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2016.3.2~のゲーム企画展「GAME ON~ゲームってなんでおもしろい?」の予習としての「あそぶ! ゲーム展」レポ #ゲームオン

2016年3月2日より日本科学未来館(東京・お台場)でゲーム企画展「GAME ON~ゲームってなんでおもしろい?」が開催されますな。

期待してるし、絶対行くよね。

そこで、昨年末から今年始にかけて、川口市のSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザでやっていた「あそぶ! ゲーム展」に行ってきたときの写真を見せびらかすよ。

ここで展示されてたプレイアブル実機はたぶん「GAME ON」と同じものなので、参考にしてほしい。

有名なアタリの『PONG』だ。世界初のアーケードゲームってことになってる。対戦型のテニスゲームだがラケットが思った以上に小さくてボールが速い。当時のドライブインとかでPONGの猛者だったって人はけっこうすごいテクだと思える。

問題作の『MAN EATER』。サメ型筐体がファニー。完全ランダムで動く二匹のサメをよけて海底から宝物を持ち帰る。アルゴリズム読めないサメは超こええ。

ホントに問題作の『DEATH RACE』。内容はレースじゃないの。とにかく歩行者を轢き殺すゲームなの。GTAのアレな部分を研ぎ澄ましたようなトンガリゲームが70年代のアーケードにすでにあったの。あまりな内容に当時の米国のPTAのクレームを受けて回収となりまして、稼働する実機はホントに貴重なの。で、轢いた人はその場で十字架になって通れなくなるので考えながら轢き殺さないと身動き取れなくなるという、意外と高いゲーム性を感じるの。

はい、タイトーの『スピードレース』。縦スクロールの車ゲームの始祖になるのかな。ギアのハイ・ロー切り替えとアクセルワークとハンドル操作で時間内にどれだけ進めるかにチャレンジするのだ。子供のころ、スーパーのゲームコーナーで狂ったように遊びまくったよ。

ご存知『スペースインベーダー』のアップライト筐体。手前奥に反転した画面があって正面の鏡に写しているのでハンパない浮遊感がある。アナログ発想で非常に効果的な演出を実現してんな。

当時、東大生が開発したことで話題になったことを覚えてる人も多いと思うけどこれが『平安京エイリアン』。本来は対面式筐体なんだけどアップライトだから文字が逆さまだね。平安京を襲うエイリアンを検非違使が埋めて殺すというアイデアはさすが東大生。設定は転生モノみたいだから若い人にも受け入れられると確信してるよ。

ベクタースキャン最高ー! 高輝度の画面がまぶしい『アステロイド』。小惑星群の中で岩石を撃って壊して生き残れ。自機に慣性が働きまくるので操作がハード。いまでこそ物理演算エンジンの性能がどうこう言われるけど、無重力状態での物体の慣性運動なんてコンピューター本来の使い方で、それをそのままゲームにしちゃったんだから、遊びたい心ってすばらしいよね。

『スターファイヤー』。そのまんまだ。

ほらそのまんま。なんておおらかな時代だ。

世界初、フルカラーのベクタースキャン、しかもしゃべる。『スペースフューリー』。パワーアップが多様で楽しいかもしれんが操作性がアレなのでむしろ慌てる要素だ。しかしベクタースキャンで色を出そうという異常なまでの情熱はすばらしい。

ご存知『クレイジークライマー』。ビルを登る人の両手と2本のスティックの操作性は最高。アーケードゲームはプレイ感のために専用筐体を作っちゃうっていう贅沢な文化なのよ。一緒に行った友人は子供のころにやりたくても近所になかったっていうルサンチマンをここで一気に開放してたんだ。


この川口市の『あそぶ! ゲーム展』には他にもたくさんゲーム筐体があった。『パックマン』のような有名なものや『ムーンパトロール(3つのタイヤが独自に動く驚きのスプライト使い)』のような徒花タイトルまであった。任天堂の『ドンキーコング』でバグ技のワープを執拗に試したよ(できませんでした)。

タダで遊べるゲーム機がたくさんあるからか、複数の中年男性が薄暗い部屋でゲームばかりしてて、昔のゲーセンのようなあやしいアトモスフィアを醸し出していたんだ。そこを地元の小学生が課外授業で歩き抜けるというね。俺のようなオッサンが平日昼から恥ずかしかったよね。


明日からの『GAME ON』はこれを発展させた展示になるので、貴重なプレイアブルのレトロゲーム筐体から、現行のゲームから、最新のVRマシンまで、とにかくゲームっておもしれえって思えるものになっていそうなので猛烈に期待してんだよね。

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