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貝化石と陶片とシーグラスと美しすぎる巻き貝と!富津・布引海岸でビーチコーミング

こんにちは、夏はビーチコーミングに行かないと決めてる方のにょろんです。(ただし雨の日はワンチャンあり)

理由はというと、単純。生粋のもやしっこのにょろんに、日差しを遮るものの無い炎天下のビーチに5分以上いろとかミッションインポッシブル!!!

というわけで「うおおお外は炎天下だというのにビーチコーミングにいきたいいいい!!!」など自分が言い出さないよう、夏前にはできる限り積極的にビーチコーミングに行って、夏場に禁断症状が出ないように努めているのです。

そんなわけで、皆生温泉で8つのビーチを回った翌々週のゴールデンウィーク初日、にょろんの姿は富津の浜にありました。

行ったのは富津海岸・南側こと布引海岸&下州海岸(したずかいがん)。今回はその第一回目、富津海岸・南側こと布引海岸編です。

布引海岸と言えば、行って絶対後悔なし!とにょろんが諸手を挙げてオススメするビーチコーミング向きのビーチの一つ!

具体的に言うと、布引海岸で拾える貝殻は、大きい!欠けがない!量が多い!珍しい!とすごいの4拍子が揃っていてですね…

  • 大きい貝殻→うれしい!

  • 欠けがない美麗貝殻→うれしい!

  • 量が多い→うれしい!

  • 珍しい貝殻→うれしい!

これで自重など出来るだろうか?いや出来まい!

そんな布引海岸唯一にして最大の欠点は、海岸南側沿いにトイレが少ないこと。無いわけじゃないけど、トイレとトイレの距離が最大で40分(3キロ)以上ある!だったのですが、今回、道順を工夫すればそれも解決することがわかった!

というわけで、すごいの4拍子が揃った布引海岸の2024年GWで拾えたものがどんな感じだったかというと、これです!

美しすぎる貝殻

大きくて美麗な貝殻、ドーン!

セイタカハイガイ

セイタカハイガイ、ドーン!

ナミマガシワ

ナミマガシワ、ドーン!

シーグラスと陶片

シーグラスと陶片、ドーン!!!
わーん、布引海岸大好き―!!!


2024年4月29日「布引海岸」の干潮時刻


「布引海岸」ににょろんがビーチコーミングに行ったのは、2024年4月29日の午前10時半。 その日の布引海岸の干潮時刻は、午後の2時。

干潮時刻を意識しながらも、出来るだけ長い時間浜にいたいということで、午前中に浜に着くように家を出ました。結果、干潮時刻前後の浜と言うことで、浜幅はたっぷりありました。

もし満潮の頃に行ったとしても、布引海岸の浜は幅広なので何も拾えない事は無い…といいつつ、岬に向って歩くにつれ浜幅がどんどん狭くなっていくので、 もし可能ならビーチコーミングにお出かけの際は、干潮の時刻にあわせ浜を訪れるのをおススメします。

ということで「布引海岸」の干潮・満潮の時間を貼っておきます。


「木更津」から「布引海岸」への順路とトイレ情報

木更津駅

今回の旅の案内はここから。木更津駅です。

東京方面から公共交通機関をつかって富津公園に向かう場合、JR青堀駅で富津公園行きのバスに乗るか、JR木更津駅で同じく富津公園行きのバスに乗るか、の2択になるかと思います。

前回は、青堀駅からのご案内でしたが、今回は木更津駅からバスに乗ったのでそちらのご案内を。

富津公園内にコンビニはないので、コンビニでフードやらドリンクやら調達したい!という場合は木更津駅なら駅構内にニューデイズがあります。

バス乗り場

青堀駅経由富津公園行きのバス乗り場は駅西口の7番。

富津公園行きのバスは一時間に一本くらいの間隔で走っているんですが、この時は電車が遅れていて乗り場に止まっていたバスに乗った途端、バスが発車したとかいうギリギリセーフのタイミングだったため、ニューデイズをぱしゃったり、バス乗り場をぱしゃったりする余裕はありませんでした…

富津公園バス停

そんなこんなで終点の富津公園バス停です。ここは降り口専用で、帰りに乗るときには反対車線、公園とは反対方向にすすんで交差点を渡った先に、「富津公園入口」というバス停があります。

食事処

公園内の食事処、たかはしさんはバス停から目と鼻の先。

おみやげ

そのお隣の、富津海岸の貝細工&世界の貝殻お土産、気になる!

自販機

自販機はバス通り沿いにぽつぽつあるので、ドリンクの調達はここでも可能です。

トイレ

トイレも、バス通り沿いには等間隔に存在するので、富津海岸の北側にいる間はトイレに困ることはないかと。

しかし今回我々が行きたいのは、富津岬の南側!ということで、トイレにもアイスジュース休憩にも困らず布引海岸をまわるにょろんがだした今回の旅の最適解はこれです!

公園内マップ

公園内にあったマップに矢印をつけてみました。赤い矢印が往路、青い矢印が復路、そして黄色が欲張りな下州海岸お替わりコース!です。

たばこ屋

地図に手書きで×じるしが着いているSHOPはこちら。アイスとかジュースとかちょっとしたお菓子が買える公園内のたばこ屋さんです。

これだと出来るだけ布引海岸の北に出てそこから南を目指し、ほどよく疲れたところでトイレとアイス休憩できる場所まで10分程度で戻ってこれる!

このあと下州海岸(したずかいがん)にも行きたい!って時にも、トイレのみなら下州海岸にもあるのですがジュースやらアイスやらほしいって時には、この地点で一度大通りまで戻ってくるのが体力的にラクかと。

バス通り

というわけで、バス通りをまっすぐ行って、

T字路

本人は地図のとおり歩いていたつもりだったのですが、フライングでひとつ手前のT字路で左の道へ曲ってしまったようです。

道の周りの緑がめちゃくちゃ綺麗です。

道順

ひとつ手前で曲ってしまったと言いつつ、だいたい道の雰囲気は一緒のはず。カーブまできたら、まっすぐ細道へとすすむ。

細道

一度見逃してしばらくしてからあそこの曲がり角だったと戻ってきたカーブです。ここほんと入って良いんでござるか?な雰囲気のある細道です。

細道

でも暫く進むとハイキングコースっぽくなってきました。

松林

やがてあたりは明るい松林へと変わり着きました!

布引海岸

つきました。布引海岸です。

布引海岸の様子

浜の様子

出口からみた右側の眺めです。

浜の様子

左側の眺めです。

足下

足下に咲いていた浜です。

浜の端へ

とりあえず、一本道を早く曲ってしまったと言うことで、浜の端へと戻ります。

足下の光景

ビーチコーミングを始めるのは浜の端っこに行ってから!といいながらもすでに足下がこんなで誘惑に打ち勝つのが難しく!

巻き貝

だってこんないっこひろえたら狂喜乱舞するようなこぶしサイズの巻き貝がごろごろ転がってるんですよ!?

ナミマガシワとナデシコ

誘惑にあらがいきれず、足は浜の端を目指しながら手が勝手に貝殻を拾い始めるにょろんです。

ハボウキガイ

あっ、ハボウキガイ!

テングニシ?とハスノハカシパン

でっかい巻き貝…テングニシかな?とハスノハカシパンです。

巻き貝と二枚貝

ピンボケちゃってるけど、イタヤガイとハイガイとナミマガシワとナガニシです…たぶん!

ハイガイ

こんなおっきなハイガイ初めて見た!なんべん筋を数えても18本だから君はハイガイできっと間違い無い!

テングニシ?

形からテングニシ…だと思うんだけど、テングニシってこんな殻がぶ厚かったかなぁ?

貝溜り

もうなにをひろっていいやわらわからないくらいの逸品ぞろいの貝溜りです。

セイタカハイガイ

富津周辺の海にだけよく見られると言われるセイタカハイガイです。

ヤツシロガイ

このうずまきがうつくしい。

シーグラス

シーグラスです。

陶片…?

これを陶片と呼ぶのは…な気になる、はしっこがちょっとかけてるだけのお猪口?です。

モモノハナガイ

サクラガイじゃなくて、モモノハナガイ…かなぁ?

浜の端

やっとたどり着いた、浜の端です。

海岸線としてはまだだいぶ先があるのですが、ここより先、岬までは護岸されているので、ここから南へと引き返します。

流木

経年を感じさせる流木です。

すりガラス

あっ、このシーグラスはすりガラスだ。

ヤツシロガイ

この美麗ヤツシロガイを無視して通り過ぎることが出来るだろうか?できないよー!

ヒトデ

ヒトデもカピカピに乾いています。

ヤツシロガイの破片?

見えてる分だけしかない貝片なんですが、色がビビッドで綺麗!

巻き貝

こんなのがゴロゴロ落ちています。

セイタカハイガイ

セイタカハイガイです。クリーミー肉厚!

貝化石

持って帰るには大きすぎる貝化石です。

イタヤガイとシーグラス

イタヤガイとシーグラスです。

ハスノハカシパン

ハスノハカシパンの欠片です。

浜の様子

広大な布引海岸の眺めです。

富津岬側

逆側の眺めはこんなかんじ。みえますかね?正面にちっちゃくみえる三角が岬の展望台です。ここからだとこの大きさ。

ナミマガシワ

ナミマガシワです。

ヤツシロガイ

ヤツシロガイはうすっぺらいので完品を探すのは難しいのですが、それでもこんなにたくさんヤツシロガイが落ちてると贅沢にも完品を探してしまう。

陶片

陶片です。

ナガニシ

年代を感じさせるナガニシの欠片たちです。

貝化石群

貝化石群を発見。

クラゲ

波打ち際のクラゲです。

キンチャクガイ

あっ、キンチャクガイ!

シーグラスとチャート

シーグラスとチャートです。

陶片とキンチャクガイとウニ片

陶片とキンチャクガイとウニ片です。

陶片

大通りに続く細道が見えたので予定通り、いったんトイレ&アイス休憩の為に浜から出ようとしたのですが、そういう時に限って次々に陶片を見つけてしまい、なかなか浜から出れないにょろんでした。


「布引海岸」で拾った石で思い出の『私が拾った貝図鑑』作り!

そんなこんなで、家に帰って本日「布引海岸」で拾った石で『私の貝図鑑』を作りました。全部で三枚あります。

貝殻編

一枚目はこれ、貝殻編です。
(※図鑑およびブログ記載の貝や石の名前は、素人が図鑑と現物を見比べながら推測した不確かな情報のため、間違えている場合がかなりあります。鵜呑みにしないで頂けたら!)

貝化石編

二枚目はこれ、貝化石編です。

シーグラス&陶片

三枚目はこれ、シーグラス&陶片。

巻き貝

特筆すべきは、やはりこれ、巻き貝の美しさ。大きい!欠けがない!量が多い!の三拍子がそろってる!あれ?前振りでは4拍子じゃなかったか?と聞かれたら、抜けた「珍しい」はこれ。

セイタカハイガイ

富津の浜でだけ沢山見られるというセイタカハイガイ。

千葉の県立博物館のページによると、なぜ富津の浜でだけ沢山見られるのかまだ理由はわかってないそうです。にょろんは関東の浜で見つけたというだけで即化石確定!(※関東地方では縄文時代に絶滅しているので、いま関東の浜で拾えるハイガイはすべからく化石なのです)なハイガイが大好きなのですが、そんなハイガイの中でもひときわ大きくて!やたらと殻が分厚くて!なぜか溶けかかったミルクキャンディーみたいに表面がなめらかキュートなセイタカハイガイが特に大好きです!

まとめ

そんなこんなで、今回は貝化石と陶片とシーグラスと美しすぎる巻き貝と!布引海岸でビーチコーミングをおおくりしました。

まとめると、布引海岸でにょろんが実際拾ったものは

  • 陶片

  • シーグラス

  • 貝化石

  • セイタカハイガイ

  • ナミマガシワ

  • アカニシ

  • ヤツシロガイ

  • ナデシコ

  • ナガニシ

  • コロモガイ

  • ハスノハカシパン

  • イタヤガイ

  • ナデシコ

などなど。

3年ぶりの布引海岸だったんですが、2024年も布引海岸は、巻き貝が好きな方にも、陶片が好きな方にも、シーグラスが好きな方にも、貝化石が好きな方にもめっちゃオススメしたい浜です!

…と本当なら両手放しに布引海岸の素晴らしさを褒め称えて終わりたかった!!ところなのですが、ひとつだけ前回にはなかったマイナスポイントがありまして…

前回、2021年ににょろんが富津公園に行ったときには、富津公園の北側の浜がモーターパラグライダーのスクールの滑走路になっていて空も浜も混雑していたため、安全面から北側の浜はあまりビーチコーミング的にオススメできないと書いていたのです。下に記事を貼るとこれです。

が、2024年4月の世界線では、富津岬寄りの南側の浜にも午後からモーターパラグライダーが複数飛んでいてなかなかにヒヤヒヤした(※にょろんは元々大きな音が普段から特に苦手な方なので怖いと感じたのですが、同行のそのようなアレは気にならないレベルといっていたので、気になるかどうかには個人差があるかと思われます)ので、騒音が苦手な方は、午前中のできる限り早い朝の時間帯をオススメしたいと思います。

にょろんは朝から浜にいたおかげで、モーターパラグライダーが浜の上を飛び始めた頃には隣の浜に移ることが出来た…というかトイレ&アイス休憩に一度浜を離れて戻ってきたら布引海岸にモーターパラグライダーが何機もいて驚いたので、結果として入れ違いに音から逃れることが出来ました。

そんなわけで、頭上に草刈り機のバリバリ音に似たモーター音を聞きながらビーチコーミングとか癒やされない!!!どこかに同条件で良い浜はないのか!?と聞かれたら、にょろんが次に行った布引海岸のお隣、下州海岸(したずかいがん)がまさにその条件。

布引海岸から続く同じアーチの浜なので、拾えるものはほぼ一緒!しかしモーターパラグライダーが出現していたのは富津岬の近く、こちらは海水浴場が隣接しているのでおそらく、陸に人が多い海水浴場の方はモーターパラグライダーも万一を考慮し避けると思われるような?(事実にょろんがいた時間帯の間は、モーターパラグライダーは海水浴場の方には近づいてきませんでした)

というわけで、自然充しながら貝殻がたっぷり拾いたいならこちらのほうがオススメ!次回はそんな、下州海岸(したずかいがん)編をお送りしたいと思っています。


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