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L3Harris Technologies(LHX)2024/Q4決算発表(2025/1/30)振り返り(リクエスト対応)



1.売上と収益

・EPS 予想 3.418 → 結果 3.47 〇
・売上 予想 5.5B → 結果 5.52B 〇
・次期EPS 予想  → 新ガイダンス
・次期売上 予想  → 新ガイダンス

  • 最新株価:$206.13 (2025/2/7現在)

  • 直近PER:26.23

  • 予想PER:14.81

  • PBR:-

2.企業情報

1.企業概要

(1)会社名
 L3Harris Technologies, Inc.(L3ハリス・テクノロジーズ)

(2)設立年
 2019年(L3 TechnologiesとHarris Corporationの合併により設立)

(3)本社所在地
 アメリカ合衆国 フロリダ州メルボルン(1025 West NASA Boulevard, Melbourne, Florida, 32919)

(4)業種・事業領域
 防衛・航空宇宙・通信・電子機器メーカー(軍事・政府向け技術ソリューション)

(5)証券取引所・ティッカー
 ニューヨーク証券取引所(NYSE):LHX

(6)従業員数
 約 50,000人(2024年時点)

(7)売上高(2024年)
 約213億ドル(前年比+10%)

(8)受注残高(2024年)
 340億ドル(過去最高)

2.主な商品・サービス

L3Harris Technologiesは、主に 防衛・政府向けの技術ソリューション を提供する企業で、以下の4つの主要事業セグメントを展開している。

(1)Space & Airborne Systems(SAS:宇宙・航空電子システム)
 - 衛星通信(SATCOM)、電子戦(EW)、ISR(情報・監視・偵察)技術
 - F-35戦闘機向け電子機器・アビオニクス
 - 軍用および商用航空機向けの通信・航法システム

(2)Integrated Mission Systems(IMS:統合ミッションシステム)
 - 防衛用電子機器・センサーシステム
 - 無人航空機(UAV)・有人航空機のミッションシステム
 - 海洋・水中防衛システム

(3)Communication Systems(CS:通信システム)
 - 戦術通信機器(ソフトウェア無線、暗号通信)
 - NATO・米軍向けのセキュア通信システム
 - 次世代データリンク、戦場用ネットワーク技術

(4)Aerojet Rocketdyne(AR:ロケット・推進システム)
 - ミサイル・ロケットエンジン(ICBM、スペースローンチシステム向け)
 - 宇宙探査用推進システム(NASAプログラム向け)
 - 極超音速兵器向け推進技術

3.強み・弱み

(1)強み

① 防衛産業における強固な地位
 - 米国防総省(DoD)向けの契約が売上の大部分を占め、安定した受注残を確保
 - NATO加盟国など、国際市場での成長が期待される

② 高度な技術力と幅広い製品ポートフォリオ
 - 戦術通信、ISR、電子戦など、現代の軍事技術に不可欠な製品を提供
 - F-35の電子システム、人工衛星、ミサイル推進システムなど、多岐にわたる事業展開

③ M&Aによる成長戦略
 - 2023年にAerojet Rocketdyneを買収(ロケット・ミサイルエンジン分野を強化)
 - 事業ポートフォリオの拡大により、米国防総省・NASAとの関係を強化

(2)弱み

① 米国政府・防衛予算への依存度が高い
 - 売上の約80%が米国防総省(DoD)向けの契約に依存しており、政府予算削減の影響を受けやすい

② 債務負担が増加
 - Aerojet Rocketdyne買収により負債が増加(長期債務:110.81億ドル)
 - 金利上昇の影響で、支払利息が増加(2024年のネット金利支払額:6.75億ドル)

③ 一部事業の低迷
 - Space & Airborne Systems(SAS)事業は2024年Q4で前年比-4%と減収
 - F-35関連の売上が減少(TR-3プログラムの遅れによる影響)

4.直近の企業戦略

(1)コスト削減と収益性向上

  • 「LHX NeXt」プログラムにより、2024年に8億ドルのコスト削減を達成

  • 2025年末までに12億ドルの削減を目標(1年前倒し)

  • 主要施策:  - サプライチェーンの最適化
     - 製造拠点の効率化
     - ソフトウェア開発・デジタル変革の推進

(2)成長市場への注力

  • 宇宙・極超音速技術分野の強化
     - NASA・米宇宙軍向けの契約獲得
     - 極超音速兵器(Hypersonic Weapons)市場での競争力向上

  • 国際市場での売上拡大
     - NATO諸国向けの戦術通信機器(無線・データリンク)を拡販
     - 欧州、アジア太平洋地域での受注拡大

(3)M&Aを活用した成長戦略

  • Aerojet Rocketdyneの買収効果を最大化(ミサイル・宇宙事業の成長加速)

  • 低収益事業の売却・整理(一部の航空関連事業の売却を検討)

(4)株主還元の強化

  • 2024年の自社株買い:5.54億ドル

  • 2024年の配当支払い:8.86億ドル

  • 安定したキャッシュフロー(2024年フリーキャッシュフロー:23.19億ドル)を活用し、引き続き株主還元を強化

まとめ

L3Harris Technologiesは、防衛・航空宇宙分野で強固な市場ポジションを持ち、特にISR(情報・監視・偵察)、電子戦(EW)、戦術通信において強みを発揮している。2024年は堅調な成長を記録し、受注残高340億ドルという過去最高の水準を達成した。一方で、政府予算依存や負債増加のリスクも抱えており、今後はコスト削減、M&Aの活用、国際市場開拓が成長の鍵となる。

2025年に向けては、LHX NeXtによるコスト削減効果、国際市場の拡大、Aerojet Rocketdyneの統合効果が注目されるポイントとなる。

3.決算概要(FORM8-K)

1.損益計算書(Income Statement)

(1)売上高
・2024年Q4の売上高は 55.23億ドル(前年比+3%)
・2024年通年の売上高は 213.25億ドル(前年比+10%)

(2)営業利益
・2024年Q4の営業利益は 5.69億ドル(前年同期は1.54億ドル)
・営業利益率は 10.3%(前年同期は2.9%)

(3)純利益
・2024年Q4の純利益は 4.56億ドル(前年同期は1.26億ドル)
・1株当たり利益(EPS)は 2.37ドル(前年同期は0.83ドル)
・非GAAPベースのEPSは 3.47ドル(前年比+4%)

(4)セグメント別売上高・利益

  • Space & Airborne Systems:売上高 17.28億ドル(前年比-4%)、営業利益率 10.8%

  • Integrated Mission Systems:売上高 17.73億ドル(前年比+9%)、営業利益率 13.4%

  • Communication Systems:売上高 14.37億ドル(前年比+5%)、営業利益率 22.7%

  • Aerojet Rocketdyne:売上高 6.28億ドル(前年比+5%)、営業利益率 11.5%

2.貸借対照表(Balance Sheet)

(1)資産
・総資産:420.01億ドル(前年末:416.87億ドル)
・現金及び現金同等物:6.15億ドル(前年末:5.6億ドル)
・売掛金:10.72億ドル(前年末:12.3億ドル)
・棚卸資産:13.3億ドル(前年末:14.72億ドル)

(2)負債
・総負債:224.22億ドル(前年末:228.58億ドル)
・長期負債:110.81億ドル(前年末:111.60億ドル)
・契約負債:21.42億ドル(前年末:19.00億ドル)

(3)株主資本
・株主資本合計:195.79億ドル(前年末:188.29億ドル)

3.キャッシュフロー計算書(Cash Flow Statement)

(1)営業キャッシュフロー
・2024年Q4:11.29億ドル(前年比+43%)
・2024年通年:25.59億ドル(前年比+22%)

(2)投資キャッシュフロー
・2024年Q4:-2.63億ドル(前年同期:-7.02億ドル)
・設備投資(CapEx):4.08億ドル(前年:4.49億ドル)

(3)財務キャッシュフロー
・長期債務の発行:28.27億ドル
・長期債務の返済:26.20億ドル
・自社株買い:5.54億ドル
・配当金支払い:8.86億ドル

4.特記すべき事項

(1)受注額とバックログ
・2024年の受注額は 242億ドルブック・トゥ・ビル(受注/売上比率)は1.14倍
・バックログ(受注残)は 340億ドル(過去最高)

(2)コスト削減計画(LHX NeXt)
・2024年のコスト削減目標を 8億ドル 達成
・2025年末までに 12億ドル のコスト削減目標を設定

(3)2025年のガイダンス
・売上高予測:218億~222億ドル(前年比+2.2~4.1%)
・非GAAP EPS:10.55~10.85ドル(前年比+10%)
・フリーキャッシュフロー:24億~25億ドル

5.総括

L3Harrisの2024年第4四半期決算は堅調で、特に売上成長と営業利益率の改善が目立つ結果となった。
一方で、通信システム事業の営業利益率が前年同期比で低下(-340bps) した点や、F-35関連の売上減少 など、一部の課題も存在する。
2025年の見通しとしては、堅調な受注残とコスト削減策により、引き続き収益性向上が見込まれる。


4.決算発表資料(抜粋)


5.カンファレンスコール要約

■決算発表マインドマップ

■財務ハイライト:

  • 2024年通期売上高:213億ドル(前年比10%増、オーガニック成長4%)

  • セグメント営業利益率:15.4%

  • 非GAAP EPS:13.10ドル

  • フリーキャッシュフロー:23億ドル(14%増)

  • 2024年第4四半期売上高:55億ドル(オーガニック成長4%)

■2025年ガイダンス:

  • 売上高:218億-222億ドル(オーガニック成長4%)

  • セグメント営業利益率:15%台半ばから後半

  • フリーキャッシュフロー:24億-25億ドル

  • 非GAAP EPS:10.55-10.85ドル

■戦略的成果:
1.コスト削減(LHX Next):

  • 2024年に8億ドルのコスト削減を達成(目標の2倍)

  • 2025年末までに累積12億ドルの削減目標(1年前倒し)

2.主要契約獲得:

  • NextGen Jammerコンペティション勝利

  • 米海軍から10億ドルのIDIQ契約獲得

  • 宇宙事業で40機の衛星の受注残を達成

3.組織変更:

  • KenがAerojet Rocketdyneの社長に就任(CFO職との兼任)

  • リーダーシップチームの戦略的再編成を実施

■将来の展望:

  • 2026年目標:売上高230億ドル、セグメント営業利益率16%台前半

  • 宇宙、海事、サイバー、通信、ISR、弾薬分野での成長に注力

  • 国際事業の拡大(現在は売上の21-22%)

■課題と対応:

  • 一部の宇宙関連プログラムで約1億ドルの費用発生

  • 新政権下での規制環境の変化への対応

  • サプライチェーンでのインフレ圧力への継続的な対処

■特筆すべき戦略的方向性:

  • AIおよび自律システムへの注力強化

  • パートナーシップアプローチの継続(特にPalantirとの協力)

  • 防衛産業のモダナイゼーションへの積極的な提言

会議全体を通じて、経営陣は会社の基本的な強さと、変化する防衛産業環境における適応能力に自信を示しました。特に、コスト削減の成功、技術革新への投資、そして戦略的な組織再編により、今後の持続的な成長への基盤が整っていることが強調されました。

6.各種成長性

1)純資産成長率

2)四半期売上高推移

7.AIによる分析

①ポジティブニュース

  • 収益の増加:第4四半期の収益は前年同期比で3%増加し、55.2億ドルに達しました。

  • コスト削減の達成:2024年に8億ドルのコスト削減を達成し、2025年末までに12億ドルの削減目標を前倒しで達成する見込みです。

  • 強い需要:ロシア・ウクライナ戦争や中東の紛争により、武器の需要が増加し、同社の業績を後押ししています。

②ネガティブニュース

  • 労働力削減:供給網の問題によるコスト増加に対処するため、2024年に従業員数を約5%(約2,500人)削減しました。

  • 競合他社の業績:他の防衛企業も堅調な業績を報告しており、競争が激化しています。

③アナリストの評価と将来予測 L3Harris Technologiesは、2024年第4四半期の業績で市場予想を上回る結果を示し、特に武器需要の増加が収益を押し上げました。

同社は2025年の売上高を218億ドルから222億ドルと予想しており、これは市場予想の中央値を上回っています。

さらに、2024年に8億ドルのコスト削減を達成し、2025年末までに12億ドルの削減を目指すと発表しています。

これらのコスト削減努力は、利益率の向上と競争力の強化に寄与すると期待されています。

一方で、供給網の問題やコスト増加に対処するため、2024年に従業員数を約5%削減するなどの措置を講じています。

これらの課題にもかかわらず、アナリストは同社の堅調な受注残高と防衛支出の増加を背景に、今後の成長に対して前向きな見解を示しています。

総合的に、L3Harris Technologiesは、強い市場需要と効果的なコスト管理を通じて、2025年に向けて安定した成長を続けると予想されています。

8.カンファレンスコール詳細

司会: おはようございます。L3Harris Technologies 2024年第4四半期決算説明会へようこそ。現在、回線は聞き取り専用モードとなっています。プレゼンテーション後に質疑応答の時間を設けております。会議中にサポートが必要な場合は、オペレーターまで*0を押してください。この会議は2025年1月30日に録音されています。それでは、Dan Gieczewiczに進行をお渡しします。どうぞ。

Dan Gieczewicz: ありがとうございます、Joanna。おはようございます、ようこそ。本日は私とChrisとKenが出席しています。本日早朝に、我々は2024年第4四半期の業績と2025年のガイダンスの詳細を記載した決算発表を公開しました。また、補足的な決算説明資料も当社ウェブサイトに掲載しています。

本日の議論には、将来の見通しに関する記述が含まれます。これらの記述には、実際の結果が大きく異なる可能性のあるリスク、前提、不確実性が含まれています。詳細については、決算発表およびSECへの提出書類をご参照ください。また、GAAPベースの指標と照合されている非GAAP財務指標についても説明いたします。

それでは、Chrisに引き継ぎます。

Chris: おはようございます、皆様。Dan、ありがとうございます。

我々は、Trusted Disruptor戦略を実行し、2026年のフレームワークに向けて前進することで、2024年の約束を果たしました。将来に向けて良好なポジションを築く記録的な受注残で年を締めくくりました。

2024年はL3Harrisにとって重要な年でした。L3とHarrisの変革的な合併から5周年を迎えました。この統合により、現在は異なる方法で運営される新しい会社が誕生しました。我々は機敏で柔軟、かつ迅速であり、すべての領域でお客様から信頼されるソリューションを提供しています。

我々は従来のプライム企業と新規参入企業の間のギャップを埋めています。AIや自律性などの重要な機能に関するパートナーシップを活用し、国家安全保障と現代戦争の進化するニーズに迅速に対応しています。

国内では、宇宙、ミサイル、先進電子システム、サイバー、レジリエントな通信などのプログラムへの強力な支援とともに、国家安全保障と国土防衛が新政権の重要な優先事項となっています。

国際的には、ソフトウェア定義無線機、暗視ゴーグル、弾薬に対する強い需要が見られ、世界中の同盟国支援への我々のコミットメントを反映しています。

パートナーシップは引き続き、我々のTrusted Disruptor戦略の基盤となっています。2024年には、AIを活用したソリューションと新興技術に焦点を当てて、Palantirやベンチャーキャピタルが支援するスタートアップとの協力を推進しました。これらのパートナーシップは、イノベーションとスピードの文化を加速させ、お客様のニーズにより迅速かつ効果的に対応する能力を向上させています。

今年の主な成果をいくつかご紹介します。

NextGen Jammerコンペティションに勝利し、F-18艦隊をサポートする空中ポッドの生産において数十億ドル規模の長期的なジャミングフランチャイズを確立しました。

GlidephaseインターセプターとNextGenインターセプタープログラムでの勝利により、今後数十年にわたって固体ロケットモーター事業の成長を推進します。以前に受注したSentinelとZeusプログラムの推進システムと合わせて、大型固体ロケットモーターの設計・製造能力におけるグローバルリーダーとしての地位を確立しています。

米海軍から10億ドルのIDIQ契約を獲得し、米国および同盟国軍にレジリエントな通信技術を提供します。今後5年間、我々のブロードバンド通信事業は、空中、地上、海上、宇宙プラットフォーム間の安全かつレジリエントな協力を可能にする重要なソフトウェア定義LINK-16端末を提供します。

LINK-16を宇宙ベースの資産に統合することで、その到達範囲と有用性を拡大し、米国および同盟国軍があらゆる領域で途切れのない接続性と状況認識を確保できるようにしています。

Trusted Disruptor戦略の証として、L3Harrisが主導し、ベンチャー企業と提携したチームが、Defense Innovation Unitによって、数百から数千の群れをなす自律システムを運用できる指揮統制システムのプロトタイプ開発に選ばれました。

このプロジェクトは、あらゆる領域での協調的自律性を可能にする先進的な商用技術を統合することで、国防総省のReplicatorイニシアチブを推進します。我々のオープンシステムアーキテクチャは、サードパーティのアルゴリズムの迅速な統合をサポートし、ミッション要件に応じた比類のない拡張性と柔軟性を提供します。

これらの能力と我々の専門知識を組み合わせることで、戦争の未来を形作り、米国および同盟国軍が争われた環境で競争上の優位性を維持できるようにしています。

先週のプレスでご覧の通り、私は最近、持続的な収益性のある成長を推進するために、リーダーシップチームを戦略的に整備する措置を講じました。

Kenは、CFOとしての職責に加えて、月曜日付でAerojet Rocketdyneの社長に任命されました。防衛セクターでの豊富な経験を活かし、卓越した業務遂行と強力なパフォーマンスを推進していきます。

Sam Meadowsの役割を拡大し、コミュニケーションシステムセグメントの統括を継続しながら、パートナーシップへの取り組みをさらに強化するため、企業戦略的協力協定を主導することになりました。

また、過去1年間Heidi Woodが率いてきたLHX Next組織を昇格させました。彼女は、コスト削減を推進しながら全社的な変革を加速させる中で、直接私に報告することになります。

最後に、Ross Niebergallのご貢献に感謝いたします。CTOとして、そしてAerojet Rocketdyneの社長として、同社の長期的な成功に向けた態勢を整えるにあたり、そのリーダーシップは不可欠でした。輝かしいキャリアを経て、家族の健康に専念し、当然の休養を取るため退任を決意されました。

また、私は航空宇宙産業協会(AIA)の理事会議長に選出されたことを嬉しく思います。AIAは業界を代表する声です。我が国が increasingly複雑なグローバルな脅威の状況に対処する中で、技術的優位性を維持することがこれまで以上に重要となっています。

業界の同僚や新政権、議会と協力して、世界クラスの米国の人材の創意工夫を活用し、競争優位性を強化するイノベーションを推進することを楽しみにしています。

2025年に向けて、我々の優先事項は明確です。収益性のある成長を推進しながら、お客様の進化するミッションクリティカルなニーズに応えることです。

それでは、Kenに2024年の財務結果の詳細説明をお願いします。

Ken: ありがとう、Chris。おはようございます、皆様。

2024年通期を手短に振り返らせていただきます。

売上高は213億ドルで、前年比10%増、オーガニック成長で4%増でした。セグメント営業利益率は15.4%で、継続的なコスト削減と強力な実行を反映しています。非GAAP EPSは13.10ドルでした。

フリーキャッシュフローは23億ドルに成長し、14%の増加となりました。これは収益の成長と効果的な運転資本管理によるものです。

第4四半期については、売上高は55億ドルで、オーガニック成長で4%増、セグメント営業利益率は15.3%でした。非GAAPのEPSは3.47ドル、フリーキャッシュフローは10億ドル超となりました。

セグメント別の第4四半期業績に移ります。SASは売上高が17億ドルで、アンテナ事業の売却を主因として前年同期比4%減でした。オーガニックベースでは1%減で、これは主にF-35関連の取引量が減少したことによるもので、TR-3ミッションコンピューティングハードウェアが開発段階からより緩やかな生産段階へと移行したことを反映しています。

営業利益率は10.8%で、20ベーシスポイント上昇しました。これは主にLHX Nextのコスト削減によるものですが、宇宙分野における一部の固定価格開発プログラムで完了段階に近づいていることによる課題により一部相殺されました。

IMSは好調な業績を上げ、売上高は18億ドルで9%増、利益率は13.4%で150ベーシスポイント拡大しました。これは力強いプログラム実行と好ましい製品構成を反映しています。

CSは売上高が14億ドルで5%増となり、ソフトウェア定義レジリエント通信機器への需要が牽引しました。営業利益率は24.4%で、米国防総省顧客向けの出荷比率が高かったことが要因です。

特にNATO同盟国での主要プログラムの受注や他の国際市場への展開など、需要は非常に強く、国際的なモメンタムも見られます。ただし、国際・国内の構成比は四半期ごとの出荷プロファイルによって変動することにご留意ください。

Aerojet Rocketdyneは5%成長し、営業利益率は11.5%で40ベーシスポイント上昇しました。これは固体ロケットモーター生産の進展によるものですが、宇宙推進システムの取引量減少により一部相殺されました。

それでは、2024年の事業成果についてChrisに戻したいと思います。

Chris: まずポートフォリオについてお話しします。

Aerojet RocketdyneとTactical Data Linkの買収の統合を完了し、アンテナ製品とAerojet Ordnance Tennesseeの非中核事業を売却しました。

宇宙分野でのリーダーシップポジションをさらに強化し、SDA向けに4機、MDA向けに1機の衛星を軌道に投入しました。衛星システムと宇宙優位性における我々の進展は2024年も勢いを増し、プライムとしてゼロからスタートしてわずか5年で40機の衛星という記録的な受注残を達成しました。

SASセグメントの重要なハイライトは、SDAのTranche 2追跡レイヤープログラムにおける18機の宇宙機のお客様エンジニアリング設計レビューを成功裏に完了したことです。この節目は、極超音速脅威を検知、追跡、標的化するための赤外線ペイロードを搭載した我々の先進的な宇宙機が、プログラムの厳格な要件を満たしていることを確認するものです。

わずか11ヶ月でこの節目を達成したことは、我々のチームのスピード、機敏性、専門性を反映しています。これらの衛星は、宇宙軍のLEO(低軌道)コンステレーションの一部で、グローバルなミサイル追跡と防衛を提供します。

Tranche 0、1、2で既に軌道に投入された衛星を含め38機の衛星を受注しており、統合抑止力を前進させる取り組みを継続的にサポートしています。

Tranche 3の機会が目前に迫る中、我々はこの重要な層状ミサイル防衛システムの構築における役割を拡大する好位置にあります。さらに、この能力は米国の進化する防衛ニーズを支援する上で我々を有利な立場に置き、トランプ政権が最近発表した国土のアイアンドーム・ミサイル防衛シールド開発を指示する大統領令とも密接に整合しています。

また、LHXNextイニシアチブでも大きな進展がありました。2024年には、総コスト削減目標を2倍上回る8億ドルを達成しました。この力強いパフォーマンスにより、全体的なコスト削減目標を加速し上回る自信が得られました。

現在、2025年末までに累積コスト削減額12億ドルを達成する見込みで、10億ドルのコミットメントを1年前倒しで達成することになります。このイニシアチブは、利益率の拡大、業務効率、施設の合理化、サプライチェーン管理の強化を推進しています。

その核心において、LHXNextはDOGEと同じ原則を体現しており、より大きなスピードと効率性を推進し、データ駆動型の意思決定を可能にするよう調整されています。

我々は、業務とサプライチェーン全体で改善を推進し、非効率性を排除するために内部方針を簡素化・合理化し、資産の有効活用を図ることで、焦点を絞り価値を引き出しています。

このプログラムにより、株主価値を創出しながら、進化するお客様のニーズにより効果的に対応することが可能になります。

では、Kenにお返しします。

Ken: 2025年のガイダンスに移りますと、売上高は218億ドルから222億ドルを見込んでおり、中間値でオーガニック成長率4%を表しています。

我々のガイダンスには、取引完了に向けて継続的に取り組んでいる商用航空ソリューション事業の通年分が含まれています。

セグメント営業利益率は15%台半ばから後半を見込んでおり、継続的なLHXNextのコスト削減、力強いプログラム実行により支えられ、継続的な変革を推進するための投資を反映しています。

フリーキャッシュフローは24億ドルから25億ドルを見込んでおり、成長、収益性の向上、規律ある運転資本管理により牽引されます。

我々のガイダンスは、年初における適切なリスクポジションと、新政権に関連する動向を反映しています。3月25日までの暫定予算措置を想定しており、その他の資金調達の遅延や影響は見込んでいません。

政権は複数の大統領令を発令しており、現在も評価中ですが、2025年の業績への重大な影響は見込んでいません。ただし、米国政府の契約担当官がこれらの大統領令が既存および新規契約に与える影響を評価する中で、特に迅速な受注に対応して製品を納入できるCSにおいて、2025年第1四半期の受注と売上高に影響が及ぶ可能性があります。

多くの投資家からのコメントを受けて、2025年より、買収関連の無形資産償却に関する調整を除外した非GAAPベースのEPSの報告に変更します。この変更は同業他社の報告と整合させるものであり、基本的な収益性やキャッシュへの影響はありません。この変更を2024年に適用した場合、非GAAP希薄化後EPSは1株当たり3.40ドルの影響を反映して9.70ドルとなったはずです。

2025年の非GAAP EPSは10.55ドルから10.85ドルのレンジを見込んでおり、中間値で10%の成長を表しています。

セグメント別では、SASの売上高は69億ドルから71億ドルのレンジを見込んでおり、2026年には緩和すると予想される宇宙部門の予算制約を反映しています。営業利益率は12%台前半を見込んでいます。

IMSの売上高は70億ドルから72億ドルを見込んでおり、宇宙・弾薬プログラム向けの先進電子機器および海事ソリューションへの需要増加により牽引され、営業利益率は12%台前半を見込んでいます。

CSの売上高は56億ドルから57億ドルを見込んでおり、利益率は24%台後半を見込んでいます。これはソフトウェア定義レジリエント通信機器への需要増加に支えられています。

Aerojet Rocketdyneは約25億ドルに達する見込みで、ミサイルソリューション事業の二桁成長により牽引されます。利益率は継続的な業務改善を推進する中で12%台半ばを見込んでいます。

2025年のガイダンスを設定するにあたり、2025年の特定の四半期における週数の違いにより、四半期間で売上高とEPSにばらつきが生じることにご留意いただきたいと思います。特に第1四半期は12週間と短いため、モデル作成の際にはご考慮ください。

我々の資本配分戦略は、株主価値の創出へのコミットメントを反映しています。バランスシートを強化し、2024年末の純レバレッジは目標の3.0倍を上回る2.9倍で終えました。

この達成により、競争力のある配当を維持し、2025年に少なくとも10億ドルの自社株買いを実施することに注力します。

また、年金制度でも2024年も好調なパフォーマンスを上げ、2024年は重要な拠出金はなく、2025年も拠出予定はありません。

バランスシートのリスクをさらに軽減するため、魅力的な積立水準と金利環境を活用して、約12億ドルの年金資産と負債を第三者に移転する作業を進めています。これは損益への影響はわずかで、キャッシュフローへの影響もありません。

この措置は2025年第1四半期末までに完了する見込みで、非現金の非サービスFAS年金収益の減少をもたらしますが、これはガイダンスに反映済みです。

2024年の力強いパフォーマンスと、LHX Nextプログラムが継続的に創出するコスト削減への確信が高まっていることを踏まえ、昨年の投資家デーで発表した2026年の財務フレームワークを更新し、2026年に達成を見込むセグメント営業利益率を16%台前半に引き上げます。

2026年の売上高目標は230億ドルを継続し、5%のオーガニックCAGRを表しており、2026年のキャッシュは28億ドルを目標とし、二桁のCAGRを表しており、1株当たりフリーキャッシュフローベースではさらなる上振れ余地があります。

2024年にチームが成し遂げた大きな進展を誇りに思います。今年は変革、成長、力強い実行の年となり、我々のポートフォリオの強みとチームの才能が際立ちました。

我々は活発で要求の厳しい環境に直面してきましたが、機敏性を持って規律ある実行を行う能力により、力強い業績を上げることができました。

記録的な受注残の達成から主要な戦略的優先事項の推進まで、我々は課題に直面しても約束を果たす能力とレジリエンスを実証し、お客様と株主のために価値を届けることに注力し続けています。

このモメンタムを継続的に構築する中で、今後の展望に胸を躍らせています。我々の前にある機会は意義深く、業務の卓越性とイノベーションに対する戦略的な注力により、持続的な収益性のある成長に向けて良好なポジションにあります。

それでは、Chrisにお返しします。

Chris: 今後を展望すると、我々はイノベーションを推進し、国家安全保障の優先事項に沿ったミッションクリティカルなソリューションを提供することへのコミットメントを堅持します。

ますます複雑化する脅威環境に対処する中で、L3Harrisはイノベーションと国防の最前線に立ち続けています。

国家の次世代の民主主義の兵器庫に対する我々のビジョンは、あらゆる領域でミッションの成功を確実にする最先端のハードウェア、ソフトウェア、AI技術の融合に根ざしています。

このコンセプトは従来のプラットフォームを超えて、我々の戦闘員に決定的な優位性を与える適応性、拡張性、オープン性、相互運用性を備えたソリューションを提供することも含みます。

レジリエントな通信、先進的な弾薬、宇宙ベースの能力など、我々は国防総省と同盟国が進化する脅威に先んじることを可能にしています。

私は最近、国防エコシステムを近代化するための主要な提言をDOJに提出しました。これらの原則は、効率性の向上、協力の強化、米国の技術的優位性の維持への我々の献身を反映しています。

他社にもDOJ委員会へのアイデア提案を奨励します。我々は、新政権とともにこれらのアイデアやその他のアイデアを実現し、我が国と世界中の同盟国を守るミッションを支援する上で重要な役割を果たし続けることを楽しみにしています。

新政権の透明性と防衛産業への理解は、2025年に破壊的な変化の舞台を整えます。

我々は防衛の優先事項と政策において前例のない進化の時期を迎えると予想しています。

我々の機敏性、スピード、イノベーションへのコミットメントにより、適応に向けて良好なポジションにあります。

この新時代は、戦闘員をサポートする方法を再定義する機会をもたらし、我々はこの変化を前進させ、国家の戦略的目標に沿った機会を捉えることに胸を躍らせています。

我々の仕事は、民主主義を守る戦闘員に力を与え、グローバルな安定性を維持するためのツールを確実に持たせることにおいて重要です。

イノベーションと協力へのコミットメントを深く持って、我々はこの取り組みにおいて中心的な役割を果たすことを誇りに思います。

Joanna、質疑応答に移りましょう。

司会: ありがとうございます。ご参加の皆様、これより質疑応答を開始いたします。ご質問のある方は、電話機の1を押してください。挙手の合図を聞くことができます。他の参加者への配慮から、質問は1回とさせていただきますようお願いいたします。質問を取り下げる場合は2を押してください。

最初の質問は、BairdのPeter Arment様からです。どうぞ。

Peter Arment: ありがとうございます。おはようございます、ChrisとDan。

Chris、就任直後に書かれたDOJリーダーへの手紙から始めたいと思います。4つの政策提言をされたと思いますが、何かフィードバックはありましたか?積極的な議論は行われていますか?これがどのように展開すると考えておられますか?DOJとDOD官僚機構への影響について、多くの指摘をされていると思います。評価も大きく圧縮されているので、ご意見をお聞かせください。

Chris: ありがとう、Peter。DOJについて私は興奮しています。この1年間我々が行ってきたことと類似点を並べようとしました。

国として我々がどのように至ったかを考えると、リスクを軽減するために導入された各政策と規制は良い意図を持っています。しかし、数十年後に振り返ってみると、全てのリスク軽減政策と手続きの累積的な影響は、実際には解決または軽減したリスクよりも多くのリスクを生み出したと私は考えています。

あなたの質問に答えると、議会のメンバーから多くの前向きなフィードバックをいただきました。先週はペンタゴンや他の機密会議に出席しました。多くの人々が手紙を読んでくれたと思います。

私は本当に対話を始めようとしているだけです。議会も役割を果たし、国防総省も役割を果たし、戦闘員も役割を果たしますが、業界もこのエコシステムの一部となり、その視点を提供することが重要だと考えています。

他の多くの企業も手紙を書き始めており、私は4つの提言を出しましたが、もっと良いものや異なるものがあるかもしれません。本当に対話を始め、人々が集まって「どうすればより速く、より良い能力を戦闘員により迅速に提供できるか」を考えるきっかけを作ろうとしているのです。

私は将来に胸を躍らせており、先ほど申し上げたように、2025年には前例のない変化が起こると考えています。適応して利点を活かせる企業もあれば、そうでない企業もあるでしょうが、我々はそのような企業の一つになることを目指しています。将来がどうなるか、見守っていきましょう。

司会: ありがとうございます。次の質問は、Wolf ResearchのMiles Walton様からです。どうぞ。

Miles Walton: ありがとうございます。おはようございます。

2025年のフリーキャッシュフローは1億5000万ドルの成長、そして2026年の中間値のプレースホルダーでは3億5000万ドルの成長となっていますが、具体的に何が加速するのか、また、LHX Nextの2億ドルの増加について、実際の利益率の改善とお客様向けのコスト削減のそれぞれどの程度になるのかをご説明いただけますか。

Ken: はい、私がお答えします。

フリーキャッシュフローの成長については、我々が示した成長プロファイルとよく整合していると思います。2024年から2025年、2026年にかけてトップラインが成長します。先ほど述べたように、2026年はトップラインの成長が少し加速します。

2026年の成長機会をもたらすいくつかの要因があります。F-35については、TR-3のハードウェア開発が縮小し、生産の増加は2025年にはまだ緩やかですが、2026年には加速します。

2025年は宇宙予算に若干の課題がありますが、いくつかの宇宙関連の受注が2025年に前倒しされる可能性があり、これが2026年の売上高を牽引します。また、IMSでも国際的な機会があります。

そのため、2026年は2025年よりも良好な成長プロファイルとなります。利益率も、現在のレベルから2025年には15%台半ばから後半へ、そして2026年には16%台前半へと継続的に拡大します。

また、チームは効果的な運転資本管理を継続します。これらを総合すると、2025年と2026年のフリーキャッシュフローの成長プロファイルを支えることになります。

LHX Nextの質問については、引き続き少なくとも40%のコスト削減が会社の利益率の機会となるという目標を堅持しています。

これを見る際には、タイミングがどのように機能するかを考慮する必要があります。任意の時点で実施している様々な契約の進捗度を考慮する必要があります。

2024年の利益率拡大に大きく貢献したことは確かです。2025年もそうなるでしょう。そして、2026年の利益率が16%台前半に拡大することも支えることになります。

40%を超えるコスト削減を利益率の機会に転換できるよう努力していきます。チームは毎日それに向けて懸命に取り組んでいます。

しかし現時点では、我々が設定した目標に対する機会の実際の実現についてはそのように見ています。

司会: ありがとうございます。次の質問は、BernsteinのDouglas Horne様からです。どうぞ。

Douglas Horne: おはようございます。ありがとうございます。

通信システム事業についてどのようにお考えかをお聞きしたいと思います。利益率の上振れ余地を生み出すような要素がいくつかあるように見えます。新しい波形のソフトウェア販売、輸出の増加、LHX Nextによる商用契約などです。

しかし、2025年のガイダンスでは依然として利益率が25%を下回っています。この利益率拡大の可能性はどこにあるのでしょうか。24%台を上回るための要素は揃っているように見えますが。

Ken: はい、ありがとうございます、Doug。
準備した発言でも触れましたが、いくつかの点を指摘させていただきます。

2025年を見る際、引き続き事業のパフォーマンスを上げていく必要があります。年初であり、リスクを考慮した視点から考えています。

CSチームは製品を生産し、利益率を生み出す能力を実証してきました。2025年のCS利益率については、いくつかの点を申し上げたいと思います。

一つは、米国防総省向けと国際向けの出荷の構成を評価しているということです。

ソフトウェアについては、時々まとまって発生するということをお話ししてきました。製品に統合された波形と高い利益率の製品機会を牽引する波形の両方で、引き続き力強い出荷を推進していく必要があります。また、波形のアップグレードでは、高い利益率のビジネス機会が本当に見込めます。

LHX Nextについては、CSチームは確実にコストを統合する素晴らしい仕事をしています。第4四半期に見られた利益率の圧縮は、米国防総省向けと国際向けの出荷構成に関連するものでした。2023年末は米国防総省向けの比率が高かったのです。

チームは素晴らしい仕事をしていると思います。セグメントのガイダンスは達成し、場合によっては上回ると考えています。CSチームはそれに向けて取り組んでいくでしょう。機会については良い手応えを感じており、年内に更新情報をお知らせします。

Chris: 少し付け加えさせていただきます。
ついにC2やC3システムの入札や受注の機会が増えてきています。市場は、ご指摘のソフトウェア定義無線機や波形の販売を超えて広がってきています。

ようやくネットワークやシステムのアプローチに移行しており、これが追い風になると考えています。

全セグメントの中で、電子部品に関連するサプライチェーンからのインフレの影響を最も大きく受けているのがこのセグメントだと思います。

そのため、LHX Nextだけでなく、E3のコスト削減でもそれを吸収し相殺する必要があります。しかし、トレンドはポジティブで、楽観的に見ています。

司会: ありがとうございます。次の質問は、JefferysのSheila Kayagu様からです。どうぞ。

Sheila Kayagu: おはようございます、ChrisとKen。ありがとうございます。

Ken、LHX Nextの12億ドルについて確認させてください。Chris、2億ドル引き上げられ、40%が利益に寄与するとすると、同業他社の高い利益率に対して約30ベーシスポイントの上乗せとなります。

これがどこに最も現れているのか、何が機会を牽引しているのか、また、追跡している主要業績評価指標についてお話しいただけますか。

Chris: 私から始めて、その後Kenにお願いします。
様々な分野で効果が現れています。

サプライチェーンについては、ようやく良い年となり、コスト削減だけでなく、サプライチェーンのレジリエンス構築も進めています。おそらく最初に取り組んだ、比較的容易な間接材料だけでなく、現在は直接材料やサブコントラクター管理にも取り組んでいます。これらが大きな牽引力になると考えています。

施設の合理化、組織構造、役割と責任についても引き続き検討しており、以前と同様の分野で追加的な機会があると考えています。

しかし同時に、先ほど申し上げたように、企業の変革も進めており、従業員がデータに迅速にアクセスできるようにするためのデジタル化に必要な投資も行っています。

これもガイダンスに織り込んでいます。従って、単に12億ドルの総コスト削減だけではありません。

事業に再投資し、従業員にとってさらに良い、より効率的な職場にしています。そのため、純額では減少します。

ご存知の通り、40%から30ベーシスポイントへの寄与も、Kenが述べたように、進捗度会計などによって時間をかけて実現されます。

これは大きな成功であり、素晴らしい成果だと思います。2年で12億ドルを達成し、会社の規模を考えると、非常に誇らしく思います。

合併直後の6億5000万ドルに加えて、6年間でほぼ20億ドルのコストを削減したことになり、私の意見では非常に印象的です。

Ken、他に何かありますか?

Ken: Sheila、付け加えさせていただきますと、2024年は確実にコスト削減を実現しました。その一部は人員に関する難しい決断を必要としましたが、人件費の削減も実現しました。

これはおそらく、コスト削減が実際のコストとしてEACに反映される最も早い部分です。他の機会にも懸命に取り組んでいます。

Chrisが言及したサプライチェーンや施設、そしてシステムや働き方の変革などです。これらはEACに反映され、実際の削減効果として実現されるまでにもう少し時間がかかります。

それらを確実に追跡しています。主要業績評価指標に関するご質問については、もちろんコスト削減の創出ですが、プログラムやビジネスを通じて、それらが実際の削減効果としてどのように実現されるか、新しい契約に対する注文、長期契約などもトラッキングしています。

正しいアプローチと正しい指標を持っていると考えています。チームは完全に足並みを揃えて実行しており、2025年そして2026年の利益率プロファイルに確実に貢献し続けると考えています。

司会: ありがとうございます。次の質問は、Bank of AmericaのRon Epstein様からです。どうぞ。

Ron Epstein: おはようございます、皆様。

Chris、M&Aの環境についてどのようにお考えでしょうか。新政権により状況が変わる可能性があり、Boeingは一部資産を売却していますが、新技術のボルトオン買収や、スタートアップへの注力を考えると、ベンチャー指向の投資など、検討されているものはありますか?全般的にどのようにお考えでしょうか。

Chris: おはようございます、Ron。
良い質問ですね。

この政権は、買収をより容認する方向になると考えています。ご存知の通り、我々は2023年に2件の買収を行いました。戦略的に完全に理にかなっており、競争を排除するものではなかったため、前政権下でも2件の買収が承認されました。

私の見方としては、このパートナーシップ・アプローチをより重視するようになっています。

AIは活況な市場であり、興味深いパートナーシップと機会があると考えています。特にPalantirとの取り組みを強調しようとしました。

実際、次世代の指揮統制と陸軍のネットワーク近代化に関して、チームとして競争入札する機会がここ数ヶ月のうちにあり、2025年中に落札される可能性があります。もちろん、勝ち取る必要がありますが、AIや自律性に関しては、パートナーを見つけて協力する方が容易だと考えています。

現在、最大40の異なるベンチャー企業の小規模な株式を保有しており、その技術を取り入れています。

次のステップとして、何か行うとすれば、ニッチを埋めるか能力を拡大するためのボルトオン型買収になるでしょうが、まだそのような機会は現れていません。

引き続き検討を続け、多くの問い合わせを受けていますが、その多くはあまり進展しません。

現在の戦略が気に入っています。会社を変革し、自社株を買い戻し、利益率を伸ばしています。

実際、2026年の目標を達成すると、除外項目や特殊要因を除くことなく、純粋なオーガニック成長、利益率の拡大、フリーキャッシュフローを連続して成長させることになります。この戦略に異を唱えるのは難しく、我々はそれを実行しており、チームの成果を誇りに思っています。

司会: ありがとうございます。次の質問は、BarclaysのDavid Strauss様からです。どうぞ。

David Strauss: ありがとうございます。おはようございます。

いくつか確認させてください。CASの売却について、Kenが言及されましたが、正確にどの程度の売上高が見込まれているのか、また、この取引の完了に時間がかかっている理由は何でしょうか。それが1点目です。

そして、第4四半期のEACと2025年の想定について教えてください。

Ken: はい、ありがとうございます、David。

CASについてですが、2024年は規制やその他のプロセスに取り組んでいました。いくつかの合弁事業の側面があり、全ての関係者を同じ場所に集めて合意を得るという作業を行っています。

2025年中にはこの取引が完了すると見込んでいます。

ガイダンスについて、2024年は完了を期待していましたが実現せず、四半期ごとに更新する必要がありました。そのため、四半期ごとの更新を避けるため、そのまま含めておき、完了時に一度で調整することにしました。それが最も簡単な方法だと考えました。

タイミングについては予測を控えますが、2025年中と考えており、この事業の売上高は5億から6億ドル超のレンジです。会社全体の成長性などのトレンドには大きな影響はありません。

EACについてのご質問ですが、第4四半期は会社全体でプラスのEACを計上しました。2024年通期でもプラスの純EACを計上しました。10-Kを提出すると、2024年は約4,000万ドルのプラスのEACが確認できると思います。

いくつかのプログラムの課題に直面する中でも、これを達成できました。宇宙事業の一部の機密プログラムで、統合とテストの活動を進める中で課題が見られています。これらは長年続いている従来型のプログラムです。

プライムの立場に移行する中で、このような種類のプログラムのI&T(統合とテスト)の側面に取り組んでいるところです。しかし、それでも懸命に取り組み、強力なプログラムのパフォーマンスを生み出し、2024年にプラスのEACを実現することができました。

2025年については、プラスのEACパフォーマンスを予測または見込んでいません。そのため、ガイダンスは一般的に2025年のEACが横ばいであることを前提としています。

プログラムを実行し、強力なパフォーマンスを生み出してプラスの純EACを生み出すことができれば、それは2025年のガイダンスやプログラム全体、セグメント全体のパフォーマンスの上振れ要因となります。

Chris、このポイントについてコメントはありますか?

Chris: はい、David、Kenが述べたEACについて強調させていただきたいと思います。

我々は文字通り何千ものプログラムを抱えており、我々の行っていることは複雑で、簡単なことは何一つなく、誰も完璧ではありません。

しかし、このチームは約束を果たす方法を見出しています。時に数千万ドルの課題や、ここで数百万、あそこで数百万という課題が積み重なることがあります。

しかし、我々はLHX Nextの削減効果や、その他の革新的で創造的なアイデアを活用し、約束を果たしています。言い訳はせず、除外もしません。

見たままが実態です。これらの利益率には、良いニュースも悪いニュースもすべて含まれています。

今後も同じように事業を運営し、成果を上げる方法を見出していきます。これが我々が築いた文化であり、チームが毎日焦点を当てていることです。

司会: ありがとうございます。次の質問は、JPMorganのSeth Seifman様からです。どうぞ。

Seth Seifman: ありがとうございます。おはようございます。

今の点に関連して、宇宙関連の費用について、ガイダンスと実績の利益率の差がその規模を示していると考えてよいでしょうか。

また、それらのプログラムが完了に近づいているとのことですが、どの程度完了に近づいているのか、どの程度のリスクが残っているのかを教えてください。

Ken: はい、Seth、宇宙プログラムの観点からお答えします。

まず全般的なレベルでは、取り組んでいる機密プログラムがいくつかあります。

先ほど申し上げたように、かなりの進捗率に達しています。2025年を通じてこれらのプログラムをモニタリングし続けると予想しています。2025年を通じてリスク管理を継続します。

2024年中には、これらの宇宙プログラムで約1億ドルのマイナスの調整、つまりマイナスのEACを計上しました。

Chrisのコメントにもあったように、チームは懸命に取り組み、これをほぼ相殺することができました。その点を考慮していただければと思います。

2026年初めの顧客のマイルストーンに向けて、2025年中にはほとんどのリスクを克服できると予想しています。

プログラムの性質上、これ以上のコメントは控えさせていただきます。しかし、取り組みは継続します。チームは良いアプローチを持っています。データが入ってきており、これらの課題に取り組んでいます。

2025年のガイダンスについては非常に自信を持っています。

Chris: そうですね、誰もが同じような話をしていると思います。これらの多くは固定価格の... まあ、いくつかだけですが...固定価格の開発プログラムです。

一部は合併前の7、8年前に遡ります。このようなリスクの高い固定価格開発プログラムに対する私の見解については、かなり明確にしてきたと思います。

これらを完了させる必要があります。また、すべてのケースで我々がプライムだと想定しないでください。

プライムと統合する必要があるなど、さらに複雑になることもあります。

Kenが言ったように、フットボールの例えを使えば、我々はレッドゾーンにいるような状態です。

これらをエンドゾーンまで持っていき、一貫して収益性の高いミサイル追跡事業を成長させ続け、今年後半のSDA TR-3の受注に焦点を当てる必要があります。

司会: ありがとうございます。次の質問は、TD CowanのGautam Khanna様からです。どうぞ。

Gautam Khanna: はい、ありがとうございます。おはようございます、皆様。

Ken、AJRDでの役割が拡大されましたが、目標についてもう少し詳しくお話しいただけますか。

Ken: はい、ありがとうございます。

この機会に大変興奮しています。Aerojet Rocketdyneを見るとき、優先事項は明確です。

我が国だけでなく同盟国も、地政学的な脅威や課題に対処する上で重要なミッションのニーズを支援する固体ロケットモーターに対して、市場では驚くべき量の需要があります。

そのため、まず確実に生産能力を増強することが重要です。そのための投資は既に行っています。ミサイル事業の生産能力を高めるために可能な限りのことを確実に行っていきます。

宇宙推進システムについては、その事業の効率性を高め、能力の提供方法を本当に考え直していきます。

8年から10年の受注残を持つ堅固な事業があると考えています。そこでのパフォーマンスを最大化し、投資を行い、その分野での継続的な機会に向けたポジショニングを考えていきます。

アルテミス計画を含む重要な事業があり、これは月への帰還という点で本当に重要です。国として優先事項であることは明確だと思います。

そのため、リーダーシップを継続し、約束を果たし、本当にAerojetの成長と収益性、キャッシュフローの向上に戻ることに焦点を当てています。

もちろん、財務面での約束を確実に果たすことにも注力します。

この追加的な役割を任せていただいたことは、ChrisとBoard of Directorsの信頼を表していると思いますが、これはAerojetと財務の両面で、我々が構築してきた、あるいは配置してきた強力なチームを反映しています。

我々が構築したチームを誇りに思っており、Aerojetだけでなく、3つの分野すべてで成果を上げるために彼らと協力していくことを楽しみにしています。

司会: ありがとうございます。次の質問は、UBS FinancialのGavin Parsons様からです。どうぞ。

Gavin Parsons: はい、ありがとうございます。おはようございます。

Ken、お忙しいところすみません。LHX Nextのコスト削減の上振れが売上高成長に与えるマイナスの影響の規模を教えてください。

また、確認ですが、2026年の目標にもCASは全て含まれているのでしょうか。ありがとうございます。

Ken: LHX Nextによる売上高成長への影響について、コスト削減を進める中で、確かに売上高への影響があります。

皆様にご注意いただきたいのは、主にコストプラス契約への影響ですが、長期の固定価格契約にも影響があります。同じEACモデルを通じて処理されるためです。

2025年と成長予測を見る際、増分のコスト削減について、おそらくその半分程度が売上高成長へのマイナス要因になると考えています。

2番目のご質問、2026年の売上高と商用航空ソリューション事業についてですが、明確でなかった場合は申し訳ありません。CASは2025年のガイダンスには含まれています。

2026年のフレームワークの売上高には含まれていません。繰り返しになりますが、2024年は完了を予想して、その後ガイダンスを更新する必要が生じたため、2025年は大きなノイズを避けるためにそのまま含めることにしました。

そのため、商用航空ソリューションは2025年には含まれていますが、2026年の230億ドルのフレームワークには含まれていません。ご質問の回答になりましたでしょうか。

司会: ありがとうございます。次の質問は、Truist SecuritiesのMichael Ciaramoli様からです。どうぞ。

Michael Ciaramoli: おはようございます。ありがとうございます。

Ken、Chris、同じ方向で質問させていただきます。CASと2026年のフレームワークについて考えると、受注残の中で、CASを除外した場合の2025年から2026年の成長率の倍増を牽引するものは何でしょうか。

Chris: はい、私が答えさせていただきます、Michael。

まず、現在のポートフォリオから始めましょう。国家防衛戦略と今後の予想を見ると、宇宙、海事、サイバー、通信、ISR、弾薬に大きな焦点が当てられることになります。

我々はこれらの分野のそれぞれで数十億ドル規模の事業を持っています。そのため、コアポートフォリオが成長の原動力になると考えています。

宇宙軍の予算に課題があり、業界に影響を与えていることをお話ししましたが、2026年までには修正されると考えています。

もちろん、太平洋地域、つまりPACOMへの注力と、通信やネットワークのニーズもあります。

そのため、ポートフォリオが気に入っており、そこから追い風が得られると考えています。

先ほどのLHX Nextによるマイナスの影響についての質問ですが、確かにコストプラス環境では若干のマイナスがあります。あるいは、真実と交渉のコストと価格データのシナリオがある場合もそうかもしれません。これが、私のDOGE(国防調達効率化)レターで提案した内容の一つの理由です。競争がある場合は、RFPを出して入札を募り、迅速に進めましょう。比較的迅速で競争的な入札のために18ヶ月もの監査期間を設ける必要はありません。

そのため、より低いコストベースでより多くの事業を獲得できると考えています。

そのように考えています。国際事業については、我々の事業の21-22%程度です。大統領令などで多くの議論がありましたが、結局のところ、FMS(対外有償軍事援助)の観点からは、資金は現地の国から来るか、最終顧客が国家として資金を提供します。

そのため、これは我々にとって追い風になると考えています。政権は、各国が公平な負担をするか、予算を増やすことを望んでいることを明確にしています。それは実際に起こっています。

我々の事業のもう半分は直接商用販売です。そのため、FMSのプロセスを経る必要すらありません。

AIとのパートナーシップについても真剣に検討しています。Palantirとの例をいくつか挙げました。2026年までに、私が「破壊的なパートナーシップ」やベンチャーキャピタル、迅速な展開と呼ぶものから、1%以上の追加成長を得ることができるでしょうか?

私とチームはそう信じています。

これらの分野を見て、昨日も国境警備に関する案件が出てきました。現政権の大きな焦点の一つです。我々は税関・国境警備局向けの全ての通信を提供しています。軍向けの通信も提供しています。

この2つの機関は少なくとも南部国境では協力して活動しており、その能力を同期・ネットワーク化する機会を提供しています。

そのため、国際事業、国境警備、AI、我々のポートフォリオ、より低いコストベースを総合すると、230億ドルへの道筋が見えてきます。

Ken: 私の観点から付け加えさせていただきますと、Michael、いくつかポイントがあります。準備した発言でも少し触れましたが、F-35のハードウェア出荷が増加し、宇宙は2025年に一時的な停滞があった後、2026年には成長に戻ります。

国際ISR、Aerojetの固体ロケットモーターが本格的に寄与し始め、CSは国際需要とNextGen Jammerの受注が2026年には数量面で本格的に寄与し始めます。

司会: ありがとうございます。次の質問は、Seaport GlobalのRichard Safran様からです。どうぞ。

Richard Safran: おはようございます、Chris、Ken、Dan。

固定価格開発契約やインフレ調整条項のない契約の影響について、ペンタゴンとほぼ業界全体で認識されていると思います。

お考えに同意いただけるとして、契約環境に大きな変化が来ると見ていらっしゃいますか?良好な実績に対する報酬が増えると思われますか?また、これらの変更がどの程度迅速に実施されると思われますか?

Chris: はい、私が見聞きし、会った人々に基づくと、そう信じざるを得ません。念のため申し上げますと、就任からまだ10日しか経っていません。

物事は非常に急速に進んでいますが、より迅速に進めたいという全体的な願望があります。先ほど言及したDOGE組織は、1、2人の組織ではなく、企業全体の組織ですが、アイデアや提案はかなり迅速に出てくると思います。

そのため、今年の半ばか年末までには、2026年までに影響を与える可能性のある変更がいくつか出てくるかもしれません。

私が提案したもの、そして申し上げたように、きっとより良いアイデアがあると思いますが、これらは政策と官僚主義、規制の排除です。

実際、ペンタゴンで働く人々、政府で働く人々は、私が知る限り、勤勉で献身的で、国のために良い仕事をしています。ただ、時間とともに積み重なってきたツールや規制によって妨げられているのです。

勝利する企業は、迅速に動け、ソリューションを提供でき、垂直統合されておらず、クローズドシステムではない企業だと思います。

私が述べたように、これらのパートナーシップを主導し、従来のプライム企業と協力し、新規参入者と協力し、業界を主導していると考えています。

時にはプライムとなり、時にはサブコントラクターとなり、時には商用サプライヤーとなります。

そのようなイノベーション、スピード、創造性の文化を持ち、お客様にサービスを提供する上でオープンな姿勢を持つことが、我々にとって良い結果をもたらすと考えています。

変化が来ることを期待しています。繰り返しになりますが、大統領令は1日おきに出されています。いくつかは出され、取り消され、あるレターが出て、次のレターで「先ほど言ったことは忘れてください」というようなことが起こっています。

第1四半期は単に不安定になるでしょう。これらを毎日読み、契約担当官には大きなプレッシャーがかかっています。DGI(Digital Government Initiative)のために全ての契約を修正する必要があるのか、しない必要があるのか。

これらの問題は解決していきます。重要なのは、法律に従い、ガイダンスを受け、調整し、前進することです。

最初の数ヶ月は物事が行ったり来たりする中で少し不安定になるかもしれませんが、繰り返しになりますが、我々は記録的な受注残を持ち、既存の契約があり、2025年のコミットメントへの道筋があり、エコシステムとしてさらに効率的になる変化が期待できます。

司会: Joanna、最後の質問に移りましょう。

司会: ありがとうございます。最後の質問は、RBCのKen Herbert様からです。どうぞ。

Ken Herbert: はい、この機会をいただき、ありがとうございます。

ChrisまたはKen、ウクライナへのエクスポージャーについてどのように見ていらっしゃるか、直接・間接的な影響を整理していただけますか?

そして、国際的な機会についてもう少し詳しく、ポートフォリオ内での2025年の成長率をどのように見ていらっしゃるか、また2026年にどの程度加速すると考えていらっしゃるかをお聞かせください。

Chris: 私が最初の質問に答え、短めにまとめたいと思います。私が見る限り、数千万ドル規模の話です。

ウクライナについて話す際、実際にはFMS、DCS(直接商用販売)などとは異なる、米国政府の支援について話しています。

すでに数千万ドルの受注残があります。支援や融資などの形で継続され、実行・納入されると考えています。

契約解除コストは、おそらく製品を納入するコストと同程度です。今後については、政策を見極める必要がありますが、管理可能な範囲であり、その一国に対してはその程度の規模です。これは歴史的に、支援、融資、または広く米国政府の支援と呼ばれるものを通じて行われてきました。

これは終わりに近づいています。我々の国際事業の中では小さな割合です。国際事業の成長率については、Ken、これについて話して締めくくりましょうか?

Ken: はい、ありがとうございます、Chris。
はい、Ken、ご質問ありがとうございます。

国際成長の観点からは、確かに国内より速い成長の機会があると考えていますが、両方の分野で成長が見込めると考えています。

Chrisが指摘したように、売上高の20%強が国際事業です。1-2%ほど成長する可能性はありますが、もちろん国内事業のチームも懸命に売上を伸ばそうとしています。

そのため、両方が貢献すると考えています。ウクライナに関するご質問については、NATO同盟国、アジア太平洋、さらには中南米でも、すべての国際市場で大きな需要が見られています。

2023年と2024年には確かにウクライナの同盟国を支援する機会がありました。Chrisが言及した米国の支援プログラムを超えて、他の国々が能力を獲得し、同盟国に提供する機会もあるかもしれません。

そのため、成長の機会があり、国際事業は少し速く成長し、全体に占める割合は1-2%程度増加する可能性がありますが、事業の両面で成長しているため、これは良い課題だと考えています。

では、Chrisにお返しします。

Chris: はい、締めくくりに入りましょう。

2024年を振り返ると、リーダーシップチームと全従業員が達成したことを非常に誇りに思います。1年を通じてパフォーマンスと実行に注力してくれた47,000人の従業員に感謝します。

L3Harrisで働くということは、変化に慣れることを意味します。過去5年間、定期的に変化がありましたので、これから来る変化が何であれ、それに適応する助けになると思います。

先ほど申し上げたように、我々の戦略的優先事項は変わりません。献身的で才能ある従業員がいます。収益性のある成長を続けていくと考えています。2026年のフレームワークは達成可能であり、ここでの焦点は、すべてのステークホルダーのために長期的な価値を創出し、成長することです。

皆様、本日の電話会議にご参加いただき、ありがとうございました。今後数ヶ月でお会いし、4月に再びこのような会議を行いましょう。良い一日を。ありがとうございます。

司会: ご参加の皆様、これで本日の電話会議を終了いたします。ご参加いただき、ありがとうございました。回線をお切りくださいますようお願いいたします。


ご注意:このコンテンツは生成AIなどを利用して作成しています。その為、正確でない可能性がありますので必ずご自身で事実確認をお願いいたしいます。

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