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瑪瑙に水晶に金鉱石にこれはもしやコパール!?菖蒲沢海岸でビーチコーミング!

こんにちは、 「伊豆にビーチコーミングいくんだけど、どこがおすすめ?」 って知り合いに聞かれたら、 「鉱石が好きなら河津の菖蒲沢海岸! 快適環境でレジャー気分満喫しながらいろいろ拾いたかったら西伊豆の大浜海岸!」 と答える方のにょろんです。

そんなにょろんは、今年三月のはじめ、墓参りのついでに久しぶりに伊豆でビーチコーミングを楽しんできました。 行ったのは、河津浜海水浴場、菖蒲沢海岸、鍋田浜海水浴場、大浜海岸の4カ所。 今回はその第2回目、菖蒲沢海岸編です。

前回、菖蒲沢海岸に行こうとしてタクシーを逃したにょろんは、他に手段なく、徒歩で菖蒲沢海岸に向かったものの歩いて50分という道のりの長さに負け、駅前徒歩三分の河津浜海水浴場で足が止まってしまった… というのが前回・河津浜海水浴場のあらすじなんですが、しかーし!他に手段なく」といいながら、駅に着いた当初、にょろんは菖蒲沢海岸には、徒歩でもタクシーでもない手段で行くつもりでいました。 その手段とは、ずばり、バス

というのも、行き当たりばったりのにょろんと違い、予習の得意なそのようなアレが、 「菖蒲沢海岸にいくなら、河津駅から下田行きのバスに乗るって言う手もあるらしいよ。 ネットで検索かけたら、そこそこ本数あるし、河津駅から下田行きのバスに乗れば、菖蒲沢海岸だけじゃなくて、その先の「縄地」にもいけるらしいぞ。」 とインターネットで調べた豆知識をにょろんに授けてくれたので。

縄地は初めて聞いた地名だけど、伊豆が地元のそのようなアレによると、ビーチコに向きの浜らしい…それはいけるなら行きたい! というわけで、実は河津駅についてまずまっさきに向かったのは下田行きのバス乗り場。 しかし、そこにはインターネットとは違う現実が待っていました。 これです!

いやー、そこそこ本数あるとかいう世界線どこ行った!? 下田行きのバス、午後4時半以降に3本だけ…だと…!?  


2023年3月7日「菖蒲沢海岸」の干潮時刻

にょろんが河津浜海水浴場に行ったのは、2023年3月7日。 その日の干潮時刻はお昼の11時半と、夜中の11時半。 にょろんが浜についたのは、お昼の1時すぎ。

まぁまぁ干潮時刻に近い時刻に浜に着いたおかげで、浜はそこそこ広かったです。 といいつつ、菖蒲沢海岸は浜辺も狭く、しかも波もかなりあらい浜。 満潮時刻に近い時間だと浜の大部分が海に沈む…ようにお見受けしたので、可能な限り干潮時刻に近い時刻に行くのをおススメします。

というわけで、近くの「下田港」の干潮時刻載せておきます。


河津駅から「菖蒲沢海岸」までの道順とコンビニ・トイレ情報

河津駅

案内はここから河津駅です。

コンビニ

コンビニは駅を出て正面にセブンイレブンがあります。 河津駅から菖蒲沢海岸までの道は、徒歩50分と時間はそこそこかかるものの、道は単純。

駅前の大通り

まずは駅前の大通りを左へ向かっていくと、

河津浜海水浴場

すぐに河津浜海水浴場につきます。この信号を右へ。

道順

すると、山に向かってゆるいカーブに道が曲がっているので、

道順

交差点を渡って、海沿いに左へと。

道順

海沿いにしばらくは遊歩道があるんですが、ここからIZOOまでは遊歩道はなし。 こんなところを人が歩いてるわけない!な感じに、かなりのスピードで車がびゅんびゅん飛ばして走ってるので、歩行の際には十分気をつけてください。

IZOO

みえてきました。 IZOOです! 一番の目的地ではないものの、菖蒲沢海岸にいくならIZOOは外せない休憩スポット。

館内に入るより手前に売店もあるし、自販機もあるし、

トイレ

トイレもあるし、

IZOO

ちょっとした軽食がいただける売店もあるし!

メニュー

ちなみにメニューはこんな感じ。 クロコダイルカレーとワニチップスが気になるといいながら、いつもここではソフトクリームをつまみにビールを頂いているほうのにょろんです。 そんなIZOOを通り過ぎたら菖蒲沢はすぐそこ!

菖蒲沢

菖蒲沢この先300メートルの矢印に従って坂道を下ると、

港に出ました。

トイレ

菖蒲沢最寄りのトイレはここ、港の横の駐車場にあります。 トイレの横の小道を抜けると、

菖蒲沢海岸

つきました!ここが菖蒲沢海岸!  

「菖蒲沢海岸」で拾えたもの

浜の様子

浜の全景です。

サザエ

真っ先に目に入ったのは、なぜかサザエの貝殻。

石英

石英かな?水晶かな?

金鉱石

今回も菖蒲沢で探すのはもちろん紫水晶ー!の気でいたら、ここで同行のそのようなアレから 「こういう黒い筋のある石英を探してくれ」 との急なオーダーが。

伊豆と言えば金山が有名! というわけで、石英の中にこういう黒い筋のある石は金鉱石と呼ばれていて、 この黒い筋の中に金が混じっている可能性があるのだそう

おいおいおい、全くそんな話してなかったくせに、突然金山話ぶっ込んできたな!!! と思いながらも、言われるがまま黒い筋の入った石英を探す方のにょろんです。

石のアップ

といいつつ、現場はこれですからね。 この中から黒い筋のある石英を探せとかかなり無理のあるミッションです。 この浜に落ちてる石って、ほとんど石英じゃない??

ヘビガイ

そんな高難易度ミッションはさておき、ヘビガイです。

石英

石英です。

貝殻

菖蒲沢で貝殻をみたことはほとんどなかった気がするのですが、今日は貝殻をちらほら見かける。

石英

真っ白な石英です。

キサゴ

キサゴです…たぶん。

昌洞

晶洞に弱い方のにょろんです。

セラドン石

これはお隣やんだ浜から流れてきた沸石では?

つぶつぶの石

一個一個の結晶がおっきい!

赤石

伊豆の赤石です!

水晶

写真だと中の結晶がみえないかな?水晶です。

昌洞

晶洞の中にびっしり生えた水晶が見えます。

濡れた石

濡れてるといろんな色があるのがよくわかる。

陶片

陶片です。

金鉱石?

どうですこれ?石英の中に黒い筋が走ってるようにみえません?

瑪瑙

しましまなので瑪瑙…で合ってると思う。

シーグラス

シーグラスです。

瑪瑙

これは…ぎょくすいそれとも瑪瑙?

瑪瑙

これはりっぱな瑪瑙ですね!

金鉱石

どうです?金鉱石っぽくないです?

ぎょくすい

砂糖衣のバームクーヘンの上だけみたいな石です。

ハートの石

ハート模様の石です。かわいい!

瑪瑙

持って帰るにはでかすぎるけど、めちゃめちゃりっぱな層です。

つぶつぶの石

こういう石の名前はまださっぱりわからない方のにょろんです。

水晶[

写真にも筋が写ってる気がする。水晶です。

瑪瑙

これもりっぱな瑪瑙です。

石英

この蜂の巣みたいなぼこぼこの穴が気になる。

木の実

持って帰れないけど、めちゃめちゃかわいい木の実です。 ということで、そろそろ浜から上がるか。 これからまだ下田に移動しないとならないしね。 と浜から上がろうとしたところで見つけてしまいました。

コパール?

これ! もしかしていつぞやのコパールでは?!?!?!  

「菖蒲沢海岸」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』作り!

そんなこんなで、本日ブログに書くに当たり恒例の「菖蒲沢海岸」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』作りました。

石図鑑

これです。 (※図鑑およびブログ記載の貝や石の名前は、素人が図鑑と現物を見比べながら推測した不確かな情報のため、間違えている場合がかなりあります。鵜呑みにしないで頂けたら!)今回特筆すべきことが4つもあるんですが、だらだら書いたら情報が散漫になるでしょー! と思いつつどういう書き方をしたらいいか思いつかなかったため、だらだら行きます!

ぎょくすい

まずはひとつめ! 砂糖衣のバームクーヘンみたいなこれ。 拾ったとき、 「いつぞや茨城で拾った黒瑪瑙のボコボコに似ているから、これは瑪瑙なんでは?」 と話していたんですが、家に帰って復習に余念のないそのようなアレがしらべて教えてくれたところによると、これはぎょくすいとのこと。

「ウィキペディアのページの画像をみればわかる!」 とのことなので、ここにそのページのリンクを貼ります。

ねっ!?そっくり!

セラドン石

次に気になるふたつめ、これ。 セラドン沸石と輝沸石! この石の緑の部分がセラドン石で、白い部分が輝沸石かと! 以前菖蒲沢のお隣のやんだ浜にビーチコーミングに行ったときに見かけた石なので。

気になる3つ目は、これ。

コパール…?

これって…コパール…? コパールとはなんぞやとかいう話は以前書いたことがあるんですが、今回関係のある部分をここに抜き書きすると、

コパールとは、琥珀とおなじ天然樹脂の化石。

コパールと琥珀の違いは、年齢。 天然樹脂が完全に化石化するまでの時間は、おおよそ3000万年以上。 この、完全に化石化されたものが琥珀。 まだ完全に化石化されてない若い樹脂が、コパール。 化石化途中のコパール年齢は、おおよそ10万年~1000万年とのこと。 化石化途中の為、コパールは琥珀よりやわらかい。

というわけで、やってきました。 第○回・琥珀&コパール判別タイム!!

  1. 飽和食塩水につけて浮いたら琥珀。

  2. モース硬度において、カッターナイフは5.5。琥珀は2、石英は硬度7.つまりカッターで傷がついたら琥珀。

  3. 燃やすと甘い匂いがする。

果たして今回の結果はというと、
1→水にも塩水にも浮きません!!
2→カッターナイフ入りません!!!!
3→削れないので燃やせません!!!
結論:この石はコパールでも琥珀でもありません!!!

以上、解散!!!!

…… …えっ!? ええっ!?!?!? これ、何の石なんです?!?!?   …などと謎をほったらかしたまま、走ります! 最後の気になるポイントはこれ! 今回同行のそのようなアレが集めていた金鉱石。

金鉱石

金鉱石とは、金鉱山で取れる金を含む鉱石のこと。

伊豆の金山の歴史は古く、天正5年(1577年)に土肥金山が発見され、その後文禄から慶長にかけて湯ヶ島金山・縄地金山などが次々と発見された。当初は砂金の採取が主であったが、16世紀末には本格的な採鉱が行われるようになった。

ウィキペディア

縄地! それさっき河津駅から出てる下田方面のバスの行き先できいた地名! そうか、河津の近くには縄地金山という金山があったのか! なるほど、その金山から運び出されたズリ(くずいし)が海から周辺の浜に流れ着くのねー! というナットクの説明とともに、今回金鉱石探しに興じたそのようなアレがみつけた金鉱石候補の石はこの6つ。

金鉱石

判別はルーペによる目視!

金鉱石

はたしてその結果はというと、この2つがあたり! 黒い筋の中に、たしかにほんのり金の粒が見える! こんなふうに親切に該当箇所にルーペを当ててここを見ろって言われたらわかるけど、自分で見つけろと言われたらムリ!
 金を見つけるって大変なことなんだな!!!!! と昔のひとの根気強さに感心したにょろんでした。  

まとめ

ということで、今回は瑪瑙に水晶に金鉱石にこれはもしやコパール!?菖蒲沢海岸でビーチコーミング!をお送りしました。 まとめると今回にょろんが菖蒲沢海岸で拾ったのは

  • 石英

  • 瑪瑙

  • ぎょくすい

  • 水晶

  • レッドジャスパー

  • 陶片

  • 貝殻

などなど。 菖蒲沢海岸はメノウと石英の宝庫すぎて、それ以外の石に目を向けるのが難しい!!!と言っていたにょろんなんですが、今回は貝がらも石も拾えた上、石の種類も豊富! そのうえ、あたらしく金鉱山なる石も覚えて、伊豆の金山って言ったら土肥金山くらいしか知らなかったけど、伊豆って何カ所も金山があったんだな… 江戸時代の頃に山から運び出したクズ石が時を超え浜に流れ着くなんて歴史ロマンだな……

とほくほくながらも、 しかし、コパールだと思って拾った石は結局何の石かわからないままだったりして、つぎまた菖蒲沢にくるときの楽しみ(と書いて課題と読む!)が盛りだくさんなにょろんでした!  


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