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【絶望的な卵胞数】ドナー採卵周期の決断。決戦は木曜日。
決戦の木曜日が過ぎた・・・
Dreams Come True であってくれ!
(それは、決戦の金曜日だけれど。)
今、この決断が、来月の自分の未来を大きく分けることになる。
3ヶ月半も延期された採卵だったのに、卵胞の数が少ないという無情の事態になっていて、
ドナーの採卵を続行するのか? それともキャンセルするのか?
タイムマシーンがあるのなら、一か月後の自分に聞きたい。
どっちの選択肢を選ぶべきだったのかと。
こんな時は、悪い想像しか出来ない。
採卵が10個未満で、胚盤胞まで育つのが半分以下、そして着床前診断は全滅・・・
アタシの卵子提供は幕を閉じる・・・
こんなの泣くに泣けない。
約4万ドル(約580万円)もの大金が、この一発で消えるのだ!
やり直しのできる額じゃないですよ・・・。
やはり、卵胞が10個ほどしか育っていないというのは、かなり不安なので、延期すると申し出たのだが、エージェントに巧妙な話術に仕向けられ少ない卵胞周期で採卵を続行することになった・・・
しかし、よく考えてよ! 4万ドルで、10個前後の卵胞譲渡って・・・
単純に卵胞1個4000ドル(58万円)ってことですよ!
これが、正常胚だったらいいんですが、タダの卵胞ですから、58万円もするのに、そこで、受精するのか、分割するのか、胚盤胞になるのか、着床前診断パスするのか、気の遠くなるステップを乗り越えなくてはいけない58万円。(金額で呼ぶなっ!)
しかし、既にドナーは卵胞注射を打ち始めてしまったので、キャンセルは不可。
いや、キャンセルが完全に不可能と言うわけではない。
あまりに卵胞が育たなくて、10個未満だったら、やはりこの採卵に、4万ドルもかけてする価値はないので、採卵をキャンセルにすることも可能なのだ。
その場合、ドナーには、報酬金の一部である1000ドルのみ支払われ、残りは返金される。
しかし、悠長に考えている時間はない。毎日少しずつ大きくなっていく卵胞で、採卵前のトリガーショットを打つ前までには、この決断をしなければならない。
さぁ、採卵するのかしないのか、また短時間で重大な決定を下さなければならないストレスフルな時間がやって来ました。
本当に卵子提供は、この即決が心痛である。
では、どんな決断をしたのか、苦しい決断の様子をドキュメント致します。
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