白ひげ海賊団アンチ委員会
お久しぶりです。
今回の話はタイトルの通り。
筆者は一般的な『白ひげゾロ』には基本的に採用されているこのカードが大嫌いです。
『白ひげゾロ』に入っている”白ひげ海賊団”の役割は複数あります。
まずは特徴《白ひげ海賊団》を持つイベントであること。
”バギー”と”イゾウ”の両方でサーチできつつ4”マルコ”5”マルコ”どちらの効果のコストにも充てることができます。
そして5マルコを探せること。
『白ひげゾロ』はものすごくざっくり言えば5マルコデッキです。
不死身の5マルコを維持し複数体で毎ターン攻撃を繰り返すデッキです。
そんなデッキのキーカードを探すことができます。
反面弱点も存在します。
それは何もしないということ。
手札を1枚使用して1枚のカードを手札に加えるためカード枚数は得しません。
それどころか相手のカウンター値をもう1000削れたかもしれない1ドンを使用してしまっています。
それだけにとどまらずヒットしないということもあり得るのです。
上記のリストであれば《白ひげ海賊団》の特徴を持つキャラクターは合計17枚。
5枚見て1枚以上含まれる確率は約88.8%で10回使用すると1回は1ドンを無駄にし5マルコを探すために使用したのに肝心の5マルコの蘇生回数を1回減らすという元も子もない結果となるのです。
そのため自ら負け筋を生みかねない”白ひげ海賊団”というイベントは使ってでも5マルコを確保できなければ負けるというシーン以外使用しないことがセオリーです。
そして2つ目に”ジョズ”を採用しなければならなくなります。
4/4000/2000実質効果無し。
”白ひげ海賊団”のヒット率を上げるために赤の持つ優秀な2000カウンターを差し置いてこんなカードを採用しなければならなくなります。
横に並べる時に出す機会がある?ジョズじゃなくてもいいですよね??
ここで2弾環境のゾロを見てみましょう。
デッキに採用されている50枚全てが強い。全部場に出します。
筆者はゾロにこの頃の影を追っています。使いどころの無いカードを採用したくないのです。
冷静に考える
”白ひげ海賊団”の使用機会を考えてみます。
前提条件として、5マルコが無い時に1度だけ使用するものとします。
2度使用する場合を検討するのは手間ですし2ドンを手札入れ替えだけに使用するというのはゾロの展開としては弱すぎます。
そのためまず使用条件を満たすのは先攻2ターン目の6枚の手札に5マルコがいないことであるため約58.9%です。
その上で”白ひげ海賊団”を引いていなければならないため使用できる確率は0.589×0.411≒24.2%です。
そしてその”白ひげ海賊団”で5マルコが見つかる確率は手札の6枚を除いた44枚から5枚を見て1枚以上見つかる確率であるため約39.4%です。
ということは”白ひげ海賊団”を使用して5マルコを探し出すことができる確率は0.589×0.411×0.394≒9.53%となります。
正確には”白ひげ海賊団”自体を”イゾウ”や”バギー”でサーチすることができるためもう少しだけ使用できる機会は増えるはずです。
しかし同じだけの確率で”イゾウ”をプレイして5マルコを手札に加えられるはずのため実際に有効な場面はこの半分になるはずです。
何もヒットせず無駄になる確率の方が高いですね?
…ウソです。この確率は全ゲームを通して”白ひげ海賊団”を使用しなければならず、そしてその”白ひげ海賊団”で5マルコを見事手札に加えることのできる確率です。
つまり10試合すれば1回は”白ひげ海賊団”を使用しなければならない展開で使用して5マルコを手に入れることができるというものです。
逆に言えば残り9試合はそもそも”白ひげ海賊団”が必要ないか使ったところで5マルコを手札に加えられない試合です。
10試合に1試合しか有効でないにもかかわらず使用すると10%の確率で死が目の前にやってきます。
もちろん2枚目の5マルコを探すなどの仕事があることも否定はしませんが全て抜いてしまえば”ジョズ”も合わせて枠を7枚近く空けることができます。
白ひげ海賊団アンチ委員会は新会員を随時募集しています。
※元気があれば後日もっと正確な値を追記します。
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