0629
2023年6月29日
きっと大多数の人間にとってはただの木曜日だっただろうこの日は、数万人の清掃員にとって心に一生刻まれる日付になった
その日、BiSHは東京ドームでライブを行い、そして解散した
今回の旅の主目的は、その日から1年という記念日を、BiSHが最後のツアーとしてまわっていたPUNK SWiNDLE TOURの開催地の一つ、秋田で行われたライブで出会った仲間たちと迎えるための旅
06/27弘前、黒石
いつものようにダイナミックレールパックを使い大宮から新幹線に乗り新青森経由で弘前に到着
宿もまたいつものようにドーミーイン
それはそれとして29日の飲み会に来れない清掃員に会いたかったので、はるばるやって来た
この出会いがなければ弘前も、その人のいる黒石も一生来ることはなかっただろう
弘前からは弘南鉄道に乗り黒石駅へ
途中車内からみた岩木山が本当に感動的な景色
着いてからはその方がやっているお店で夜遅くまで再会を祝ったが、事細かに書くのは野暮ってもんだろう
幸せな気持ちで遅くに帰宿した
06/28鹿角、土崎
ドーミーイン弘前の屋上露天風呂は岩木山を眺めるに絶好のスポットだったのでそれだけは付しておく
朝風呂に入っていたら乗る予定の特急に乗り遅れそうになり全力で駅まで走った結果サウナよりも汗をかいた
この日は大館から鹿角の道の駅にあるポケふた回収後、土崎からポートタワーセリオンにあるポケふたを回収する行程
どちらも駅からそれなりに歩くので覚悟を持っていたんだけど、いきなり体力を削られた
鹿角のポケふたは規模大きめの道の駅にあり、鹿角花輪から大館に戻る列車まで3時間くらい余裕があったのでここで昼食&おやつタイム
親子丼は一番人気メニューらしい
スーパーで買うような鶏肉よりも地鶏らしい歯ごたえがありおいしかった
チーズケーキは言わずもがな
花輪線は半分くらいしか乗ってないけどTHEローカル線ののんびりした景色で、都会の喧騒から離れるにはいい乗り心地
大館に戻り奥羽本線に乗り換えて鈍行で土崎まで
こちらは車内でだいぶうとうとしていてあまり記憶がない
土崎駅に着いてからは2キロくらいこれまた散歩なのだが、朝に走ったせいかどうにも腿裏が痛かった
歳か……
ポートタワーセリオンはなんと展望室まで無料で上がれる優良施設だったのでありがたく眺望を楽しまさせていただいた
夕陽が没むまで居たかった気持ちもあるが、足が痛いこともあり早々に宿に向かうことに
秋田の宿も当然、昨年来たときにもお世話になったドーミーイン
秋田のドーミーインの温泉は温泉感が強くて好き(語彙力は貧弱)
06/29横手、秋田
迎えた当日、疲れていたのか起きたら11時だった
カーテンの遮光性が高くとても良く眠れた
清掃員たちとの飲み会は18時半からなので横手のポケふたを回収しに
本当はこの日に男鹿のものもとりに行くつもりだったんだけどやむなし
予定は狂ってなんぼが一人旅の醍醐味だ
1時間に1本あるかどうかの電車まで少し時間があったので、BiSHがライブをやった場所になんとなく立ち寄った
あの日と同じくババヘラおばちゃんは健在だった
横手駅に到着後、ここも駅からはかなり遠いふるさと館だかなんだかまで3キロくらい歩いた気がする
この日は暑く日差しも出ていて風が吹いておらず一言でいうなら焦げる暑さで辛かった
朝は当然昼飯も食べていなかったので15時という中途半端すぎる時間に帰り道にあったお寿司屋さんで軽めにランチ
本当に適当に入っただけだったけど、アラ汁は無料で飲めるし人が握ってくれるし良いお店だった
ちゃんとイカも食べた
寿司を食べ、焦げながら駅に戻り、秋田についてからは千秋公園のメガレックウザのレイドをこなす
思いの外レイドしてる人がたくさんいてびっくりした
待ってるときに木の近くでガサガサって音がしたので振り返るとリスがいた
そんなこんなで時間になり、あの日ぶりに感動の再会を果たすのであった
おしまい
……いやいや、一番肝心な部分
まあ皆さんお変わりなく、否お変わりある人もいたけど、元気に生きているみたいでなにより
多分一番変わってないのは自分なんだろう
あの日と同じ居酒屋で飯を食い、あの日と同じバー?スナック?で2次会をし、あの日と同じカラオケ屋で3次会
あの日ぶりに推しの名前を魂こめて叫ぶ機会を得た我々は、喉が枯れるまでその名を呼んだ
体力の限界とともに店を出る頃には空も仄明るくなっていた
戦友と別れ宿に戻り、空は明るくしかし朝風呂と言うには睡眠が足りていない風呂に入り、気持ちよく汗を流したはいいもののアドレナリンがビンビンに出ていて体は眠いのに寝付けない時間を、たっぷりと4時間ほど知らない天井とともに過ごしたのであった
06/30男鹿、秋田駅前のドトール
見出しにそんな具体的な場所を出すかねしかし
本当はチェックアウトギリギリまで寝ようと思っていたけどそんなこんなで寝れず、もういいやとこの日の行動を開始することに
本来この日は秋田対山形のJリーグの試合を観ようと計画していたものの、午後からどうにもサッカー観戦には耐え難い雨量との予報だったので予定を変えて昨日行きそびれた男鹿へ
男鹿線もいわゆる電池列車の意味の電車で運行されている路線なことをここで知る
烏山線とか、九州のどっかもそうだった気がする
座席とか諸々も他にこの辺りを走っているローカルボロ列車よりもかなり都会的な内装で車窓とのアンマッチがまた味良し
男鹿のポケふたは秋田県内5箇所で唯一駅から徒歩圏内といって差し支えない好立地でとても助かる
乗って来た電車が充電している間に、写真撮って昼飯も食べて帰りにその電車に乗れるくらい、お気軽に行けるのでとてもありがたい
無駄に贅沢なランチは、カニよりも鯛の漬けが美味しかったし、正直それだけの丼にすればよかった
いや、これも十分に美味しかったよ
そんなこんなで往復2時間半の旅で、帰りの新幹線までまだ5時間くらい余ったので、この旅行記を書いているわけである
もう書き終わっちゃうなあ、まだ1時間暇なんだけど
どうしたもんか
まぁそれはそれとして、きっと来年も彼らとは会うだろうし、できるならばそれは毎年そうありたい
みんなのことはせいぜいBiSHというグループが好きということくらいしかまともに知らないけど、そのくらい緩いのにわざわざこの日に会いたいと思えるくらいには強い絆を繋いでくれた6人に、あらためて感謝を
このnoteの締めは、彼女たちのライブでは、毎度聞いていた言葉を、願望を存分に込めつつ引用したい
また会いましょう
We are BiSH!