最後の推し事
2025年1月5日
この日は人生において、最後の推し事の日になった。
これまでに推した人は2人いた。
1人はBiSHのモモコグミカンパニー。
そしてもう1人がでんぱ組.incのピンキーこと藤咲彩音。
自分がでんぱ組を知ったのは大体10年くらい前。
すでにでんぱ組はロッキンやCDJにも出ていたくらい売れていたし、古参を名乗れるほど古参でもないが、でんぱ組の16年の歴史という意味で半分よりは前から知っていた。
金髪ショートが好きという理由で入口は最上もがだったけど、でんぱの神神を見てるうちにだんだん目で追う人が変わっていき、ピンキーのことを応援している自分に気づいた。
その時はまだそこまで思っていなかったけど、それこそが僕の人生において初めて推しというものができた瞬間だったと思う。
世間の風潮はまだまだオタクというものに対して冷たかったと思うし、自分もそういうものだと思っていたから当時はあんまり公にもしてなかったし、推しというものの認識も、今みたいに気軽に推し活♪なんていう風潮ではなかったと記憶している。
でんぱ組のライブに行くようになって、当時のゴリゴリのオタクたちのコールとかフリコピとかオタ芸とかを目の当たりにして学んだ世代なので、余計にそう思っている節もあるかもしれない。
ちなみに結局最後までオタ芸はわからないまま他界してしまった。結局その程度のにわかだったともいえる。
まあとにかく、今の世間で認知を得てきた気軽に推してます~みたいなチョロい気持ちではなく、結構本当に神様を信じている人が神様を信仰する並みの気持ちで推しは推すものだと思っていた。
ちなみに箱推しを名乗るやつとかDDのことを嫌いなのはそういうところからきているし、BiSHを追いかけていた時はすでに世間の風潮はもうだいぶ緩かったから、そのギャップがしんどいなと思っていたのも正直なところだと、この際ついでに吐き出しておく。
最近だとCANDY TUNE、Appare!、FES☆TIVEあたりをよく見てるけど、正直そこの目線は完全に推すようなものではなく、音楽に合わせてMIX打ったりフリコピを楽しみに行っている感覚。それも今の風潮だと推しというのかもしれないが、そんなものは全然推しじゃない。
そんな古のオタクっぽい思考だから、この先の人生に推しを作ることはもうしないと決めているので、人生最後の推し事として、いろいろな覚悟を決めて、でんぱ組のエンディングに立ち会ってきた。
ライブが始まってからの記憶はあまりない。
エンディングライブにMCなんかいらない。
でんぱ組の答えはライブパフォーマンスなんだ。
そういう彼女たちからのメッセージをこちらも覚悟をもって受け止めていたつもり。
だからこそこちらも泣きたくなんてなかったけど、キラキラチューンとORANGE RIUMの口上だけは、感極まって涙がこぼれてしまったのが悔しかった。
推しがしんみりしてんじゃねー!と言っていたのにな。
終わってからどうしても銀テだけ欲しかったので、恥を忍んで持っている人に声をかけまくってなんとかピンキーの銀テだけは入手できた。
譲っていただいた方本当にありがとう。無事に成仏できます。
でんぱ組に入った時には高校生で最年少で他のメンバーとも結構歳も離れていてマジで泣き虫末っ子おてんば娘っていう感じだったピンキーが、メンバーの入れ替えの中ですっかり中間管理職が板についたお姉さん側になっているのがいまだに不思議な感じだけど、本当に頑張ったねと思うし、これから幸せになってほしいなと思う。
24年の風とロックのトークセッションでえいたそとねむきゅんがいたときに、あの頃のピンキーがちょっとだけ見えたような気がして嬉しかったなぁ。
チケット取れずに行けなかった、4日のもがちゃんの卒業見たかったなと思うけど、推しのこのツイートで十分泣けたし成仏できた。
1/7追記
もがちゃんのXも
とりあえず昨日ライブが終わってパブサしながら思っていたことを吐き出したかったので久しぶりにnoteを書いた。
支離滅裂な文章も全てでんぱ組がエンディングを迎えたばかりの感情ということで。
しばらくたって読み返して恥ずかしくなったら消すかもね。
本当に藤咲彩音を推せて幸せだったなあ!
忘れるわけがないよ。ばいばいさようなら!