なんで誰も外で泣いてないんだろう

中華食堂の店内は異様にしずかで
珍しく関西弁のおきゃくさんのカップルのこえがよくきこえた
わたしがたのんだ
肉野菜いための野菜は少し苦くてあんまり美味しくなかった。
ぽよちゃんからラインが来た
うれしい
珍に「まどんなさんはやばい人とも仲良くなっちゃうよね」って言われたことを思い出す。
そうなんだ気づかなかった
それを親（はは）に話したら、さみしがりやだからじゃないのと言われて、わたしってさみしがりやだったのかなと思った。
全然気づかなかった。そうだったのかもしれない。さみしいって感覚があんまりわかんなかったけどそうだったのかもしれない。
野菜が苦くておいしくない。すんごくお腹空いてたのに。
さみしいって言える方がいいと思う。わたしってさみしいのかもしれない。さみしがりってなんのことかよくわかんないって正直思ってたんだけど、自分もそうだったのかもしれない。
泣きながら中華食堂でご飯食べてる。おかしい。私月に3回くらいは外で泣くことあるのに、わたし以外に泣いてる人見たことない。電車で泣いたり、歩きながら泣いたり、ご飯食べながら泣いたり、よくある。さみしいのかもしれない。知らなかった。これがさみしいのかもしれないもしかしたら。うーんわかんないってけど。
苦しいな。子供になれなかった子供は大人になれないんだよ。だけど大人になったらあれができてないこれができてないこれは普通じゃないおかしいとかたくさん怒られて、自分でもなんでみんなみたいにできないんだろうって悩んで、わけわかんない状況がぐるぐる。寂しくて誰かに優しくされたいし触れてほしくてセックスしてそのことSNSに書いたら、実家帰って、父に怒鳴られて、そんな奴みんなきらいだ恥ずかしいかかわりたくないって思われるって怒鳴られて、わたしは深夜に家を飛び出て路上に寝そべって泣いてた。自分のためにしたことがいきなり怒られてわけわかんなくなって、感情がぐちゃぐちゃになった。わかんなくなる。よくわかんなくなってわかんないわかんないわかんないってなってる。それで母に父も心配してるんだよって言われたけどよくわかんない。心配してるならもっとわたしが子供の頃からたくさん話しかけたり、出かけたり優しくしたりしてくれればよかったのに。そういうのがなかったのに、父は私が高校卒業してからいきなり関わり出して、口出ししてきて、怒ってくる奴、あと学費を出してくれたひと、って思ってる。だから一時期は私の中でおかねさんって呼んでた。
なんかもう生きててもしんどいだけだ。だけではないけど、なんかやっぱりしんどい。この先もこんなふうにしんどいのかな。わたしずっとひとりなのかな。しんどいな。いつになったら1人じゃなくなるのかな。