPARED / 準備をしておけ」で盤面リセット
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どれも強力な動きで、こちらもきついところですが…上記の対処を毎ターン要求していれば、どこかでリソース回復に回る or 対処不能なターンが生まれます。
相手の手札枚数を見て対応札が無さそうな気配があれば、ベル+オーロラを展開して「BE PREPARED / 準備をしておけ」を要求。なければ一気にロアを伸ばせますし、次のターンも引き続き「BE PREPARED / 準備をしておけ」を要求する盤面が維持できます。
インク差の影響で、相手は大きなワンアクションしか取れない、こちらは複数アクションが取れる、といった展開になることが多いので、ベル+αの動きでプレッシャーをかけて除去札を切らせ、他の大型フィニッシャーを押し付けて勝つ流れが自然と作れると思います。
◎相手のキャラクターを除去する際の注意点
7ターン目の「BE PREPARED / 準備をしておけ」が対戦の鍵を握るため、「LET IT GO / レット・イット・ゴー」や「ハデス/冥府の策謀家」といった”相手のインクを増やす除去”は可能な限り7ターン目までは使わないように気をつけましょう。こちらが比較的動きやすいターンが少なくなってしまいます。
以上、対策系は大体こんなところです。
相手の練度によってはもう少し嫌な動きをされると思いますが、頑張ってベルとエルサを押し付けていきましょう。
■おわりに
デッキ解説は初めてだったので上手く書けたか分かりませんが、ロルカナプレイヤーの皆さんの何かに役立ってくれたら嬉しいです!YouTubeで対戦動画も投稿しているので、そちらもぜひ。
海外版もプレイしているため、ある程度は先の未来も見えていますので、
これからも包み隠さず情報発信してロルカナの盛り上がりに貢献できればと思っております。どうぞ、よろしくお願いします!
ディズニー好きなので、ディズニー好きのロルカナプレイヤーが増えることも願ってます。
パークでロルカナのカードにサインを貰うのがとても良いので、おすすめしておきますね。
ランドやシーではサインを書いて貰えますが、ロルカナのカードにお願いするのもオススメです✴️
— ロルカナstudio (@LorcanaStudio) October 20, 2024
世界で1枚の思い出のカード✨
パークも好きな方はぜひ🏰
英語版は第5弾までリリースされていて、11月の新弾では #ベイマックス や #チップとデール など人気キャラも続々と参戦🌠#ディズニー #ロルカナ pic.twitter.com/Rlsz1qXyB7
また参考になりそうなことが思い浮かんだら、書いてみようと思います。
またね。
この記事がいいと思ってくれた方、有料部分を作っておきますので良かったら購入して頂けると嬉しいです。中身は大したことは特に書いてありません。
売上は今後のロルカナstudioの活動に充てさせて頂きます。
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