現代のスピ系に影響を与えた「グノーシス派」の思想

スピリチュアルや開運

引き寄せの法則や神の声

言霊、音霊、数霊から神の声が聞こえる人の話

そもそも、これらは本当なのだろうか？

本当はデタラメなんじゃないだろうか？

はっきり言って、個人的にはどうでもいい。

大切なのは【仕組み】を知ることだと思う。

そこで、現代の「スピリチュアル」に
大いに関係ある「グノーシス派」の思
想についてまとめた。

グノーシス派とは？

①キリスト教の成立期に多大な影響を与えた

②神秘的な啓示により得られる救済の知識

③特定の啓示的知識(グノーシス)
を通じてのみ真の神に到達出来る

④グノーシスを通じてのみ、物質的
な束縛から解放されると信じていた

⑤特定の啓示を受けた者だけが救われると
いうエリート主義的側面があった

⑥正統キリスト教から異端とされ公会議などを
通じて否定されていった

⑦グノーシス派の文献や教義は宗教史や神学において
重要な役割を果たした

⑧今日のスピリチュアル的な教え
や思想、宗教学や哲学の分野に影
響を与えている

初期のグノーシス派

①キリスト教の教えをベースに異なる解釈を加え、
独自の信仰体系を築いた

②善悪二元論を軸とした理想
(霊的世界と物質世界)
(物質世界は悪、霊的救済を究極の目標とした)

③選ばれた少数だけが神の啓示を
受けられるという思想

④キリストこそが啓示者

キリストを通じてのみ、真の神への
道と物質世界からの解放が可能だと
説いた

⑤新約聖書を独自の解釈で読み解いた

⑥教義には多文化的な要素を含んでおり
多くのグノーシス派の教義は異端とされ
て迫害を受けていた

⑦エリート主義的な側面と秘密主義は、
共同体の団結や平等を重んじる初期キリ
スト教の教えと矛盾した

⑧キリスト教初期史の理解を深める上
で初期グノーシス派の理解は必須