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紫ルフィ店舗予選突破マニュアル【初心者オススメ】【ワンピースカード】

割引あり

■はじめに

 今回は環境デッキの一角として話題沸騰中の紫ルフィの記事になります。
 現在行われているチャンピオンシップ2024 wave2の店舗予選の期間も残りあと僅かになりました。残り期間で何とか店舗予選を突破したい初心者の方、現在デッキの乗り換えを検討している方にオススメの記事となっております。ご一読頂けますと幸いです。

 本記事で紹介している紫ルフィですが、構築やプレイを共有したメンバーが全員優秀な成績を収めることが出来ました。

9/1 しゅーまい杯初陣戦 3on3 8-1 準優勝 (TBSK)
9/13 店舗予選 5-0 優勝 (にゃお)
9/23 ブラロCS 3on3 6-2 優勝 (shohei)


 デッキパワーは非常に高く、使用直後からでも一定の勝率を出せる良いデッキだと思います。比較的わかりやすいデッキですが、対面毎にある程度動きを変更することが出来るため、そういった部分に関して記載したつもりです。

■本記事の指針

 SNS上では紫ルフィの採用カードの有無に関して日々様々な議論が交わされていますが、本記事では現在私の使用している構築やプレイをベースに記載していきます。(現在のレシピに入っていないカードに関して触れている部分もあります。)

 また、個人の練習環境や想定しているプレイ・構築によってデッキ相性や正解となる動きが異なる場合があります。本記事は私個人の検討結果を記載している記事となります。

 デッキの使用方法などは有料設定してありますので、上記を御理解の上、ご購入を検討して頂けますと幸いです。



■初心者にオススメする理由

 私がこのデッキをオススメしたい理由が3点あります。

  1. 動きがわかりやすく再現性がある

  2. キャラクターでアタックしやすい

  3. カウンターの取捨選択がしやすい

1.動きがわかりやすく再現性がある

 このデッキは《ルフィ太郎》の最速登場を狙うことがベストムーブです。最速登場は先後ともに3ターン目と高速で、道中で失敗するリスクが限りなく低いです。

 また、リーダー効果でライフを回収出来ること、サーチカードを最大3種積めることからも動きの再現性は非常に高く、安定して戦う事が出来ます。
 このことからミスを最小限に留めながらデッキパワーをきちんと出力出来るため、成功体験を得やすいデッキとなっています。

2.キャラクターでアタックしやすい

 本来ワンピースカードは序盤にキャラでアタックすることは悪いプレイとされています。これはライフに相手のアタックを誘導し、手札を抱えた状態でキャラをレストにさせたいからです。こうすることで抱えたカウンターでキャラを守ることができ、キャラたちの複数回のアタックを可能にします。

 【紫ルフィ】では自分の効果でライフを回収することから、ゲーム本来の流れから逸脱し、相手のアタックを待たなくても手札を大量に抱えることが出来ます。これにより、キャラをアクティブ状態で返すといった細かいプレイを検討する必要がなく、積極的にキャラでアタックすることが出来ます。
 
 加えてキャラのパワーは6000以上が多いため、そちらにアタックが飛んでくる方が5000のリーダーにアタックされるよりもカウンター値が節約できます。
 
 こういった理由からキャラをレストにすることがミスに繋がりにくいため、初心者にも扱いやすいデッキです。

3.カウンターの取捨選択がしやすい

 ワンピースカードは「同値のアタックは後ろのアタックを守る」のが基本です。例えば5000のアタックが2発飛んでくる場合、1発目をライフで受けて2発目を守ったほうが、ライフから引いたカードを含めてカウンターの取捨選択がしやすくなります。

 しかしながら、初心者のうちはこのアタックが何回飛んでくるかの判断がし辛く、不用意にカウンターを切ってしまうケースが多いです。これにより、本来であれば温存出来たカードを捨ててしまいがちと言えます。

 【紫ルフィ】はこの問題も解消出来ていて、自分から進んでライフを回収出来るため、ある程度手札が増えた状態から相手の攻撃を守るかの取捨選択が出来るようになります。増えた手札からいらないカードをカウンターとして捨てることが出来るため、ミスを減らすことが出来ます。

 こうした理由から、特に初心者の方やデッキを乗り換えようと思っている方に私はこのデッキを強く推奨しています。


■現環境における紫ルフィの強み

 初心者にオススメしたいデッキではありますが、競技的な意味でもこのデッキを使用する意味は大きいと考えています。現環境でもtier1との呼び声も高い紫ルフィですが、このデッキには環境を見た時に以下の3点の強みがあります。

  1. 環境にマッチしたパワーライン

  2. 脅威的な受け性能

  3. 不利対面の少なさ

1.環境にマッチしたパワーライン


 現在の環境では、6000リーダーの【赤紫ルフィ】の存在や【シャンクス】のリーダー効果から、6000以上でのアタックを要求されるシーンが多く存在します。

※シャンクスはリーダー効果によって同値のアタックを無償で止められるため、1000オーバーでアタックするのが望ましい。

 そのため、デッキの大半のカードを6000オーバーのキャラで構成出来る紫ルフィはこの点で利があります。
 上記のラインを加味して【青ドフラミンゴ】ではパワー6000効果なしの《ゲッコー・モリア》が採用されるほどです。

 このように【紫ルフィ】以外の他のデッキでも6000ラインのキャラの採用が増えている現状があり、それらのキャラを上から踏むことが出来る8000キャラの価値が上がっています。【紫ルフィ】には《ルフィ太郎》や《ユースタス・キッド》が無理なく投入できるため、これも大きな利点と言えるでしょう。

 また、パワー10000の《モンキー・D・ルフィ》は【シャンクス】との対戦で重宝します。このカードは《ビルディング・スネイク》+《シルバーズ・レイリー》の合計-6000を付与する合わせ技でもKOが出来ず、《シルバーズ・レイリー》の-3000をこちらのターンまで付与された場合でも7000でアタックすることが出来ます。

 《シルバーズ・レイリー》の-3000を《モンキー・D・ルフィ》に当ててきた場合は、恐らく《サン五郎》や《ゾロ十郎》に-2000を当てることになります。これらの6000キャラのパワーは4000となり、《シルバーズ・レイリー》の効果によってKOされなくなります。

 上の方法だと相手側が損してしまうため、恐らく-2000を《モンキー・D・ルフィ》に当てることになるはずです。こうなると、6000キャラはKOされるものの、8000でルフィが生存します。このルフィは《ビルディング・スネイク》の-3000を付与されてもパワーが5000となり、リーダーと同値になります。この数値の場合は相手のアタックからキャラを守っても大きな損失は被らないため、カウンターを使用して守ることが可能です。

 どちらの択を選ばれてもキャラを維持出来るため、10000ラインの早期着地は相手の除去に対して耐性のある盤面を構築することが出来ます。

 このように環境に存在するデッキに対して構築段階でパワーラインの優位が取れているのも、【紫ルフィ】を使用するメリットです。

2.脅威的な受け性能

 第9弾で《ゴムゴムの巨人》が追加された事により、脅威的な防御性能を手に入れました。ドンをマイナスするデメリットはあるものの、手札のいらないカードを入れ替えながら新たなカウンター値を補充することが出来るため、手札を多く抱えたまま最終局面を迎えることが出来ます。

 また、《おナミ》、《クイーン》、《ゾロ十郎》といったカードから《ゴムゴムの巨人》を連鎖的に引き込むことが出来るため、ラスト1ライフからの紫ルフィの守りは鉄壁です。この際の入れ替えで手札の使わないカウンターレスを吐き出せるのもあり無駄が有りません。

 環境にドフラミンゴという小型連打デッキは存在しますが、これまでの環境と違い《シャンクス》や9コストの《モンキー・D・ルフィ》、《マーシャル・D・ティーチ》などやや大型がフィーチャーされた環境にはなって来ています。この現状から、イベントカウンターやブロッカーを自然と起用出来るデッキはそれだけで価値があると考えています。

 除去環境からキャラクターを並べて戦う環境へと変化していることもあり、ブロッカーにもある程度の価値が担保されているため、《おナミ》、《クイーン》、《サンジ》といったキャラの存在はデッキを選択する理由になります。

3.不利対面の少なさ

 環境デッキとの対面相性を考えた時に不利が少ないことはこのデッキの魅力です。《ルフィ太郎》からの早期の横展開はどのデッキにも有効で、これに明確に対処出来るデッキはそう多くありません。不利が付くと言っても1:9、2:8レベルの不利が付くようなデッキは少なく、どのデッキにも一定の勝率を出せることはこのデッキの長所であると言えます。

 また、《マゼラン》というキラーカードを採用することで環境外の雑多なデッキとのマッチでも相手のプランを捻じ曲げることができます。これにより、未知のデッキへの取りこぼしも少なくなることも長所だと考えています。


■現在のデッキリスト

 以前使用したデッキリストはXでのポストに記載してありましたが、調整の結果、そこからいくつか変更点があったため、現在使用しているデッキリストを載せておきます。

 《ユースタス・キッド》が勝敗に寄与している対面には、これを使用しなくても勝てることがわかったため、そのスロットを別のカードに割きました。

 また、【シャンクス】や【赤紫ルフィ】に対して効果的な9コストの《モンキー・D・ルフィ》を投入し、やや苦手としていた対面への強度を上げています。

 《クイーン》や《ゴムゴムの巨人》に加えて《おナミ》まで採用することで手札のカウンターレスを十分に吐き切れると感じたため、《ゴムゴムのJET銃乱打》を不採用としました。


■宣伝

 記事の途中で申し訳ございませんが、スポンサー契約を結んで頂いている店舗の紹介をさせてください。

TCG【コーギーアール】本店(1号店)

 各種TCGを取り扱っており、公認、非公認大会も数多く開催されています。
 プレイヤーとの交流も積極的に行っているアットホームな店舗です。1人で行っても楽しく過ごせる店舗ですので、大宮近辺に来ることがありましたら是非立ち寄ってみてください。

TCG【コーギーアール】本店 Xアカウント
(https://twitter.com/020405tt)


■各カードの解説

 まずは簡単なカード毎の解説から行っていきます。対面毎の動きを覚える前にこの項でカード毎の使用感などを確認してもらえると嬉しいです。大きくいくつかのカード群に大別して解説していきます。

【リーダー】

《モンキー・D・ルフィ》


 デッキの核を担うリーダーカードです。先後ともに2ターン目以降にリーダー効果を使用することになり、先攻なら4ドン、後攻なら5ドンのキャラからスタート出来るようになります。これを見越して構築段階から4,5コストのカードは厚めに採用しておくと初動の安定感が高まります。

 1~3回程度リーダー効果を使用することになりますが、相手のデッキや手札によって使用回数は異なるため、その点に関してはこれ以降の項で記載したいと思います。
 
 リーサルターンの直前に相手のアタックからライフを守り、自ターンで1ドン増やして最後の火力を押し上げるプレイがあります。ライフを守りきる必要があるため、相手に突っ込ませてガードを薄くさせるかどうかとトレードになる部分ではありますが、ラストライフの安受けはしないように気を付けましょう。

【アタッカー】

《ルフィ太郎》、《ゾロ十郎》、《サン五郎》

 このデッキのメインアタッカーとなるキャラです。基本的には最速で《ルフィ太郎》を置く展開にアプローチすることが望ましいため、《ゾロ十郎》、《ルフィ太郎》をマリガン基準とします。どれも必須カードとなるため最大限の投入が望ましいです。

 《サン五郎》は《ルフィ太郎》登場の翌ターンから動き出せるため、このターンには8ドンとなっており発動条件とドンの進行がマッチしています。

 《ゾロ十郎》は序盤に《ルフィ太郎》+αのセットを探しに行くことは勿論ですが、終盤に出して《ゴムゴムの巨人》を探しに行くのも強力な動きです。この動きでアタッカーを追加しながら守りを固めることで次のターンの攻めのアクションを強める事が出来ます。

【ブロッカー】

《クイーン》、《おナミ》、《トニー・トニー・チョッパー》

 このデッキの守りを強固にしているブロッカーです。アタッカーを登場させた後にこれらのブロッカーで守りを固めつつターンを引き伸ばすのが主な役割です。これらのカードは人によって採用枚数が異なります。環境によって採用するカードを変更してみても良いかも知れません。

 《クイーン》は攻守を兼ね備えたカードで、ブロッカーとしての使用以外にも生存した場合はアタッカーとしての運用が期待出来ます。また4コストの《トラファルガー・ロー》に戻されないことも《おナミ》には無い利点となるので、個人的にはなるべく採用したいカードです。

 《おナミ》は基本的に使い捨てのブロッカーとしての運用が主になりますが、麦わら関連のサーチカードに引っかかることや《ルフィ太郎》の効果で登場させられることは《クイーン》にはない強みです。《ルフィ太郎》から登場させて効果を使いたい場合は自分のドンが9ドン以上なくてはいけないので気を付けましょう。

 《トニー・トニー・チョッパー》は麦わらサーチに引っかかるアタッカー兼ブロッカーです。《ルフィ太郎》から出せるカードとしてくっつきの良さを評価して採用していました。ターン終了時にアクティブになれるため、攻守を1枚で担えるのは他のカードにはない利点と言えます。また、狙ってドンを減らすことが出来るため、次ターンに6コスト《サンジ》のコストマイナス条件を満たす際にも使用することがありました。現在はスロットの都合で採用していませんが、比較的使い勝手の良いカードではあります。

【サーチ】

《トラファルガー・ロー》、《海は海賊が相手だ!!!》

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