長野に移住して半年経ったので、移住までの道のりを振り返る
初めまして、なんしーと申します。
私は2023年12月末に神奈川県横浜市から長野県上田市に移住しました。
移住をして半年経ったので、移住までの道のりや良かったことや反省点などを振り返り、これから移住を検討されている方の参考になればと思い筆を取りました。
移住を考え始めたきっかけ
移住を考え始めたきっかけは、今の妻と婚約しことがきっかけでした。
妻は福島県、私は兵庫県の出身で、それぞれ田舎で育ってきたことから「自然が多いところに住みたいね」という話が出始め、移住を考え始めるようになりました。
移住先の候補
移住先の候補地としてはいくつか上がりました。
北海道
長野県
北関東
妻も私もスノーボードが好きという共通点もあり、スキー場に行きやすそうな地域をピックアップしていました。
特に当時はパウダースノーにハマっていたので、北海道がとても魅力的に感じていたのですが、以下のような理由から長野県上田市に絞って移住を検討するようになりました。
首都圏までのアクセスが比較的良い
上田市には北陸新幹線も通っており、東京駅まで約1時間半
長野県の主要なスキー場まで1時間〜1時間半程度でアクセス可能
野沢温泉スキー場
志賀高原スキー場
白馬エリア
妙高エリア(こちらは新潟ですがw)
雪があまり降らないところ
日常的に雪かきはしたくないため
土地が比較的安い
長野市が23万/坪なのに対し上田市は9.9万/坪なので半額以下
小中学校が市内に複数あり、徒歩で通えるのエリアが多い
隣家とほどよい距離があるところ
移住までの流れ
移住までのざっくりした流れは以下のようになっています。
2022年
9月: ハウスメーカー検討 & 住宅展示場に視察
10月: 転職活動開始
12月: 転職先決定
2023年
1月: 土地探し開始
2月: 転職
3月: 土地決定 & 家のプラン検討開始
4月〜5月: ショウルーム巡り
6月: 家のプラン確定
7月: 工事着工
12月末: 長野県上田市に移住
「移住の流れになんで転職が入ってきてるんだ」と思うかもしれませんが、その訳は次に詳しく説明していきます。
ハウスメーカー検討 & 住宅展示場に視察
移住を進める際、一番最初にやったことはハウスメーカーの絞り込みです。
私たち夫妻はイメージする住宅がほぼ一致しており、イメージは「木の温かみを感じられる家」でした。このイメージに一致しそうなハウスメーカーに資料請求を行いました。さらに、その中から建築事例などを見つつ、最もイメージに近かったハウスメーカーに絞り、住宅展示場に行きました。
※ 結構特殊ケースだとは思いますが、私たち夫妻は実際にハウスメーカの話を聞いたのは1社のみです。最初のハウスメーカーで即決してしまったので、ハウスメーカーをどう比較したのかの話はできません。
住宅展示場に行き、「もうここに決めてしまおう」となったため、早速移住について相談をしました。その時問題が発覚しました。
ハウスメーカーの営業「お仕事は今の仕事を移住後も続ける予定ですか?」
私「いえ、今の会社はフルリモートができないため、フルリモートができる環境に転職するつもりです。家を建設中に転職活動する予定です。」
営業「あー、、、住宅ローンをお考えですよね?それだと住宅ローンの審査が通らない可能性が高いですね、、、。」
私「え、、、?」
営業「住宅ローンの契約時にフルリモートができる環境にお勤めじゃない場合、本当に移住する気があるのか、転職先が決まらなかった場合どうするのかといったことを指摘され、審査が通らないんですよね、、、。」
営業「あと、転職直後は住宅ローンの審査を受け付けていない住宅ローンも多く、最低3ヶ月は勤めている必要があるので、そもそも今の状態だと移住の話をお受けすることができません。」
私「なんですと、、、 😇」
といった話をされました。
住宅ローン契約時には移住後も続けられる仕事に就いていること
住宅ローンの審査時には最低3ヶ月は経過していること
基本的に半年、もしくは1年以上勤続していることを条件と設定している住宅ローンが多いようです
住宅ローンを契約する際には上記のような条件があるようで、恥ずかしながら何も知らずに移住を進めようとしていました 😇 そのため、私たちの移住計画は転職活動から始めることになりました。
土地探し開始
転職先も無事決まり、改めてハウスメーカーに移住の相談に行きました。移住計画の次にやることは土地探しでした。家を建てたくても土地が決まらないと話になりません。また、土地によって適切な家の向きや部屋割り、構造なども変わってくるため、本当に土地が決められないと何も進められません。
土地と家を別々に探す方もいらっしゃるかと思いますが、私たちは土地勘が全くないため、ハウスメーカーに土地を探してもらいました。個人的には、土地勘がない場合はハウスメーカーに土地探しまでお願いするのが良いのではと思っています。
これには以下のようなメリット・デメリットはあります。
メリット
地域のことを知っている人が探してくれるので、要望などを汲み取って適切なエリアや土地をピックアップしてくれる
土地契約の面倒なコミュニケーションをハウスメーカーがやってくれる
「この土地ならこんな家が建てられそうですね」というイメージ込みで土地の検討ができる
万が一土地に不備があった場合、交渉ごとをハウスメーカーが率先してやってくれる
デメリット
ハウスメーカーを事前に決めておかなければならず、プランの比較や相見積もりなどができない
ハウスメーカーに土地を探してもらった場合、相見積もりができません。土地だけ契約し、家は契約しないこともできるかと思いますが、気まずさで話を出せない可能性が高いです。ハウスメーカーに土地を探してもらう場合、そのハウスメーカーで家を建てる決意が必要になりそうです。
家のプラン検討開始
土地が決まったら家の配置や内装などを考え始めました。
正直、この時間が家づくりで一番楽しい時間でした!
将来の子どもが欲しいかどうか、欲しい場合は何人ぐらいの予定なのか、ペットを飼う予定の有無など、家族設計をもとに大まかな部屋割り(ゾーニング)を考えていきます。
私たちの場合はある程度「こんなリビングにしたい!」といったイメージがあったため、それを中心に部屋割りを検討していきました。
ショウルーム巡り
内装の検討と並行し、ショウルーム巡りをしていました。
主に以下のような設備をショウルームで実際のモノを見つつ検討します。
キッチン
お風呂
トイレ
洗面
窓
各ハウスメーカーごとに標準装備の設備があるかと思います。それらを実際に見て回り、グレードをあげたり、全く別のメーカーのものに変更したりといったことを考えていきます。
私たち夫妻は特にキッチンにこだわりたかったため、さまざまなメーカーを見学しました。その結果、3口横並びコンロにできる、Panasonic のラクシーナにしました。
また、お風呂も広めが良かったため、16x21(1.25坪)サイズに変更しました。
この辺りの設備は毎日の生活の質に直結する部分のため、各メーカーのショウルームを巡り、満足のいくまで考えることをオススメします。
家のプランが決まったらいよいよ着工です。
着工
着工したらあとはトントン拍子のように工事が進んでいきました。
移住
2023年の年末に無事移住しました。
今では犬1匹、猫1匹、人間2人の4人家族でのんびりした暮らしを送っています。
まとめ
最後に移住までを振り返り、良かった点、後悔している点を挙げていきます。これから移住や家づくりを考えている方の参考になれば幸いです。
良かった点
家のプランを決める際に SNS で色んな情報を集めておいて良かった
新しいアイディアを得ることができ、色んな案を考えることができた
お風呂を広くして良かった
16x21、1.25坪サイズにしました
スクラップブックを作って良かった
インテリアコーディネーターとイメージのすり合わせがしやすくなった
ガスコンロ3つ横並びにして良かった
上田市にして良かった!
都内に出張する頻度もそれなりにあるため、アクセスが良かったため
近所の人が親切で本当に良かった
比較的年齢層が若めなのも良かった
後悔している点
外構に最初からお金をかけておけば良かった
夏の雑草処理が大変すぎた
床下点検工の位置をちゃんと指定したら良かった
薪ストーブの導入の大変さを理解した上で導入すべきだった
別記事でまとめようと思います、、、
もうちょっとハウスメーカーを比較検討しても良かった
後悔しているわけではないですが、別のとこも見てみたかったなという思いがあります