【黒歴史?】初代バイオハザード デュアルショックver.の話

2025年1月21日、PS4&PS5向けに、初代バイオハザードの ディレクターズカット が突如配信されました。

「ディレクターズカットとはなんぞや」という方の為に説明すると、初代バイオハザードはPS1だけで3作販売されています。

1996年 バイオハザード(初代)
1997年 バイオハザード ディレクターズカット(アレンジモード追加)
1998年 バイオハザード ディレクターズカット デュアルショックver.(後述)

今回配信されたのは、初代の2作目のディレクターズカットです。


ところで、旧作ゲームのアーカイブ配信の場合、大抵はマイナーチェンジ版である最終版が採用されるケースが多いです。(ニンテンドー64でいえば、マリオ64後期版,時のオカリナ後期版等)
初代バイオもそれに倣うなら、3作目であるデュアルショックver.を配信するのが通例だと思われますが、この3作目は単純なマイナーチェンジ版ではなく、実質別作品ともいえる大胆な変更がされています。

それは、BGMが一新され、オーケストラの完全新曲に差し替えになっている点です。
前2作のBGMは入っていません。

そしてそのBGMですが、私が知る限り、評判がよくありません。
(特に、館の地下のBGMはネタ曲として有名)

そのせいか、2002年のリメイク版では、旧作のBGMに戻されています。


それだけなら、復刻配信ではBGMを切り替えられるようにしたら良い、と思うかもしれませんが、そうもいかなくなりました。

なぜなら、デュアルショック版の作曲は、あのゴーストライター問題(2014年)で有名な、佐村河内守氏です。

エンディングに、【作曲:佐村河内守】と表記されている。
そのすぐ下には、【指揮:新垣隆】の文字。
2001年のネット記事でも、デュアルショック版の作曲であることが言及されている。

仮にデュアルショックver.を復刻配信するなら、エンディングの文言を変更せざるを得なくなります。


そんなこんなで、デュアルショックver.はシリーズの中でも復刻が困難な作品だと推察されます。

私は、初めてプレイしたバイオがデュアルショックver.なので、あのオーケストラBGMの方が思い入れがあるので、ちょっと寂しい気分です。

復刻されませんかね。


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