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ZENONZAED懐古録”Battle Spirits”
そろそろ終わりが見えてきたZENONZAED懐古録。
今回はバトルスピリッツコラボカードのみで構成されたEXCODE:03 Battle Spiritsを懐古していきます。
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THE ZENNON
THE ZENON予選中の弾ということもあり、ランキングでの印象が特段薄いこのパック。
を懐古する前に前回ランキングが無いため取り上げるのを忘れていた7月30日に行われていた能力調整について触れておきます。
6枚のカードに上方修正が加わり、
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基本コストが下がり、また自身の破壊されたフォース1つにつきコストが-3されるようになった”「記憶を覗く者」メモリア”
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マジックカードのコストが変化しないという妨害効果が追加された”はぐれメカ”
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コスト1減少し、変身の際に加護していたベースミニオンをレスト状態でベースに戻すようになり変身後のDPも1から2へと修正された”「憧れる者」アンジュ”は環境に多少の影響を与えました。
はぐれメカとメモリアはケイローンでサモンゴレイムのコストを軽減しフォースを破壊する戦法をけん制し、条件なしのコスト3で1枚ドローできるアンジュはそのサイズの優秀さもありコンボデッキでの壁兼ドローソースとして採用される機会が増えました。
いいバトルでした。
いつものように環境に訪れた3つの変化、と行きたいところですが今弾は前弾”FORBIDDEN”にて収録されなかった黄、緑、青の「BS」カードを中心とした全てのカードが「BS」に属する弾です。
そのため前弾の補完という側面が強く、新たに登場したキーワード能力等が存在しません。
ですので結論から述べますと
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”赤BS”が最強のデッキとして君臨しました。
今弾で赤のカードはほとんど追加されませんでしたがそれ以外の強化がありました。
それは「ブレイヴ」です。
アニメ”バトルスピリッツブレイヴ”にて主人公馬神弾は様々な色のブレイヴを用いて戦い、アニメで活躍したカードが多く採用されたこのコラボ弾でも劇中にて馬神弾が使用した2種のブレイヴ”刃狼ベオ・ウルフ”と”牙皇ケルベロード”が収録されました。
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連携によるドローと「ブレイヴ」のサーチが2マナで行える”星角獣ユニゴーント”を持つ赤はこの「ブレイヴ」を自然と活用することができ、劇中で活躍した2種は馬神弾の使ったカード達と当然非常に相性が良いものでした。
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”刃狼ベオ・ウルフ”はDP+1と貫通で加護をしたミニオンをブロックされても意味が無い状態にし
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”牙皇ケルベロード”は攻撃の後にアクティブにすることで単純な打点の増強の他に、攻撃時効果や強制ブロック効果を2回使い盤面を荒らすことも次ターンのブロッカーにすることもできる非常に強力な物でした。
ドローソースも十分にありもともと長期戦も十分に戦うことのできる赤でしたが、その出力の大部分は優秀な序盤、中盤のカードとコスト軽減による大型ミニオンの投入によるミットレンジデッキで、終盤に制圧することに重きを置いたデッキとの相性は決して良いものではありませんでした。
しかし非常に突破力の高い2種の「ブレイヴ」の追加により終盤までに押し切ることが以前よりも容易となり不利な対面の存在しない完全無欠のデッキとなりました。
対応力のあまりの高さからAIのプレイ練度があまり高くなく、赤に有利といわれるデッキも環境には存在していましたが、プレイを理解した人間が使う”赤BS”はこの環境で間違いなく最強のデッキでした。
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あとはおまけ
赤がもう手が付けられない状態になりましたが、新たに追加された「BS」を活用したtier2デッキも当然誕生したためそちらも紹介します。
黄BS
環境当初、打倒赤として期待されていたのは黄色でした。
「BS」により追加されたウィニー戦術はアンジェラが出るまでを埋めることも、自爆特攻を繰り返すことでアンジェラを探しに行くこともでき、非常に相性が良い組み合わせでした。
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アンジェラ着地後はそのままウィニーミニオンを大量に投げ続けることでドンドンとBPを付与していき最後は赤のBPマイナスでは絶対に除去できないようなサイズで圧殺しました。
最初に現れたのは「BS」のミニオンに「ビースト」の種族が多いことに着目し”「五幻獣」麒麟”を採用した構築でした。
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育成をすることで赤を詰ませるというコンセプトに忠実なデッキではあったのですがライフを取るスピードが遅いことがネックとなり、アンジェラが絡まない展開の重さもあり主流な構築とはなりませんでした。
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主流となったのはこちらの2コストを活かしてビートダウンをする構築で、「ウロボロス」でアクティブになることを前提に2コストミニオンによる特攻を行いアンジェラをドローしにいくこともでき、アンジェラで育ったミニオン達もまた積極的に攻撃をすることができます。
こちらの構築の方が「BS」の強みを活かすことができましたが、前述のように赤にはカウンタープレイが存在していたため必勝のマッチアップとなりませんでした。
青BS
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青BSは赤と似たようなデッキでした。
手札の減らない優秀な小型ミニオンを場に並べコスト軽減を用いて登場させたフィニッシャーによる連続攻撃でゲームを終わらせるミッドレンジデッキです。
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また相手を妨害するメタ効果を持つ小型ミニオンにより相手の妨害をしつつフィニッシャーにアクセスすることができました。
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攻撃による勝利以外にも相手のデッキを全て破棄することによる勝利も狙えるため多角的に攻めることができました。
しかし同じような速度で攻めるのであればサモンゴレイムのような圧倒的なパワーカードを有する赤に軍配が上がり、2コストミニオンのDPが0ということもあり先攻を取った場合の出力がミッドレンジデッキとしては低くなりました。
何よりパワーラインが低くジークヴルムノヴァで吹き飛びました。
緑BS
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最後は”緑BS”です。
ゼノンザードでは黄色のキーワード能力であった「飛来」はバトルスピリッツでは緑が同様の能力を持っていたため緑の「BS」ミニオンには「飛来」を持つものが登場しました。
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相手ターンにミニオンを展開できる「飛来」は「コスト軽減」と非常に相性が良く、またレストカードでアクティブ状態のミニオンを止めることしかできなかった緑がブロックにより攻撃自体を止めることができるようになりました。
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フィニッシャーにも「コスト軽減」に加え連続攻撃が可能な”天帝ホウオウガ”が与えられ、”「翡翠の魔術師」ジャック”の第1魔法で「コア」の条件を満たし、「飛来」で防ぎきれない面の展開を第2魔法でカバーし、第3魔法でサーチもできるとツインホーンと比較しても遜色ありませんでした。
ツインホーンと違いコンボパーツを集める必要こそなくなりましたが事前準備が必要であり、赤を上回るパワーを持ち合わせてはいませんでした。